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NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』感想(9月1日~9月4日放送分)

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

 

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8月25日(月曜日)から、NHK地上波で放映されている、

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』の感想(第3週分)です。

 

 

今週分の放送で『シーズン3』の全12話は、地上波ですべて放映されたこととなります。

 

 

 

 

そして、便宜上「感想」と銘打ってはいますが、そんなに大したことは書いていないので、

その点を踏まえた上で読んでいただければ幸いです。ではどうぞ。

 

 

 

 

 

【これまでの『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』感想】

 

 

 

 

 

 

 

 

♦異人アンドロ氏(9/1)

アイテムの取り出し方が、やけにドラえもんっぽいアンドロ氏が登場だ!

 

本来、SF短編シリーズとは無関係の『ドラえもん』に作中であえて言及したりするのは、

もはや『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』のお約束ネタになりつつありますね。

 

 

 

 

・・・といっても『異人アンドロ氏』に関しては、

すでに、原作の時点で『ドラえもん』の名前を出しちゃっていたりする。

 

『異人アンドロ氏』は「大人向けのドラえもん」として描かれた面もあるので、

読者に作品の世界観を理解させるには『ドラえもん』の名前を出したほうが手っ取り早い・・・という藤子F先生の判断もありそう。

 

 

 

SF短編シリーズ最終作であり、『ドラえもん』の存在がすっかり有名になった、

「1995年」に発表された作品だからこそできる漫画技法ですね。

 

 

 

 

 

原作のアンドロ氏は、白人男性っぽいビジュアルをしていましたが、

今回のドラマ版はこの役をディーン・フジオカ氏が演じており、だいぶ日本人っぽい見た目になっていた。

 

 

 

日本に住もうとする宇宙人が、目立たないように日本人に擬態しようとするのは、わからなくもない話である。

 

このドラマを演出した方がそこまで考えていたのかどうかはわかりませんが、

「アンドロ氏(宇宙人)が『チキュウ』に住む『ニホンジン』のデータを集めて、あのビジュアルをつくった」と考えると、意外とツジツマは合う。

 

 

 

 

アンドロ氏が、少ないデータから無理やり「ニホンジン」のアバターを作った影響で、

ちょっと外国人っぽい見た目になっていたり、今となってはあまり聞かなくなった片言の喋りになっていると解釈すると、ちょっと可愛らしく感じませんか?

 

 

 

 

 

そして、当作品の悪役的存在である人物・浦天堂が、

主人公(門梨)の友人・千ちゃんに対して「歯を麻酔無しで抜く拷問」をやっていたので、すっかりおびえてしまった。

 

さすがに歯を抜くまでの一部始終を放送したわけじゃなかったけど、

コンプライアンスがより厳しくなった今、しかもNHKであんなスプラッタ描写があるとは思わなかった。完全に油断していましたよ。

 

 

 

 

ちなみにこのドラマで、門梨が執筆していた小説銀河鉄道キセル旅行』の一部分も明らかになっていた。

あの作品の主人公の名前、ユウスケっていうのか・・・。

 

 

 

 

 

 

♦マイロボット(9/2)

 

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おそまつ。

 

 

 

 

主人公・富夫くんの作ったロボット『ゴンベ』は、

制作途中で弟くんやお父さんが勝手に回路等をいじったせいで、奇跡的に自我が生まれてしまった。

 

 

部屋に置いてあるモノを「いじるなよ!」と言われたら、

絶対にいじらないといけないのが『ドラえもん』でもお馴染みの、笑いの基本だ!

 

 

 

 

 

富夫が他の女性とイチャついていることに、嫉妬を覚えるまでになってしまったゴンベ。

 

 

『S・F』という概念がすっかり世間にも浸透した、いまの時代だと、

この話は、SFではなく「ロボットと人間の三角関係ラブコメとしても売り出されてしまいそうな気もする。

 

自分が知らないだけで、幼馴染(?)とロボットのラブコメっていっぱいありそうですし。

 

 

 

ゴンベだって、ウォーリーみたいなフォルムじゃなく、

もしもロボ子みたいな姿かたちだったら、富夫もまた違った反応を示していたかもしれません。

 

でもロボ子は、ゴンベよりもより直接的な暴力を振るってきそうなんだよなあ・・・。

 

