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ドラえもん感想(ななころびてんとう虫&実感帽)

 

 

 2022年11月5日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

今週は『ドラドラMiniシアター』の放送がありませんでした。

後述の「永瀬廉さんのVTR出演」に時間を割いてしまったからなんだろうか?

 

 

 

 

 

ななころびてんとう虫(アニメオリジナル)

のび太くんが偶然目撃したジャイアンが空き缶ですっ転ぶ姿」に思わずふいてしまったせいで、彼をカンカンに怒らせてしまった!

困ったのび太くんは『ななころびてんとう虫』で、なんとかジャイアンから逃れようとするのですが・・・。

 

 

 

この道具は、転ばせたい相手の体に『ななころびてんとう虫』を止まらせた後、

その人が「てん」という言葉を言った瞬間に、スッテンコロリと転ばせることができるという効果を持っています。

 

つまり、これでジャイアンを転ばせれば、たとえ外で待ち伏せされていても、なんなくエスケープできるってワケですね。

 

 

 

 

ただし、『ななころびてんとう虫』は7回しか転ばせることができないのと、

おのれの話術を駆使して、転ばせたい相手に「てん」と言わせる必要があるところに注意しておきたい。

 

 

 

トークスキルや事前の準備が必要なのが、ちょっと面倒くさいけど、

人間を転ばせるために毎回10円を使わなくていいのが、『ころばし屋』よりも優れているポイントでしょうか。

 

逆に言ってしまえば、『ころばし屋』はお金を払えば、

こっちはなんの準備をせずとも、ターゲットをすぐに転ばせてくれるので、非常に使い勝手のいい道具だとも言えましょう。

 

 

 

依頼者から与えられた仕事を、善悪やイデオロギーで選ばず、

ひたすらに任務を遂行することに徹する『ころばし屋』のスタンスは、まさにプロの殺し屋っぽくていいですね。

 

でも、なるべく10円を払いたくないって人は、『ななころびてんとう虫』を使おう!

 

 

 

 

 

なお、ネット情報によると、この『ななころびてんとう虫』の回は、

もともとは、大山のぶ代ドラえもんで1998年に放送されたお話をそのままリメイクしたエピソードらしい。

 

 

 

自分は元ネタとなった、大山ドラ版の『ななころびてんとう虫』を見たことが無いので、これ以上の言及は避けますが、

 

脚本・コンテが同じ人だったりなど、いろいろな共通点があるので、

今回のリメイク(?)についてもっと知りたい人は、Twitterなどを見てもらえれば、それなりの情報は手に入ると思います。

 

 

 

大山ドラ時代のアニオリ回を、わさドラでリメイクする試みは、今後もやっていくんでしょうか。

いろいろ比較出来て楽しそうなので、できれば今度は、DVDに収録されているエピソードでやってもらえたら嬉しいのですが。*1

 

 

 

 

 

物語のほうは、道具の制御をつかさどっている「虫かご」が壊れてしまったせいで、

『ななころびてんとう虫』が制御不能になってしまう展開に。

 

スネ夫やしずかちゃんが「試運転(てん)」「いいお天気」と次々にNGワードを発し、次々に転ばされていく!

 

 

 

『ペコペコバッタ』の時の大騒動にくらべると、

今回は最大であと5人が転ばされるだけだから、別にほっといてもよさそうとか一瞬思っちゃったけど、

幼児や高齢者の人が転ぶ危険を考えると、やっぱりなんとかしないといけませんわな。

 

 

 

「スカート姿で転ばされてしまった瞬間のしずかちゃん」を描かなかったところに、アニメスタッフの良心を感じてならない。

それこそ大山ドラ時代だったら、パンツも見えちゃっていそうだ。

 

 

あと、この話のオチはのび太くんが『0点(てん)』と発して転んでしまうオチなんやろなあ」と予想しながら見ていたせいで、

一足お先に「0点」と言っちゃったのび太くんの先生には、心底ガッカリしました。

 

先生、なんで先に言っちゃうんだよ・・・。(言いがかり)

 

 

 

 

ともあれ、『ななころびてんとう虫』のおかげ(?)で、

さっきまで怒っていたジャイアンのび太くんが無事仲直りできたので、よかったです。

 

アニメ『ドラえもん』によく出てくる川、逆に水深が浅すぎて危険になってしまうパターンのやつだった!