 

 

 

 

『マイロボット』の世界は、「今よりもちょっと先の未来」が舞台となっている。

 

なので、その近未来的な世界観をぶち壊しにしないよう、

原作に出てきた謎のインターホンみたいな通信機器が、スマホにこっそりと置き変わっていたことを、自分は見逃しませんでした。

 

 

さらに、作品の初出当時はメディア媒体の主流であったレコードも、

富夫の女友達であるリカちゃんがアナログ音源にこだわっている設定にすることで、なんとか存在を抹消されずに済んでいた。

 

原作の完全再現もたいへんだ。

 

 

 

 

そして、自分もまったく気づいていなかったのですが、

今回のドラマに登場した『ゴンベ』は、なんとすべてCGで描かれていたらしい。

 

なんだか『藤子・F・不二雄SF短編ドラマシリーズ』を見るたびに、毎回NHKの誇る技術に驚かされてばかりな気がしますね・・・。

 

 

 

 

一介の『ドラえもん』好きである自分は、ラストのあのオチを見て、

メカトピアや、ロボット王国のことを連想してしまった。

 

 

とてもヒマでヒマでしょうがない人は、

「『マイロボット』はロボット王国の前日譚」「人間と機械の戦いの最初を描いている」みたいな脳内設定をつくって妄想してみても、また面白いかもしれないぞ。

 

 

 

 

 

 

♦分岐点(9/3)

この回が放送された9月3日は、ちょうどドラえもんの誕生日

そんなお誕生日の日にぴったりな、とてもビターな内容のお話をお送りします。

 

 

 

物語を俯瞰で眺めている、我々のようなドラマ視聴者の目線からすれば、

「どっちを選んでも同じような人生ならしょうがない」と、ある程度の諦めがつくのですが、

 

そんな事など知る由もない、この作品の主人公・茂手木は、

ハッピーを求めて、ずっと2つの人生の間を彷徨い続けているとするなら、とてもおそろしい話である。

無限ループって怖くね?

 

 

 

こうなってくると、小手伸也さん演じる「やり直しコンサルタントの男」も、

だんだんと笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のような存在に思えてきてしょうがない。

 

あの男の「歩き方」も、どことなく喪黒にそっくりでしたし。

実は親戚なんじゃないのか?

 

 

 

 

・・・とはいえ、美津江も紅子も、

結婚後はどちらも茂手木に冷たい態度を取っていたところから察するに、

 

この物語は茂手木自身に問題があり、

他責思考じゃいつまで経っても状況は変わらないよ・・・というだけの話でもあったりするかもしれない。

 

 

 

茂手木も、昔は彼女を選ばないといけないくらいにモテていたらしいのに、

結婚してからは、浮気を疑われたり、ダメ人間扱いされたりする毎日を送っている。

 

 

おそらく、子供が産まれても、仕事ばかりで家庭を顧みなかったり、

生涯の伴侶ができてからも、独身の頃と変わらずに女遊びをやめなかったりしていた事が原因なんでしょうな。

皆さんも気を付けましょう。

 

 

 

 

それにしても、無限ループのリスポーン地点が、

「結婚する前」とか「結婚した直後」ならまだ全然やり直せそうだけど、

 

妻にすっかり嫌われている状態から毎回スタートしているっぽいのが辛い。

ここから冷めきった夫婦関係を修復するには、たいへんな労力がかかりそうだ。

 

 

 

自分の幸せだけを考えるなら、いっそのこと離婚してみるのも手ではあるぞ。

 

 

「突飛な行動をして同じことの繰り返しから脱出する」のは、ループものでよくある展開だ。

燃え盛るアパートの中に自ら飛び込んでみるとか、そういう感じのやつです。

 

 

 

 

 

そんなどちらの人生を選んでも、悲しい未来が待っている茂手木でしたが、

どのルートでも、自分の子供が藤子作品のファンになっていることが、唯一の光だといえましょう。

 

この件に関しては、監督ブログでもしっかり言及されているので、これは完全に公式設定です。

 

 

 

どっちの選択肢を選んでも、同じような幸福度の家庭になるのなら、

コロ助好きの息子がいる世界と、チンプイ好きの娘がいる世界、どっちを選ぶ?」という基準で、自分の人生を決めるのもアリかもしれませんね。(よくない)

 

 

 

 

 

 

♦ユメカゲロウ(9/4)

シーズン3のラストを飾るのは『S・F(すこし・ファンタジーなお話。

主人公の深山田精一くん。とてもいい名前してますね!

 

 

 

<外部リンク>

doraeiga.com

 

 

さらに向井おさること、向井理さんも浅田役で出演しております。

(あのファンページ、まだあったんだ・・・。)

 

 

 

 

 

深山田の友達である、虫好きの少女(原作でも名前がついていません)

ドラマでは「その虫好きっぷり」が、よりクローズアップされててよかったですね。かわいい。

 

あの無邪気さが、他人と距離を置いてそうだった浅田の心を開いたのである。

 

 

 

 

 

浅田はユメカゲロウの姿を捉えるため、暗闇の中で何千枚もの写真を撮っていた。

 

令和のいまだとデジタルカメラがあるので、だいぶ楽になってそうですが、

この作品が発表された1977年当時はフィルムカメラしか無かったので、フィルム代だけでも馬鹿にならなかったはず。

 

 

おじいさんの無念を晴らすためとはいえ、これは相当な労力ですよ。

 

 

 

ただ、令和の時代になっても、

浅田が「フィルムじゃないとユメカゲロウの姿は写らないのでは?」とか思い込み始めちゃったら、これまた相当な沼になってしまいそうだ・・・。

 

 

 

 

 

深山田のおじいさん。ユメカゲロウの件で今でも怒ってたあたり、

きっと当時は、相当恥ずかしい思いをしたんでしょうなあ。

 

客観的に見たら喜左衛門じいさんのほうが悪に見えてしまうけど、

新聞や雑誌で、浅野のおじいさんだけでなく「村」自体の悪口もたっぷり言われていそうなので、そりゃ根に持つのもわかりますわ。

 

 

 

それにしても、大正の頃は、

新種の虫が見つかっただけでも世間が騒ぎになるような時代だったんですね。

 

令和のいまだったら、余程じゃない限り、ネットニュースになる程度の話題にしかならなさそうだ。

 

 

 

 

 

そしてこの話は、ユメカゲロウ視点でいえば、

「自分たちは大人しく暮らしていただけなのに、人間が住処を破壊しようとするわ、最終的には燃やされるわしたので、なくなく生まれ故郷を離れました・・・。」という物語にも捉えることができる。

 

『ユメカゲロウ』は「環境破壊への問題提起の要素」も含まれているといってもいいのかもしれない。

 

 

 

 

でも、自分の住処を燃やされても、神秘の力で人間たちを救ってくれた、

ユメカゲロウさんは本当にいい人(虫?)である。

 

自分がユメカゲロウだったら、火災で視界不良になっているのをいいことに、

怒りのあまり、逆に崖のある方向とかに誘導していたかもしれない。

 

 

 

果たしてユメカゲロウは我々人間に対して、何を思っていたのか。

ユメカゲロウ側が主人公のスピンオフ作品、一度見てみたいですね・・・。

 

 

 

 

 

 

<外部リンク>

 

 

 

・・・というわけで、

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』第3週目の感想をお送りしました。

 

 

本放送を見逃した方は、NHKプラスの見逃し配信や、

あした(9月6日)午前0時35分からの再放送をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

今後また『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』のシーズン4をやるとするなら、

これまで通り、来年3月くらいに情報が解禁されるんでしょうかね。

 

 

ヨドバ氏が主人公の夢カメラシリーズの実写化もまだだし、

『ノスタル爺』や『大予言』、『ミノタウロスの皿』といった有名作もまだまだ残っている。

 

 

 

 

藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』の新作が、

NHK BS、そして地上波で放送される日を気を長くして待ちたいと思います。おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

【これまでの『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』感想いちらん】

 

(シーズン1)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』感想(第1回~第4回)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』感想(第5回~第8回) 

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』感想(第10回~第12回)

 

(シーズン2)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2』感想(12月2日~12月5日放送分)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2』感想(12月9日~12月13日放送分) 

 

(シーズン3)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』感想(6月9日~6月12日放送分)

 ・NHK地上波『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3』感想(8月25日~8月28日放送分)