 

 

 

 

 

 

そしてこのお話の終わり方は、

自分が予想していたよりも、いい意味で安直すぎるオチでした。

 

 

長年にわたって、アニメ『ドラえもん』を見続けている視聴者を手玉に取ったような結末。

これは、まさに「盲点(てん)」でしたね・・・。

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

 

実感帽(コミックス18巻収録)

ラジコン飛行機が欲しいあまり、自分にしか見えない「空想のラジコン飛行機」を飛ばし始めたのび太くん。

そんな彼の姿をいじらしく思ったドラえもん『実感帽』を出してあげるのですが・・・。

 

 

 

『実感帽』をかぶれば、頭の中で想像したものが目の前にまぼろしとなって現れてくれる。

実物をしっかりとイメージすれば、のび太くんのようにカッコいいラジコン飛行機を出すことだって可能だ。

 

 

となると、この道具をつかって「女体」を想像したら、やっぱり女体が出てきてしまうのだろうか?

劇中ののび太くんもジャイアンスネ夫(のレプリカ)を想像で出していたし、普通にありえそうなんだよなあ。

 

『実感帽』はスケベなやつが使ったら、かなり捗ってしまいそうだ。

 

 

 

 

今回のアニメでは、原作に無い「スネ夫くんが『実感帽』を使うターン」が発生していましたが、

(『実感帽』を被っても)欲しいものがない!」と、金持ちならではの悩みに苦しんでいた。

 

 

やっぱりこの道具は、脳内のイメージ力が重要になってくる道具なので、

裕福な家庭育ちゆえに、のび太くんやジャイアンのようにハングリー精神の少ないスネ夫くんでは、持て余してしまう部分もありそう。

 

 

 

そんなスネ夫くんもほどなくして、

「大型犬を飼ってみたい」との欲求が発生したおかげで、ぶじ『実感帽』を使う理由ができた。

 

でも、『実感帽』で生まれた「空想上の大型犬」とじゃれあうスネ夫くんの姿は、

知らない人が見たら、完全にアブない人そのものでしかなかったのが、気がかりだ。

 

 

 

空き地で「空想ラジコン飛行機」を飛ばすのび太くんの時も思いましたが、

この道具を使う時は、なるべく人目(ひとめ)のつかない場所か、自分の家の中でやったほうがいいですね。

 

 

 

 

まあ、他人にどう思われてもいい人は、屋外で『実感帽』を使っても別にかまわないのですが、

せめて、スネ夫くんみたいに「空想上の大型犬」と遊ぶのが楽しすぎるあまり、足ピンをしてしまうのだけはやめたほうがいいかと。

 

あんなポーズをしたら「大型犬とじゃれている」以外の、なにか別なことをしてるように見えてしまうぞ!

 

 

 

 

物語のラストは『実感帽』をかぶった状態で「恐竜に襲われる夢」を見てしまい、

翌朝になっても、自身が生み出した「空想上の恐竜」から逃げ続けるジャイアンの姿でエンディング。

 

あまりの使い勝手の良さに、『実感帽』を装着したまま寝たのがアダとなった!

 

 

 

 

ジャイアンはもう既に『実感帽』をかぶっていないのに、それでも「空想上の恐竜」の恐怖が脳内から消えないのは恐ろしすぎる。

『実感帽』ってもしかして、長時間使用し続けると脳にダメージが残る副作用があったりするのか?

 

 

 

「見えないものにおびえ続ける症状」があまり長く続いてしまうと、

それこそ、『ドグラ・マグラ』に出てくるような病院に連れていかれる可能性があるので、とってもキケンだ。

 

 

こうなったら『実感帽』で、空想の『ともチョコ』を想像して、

「空想上の恐竜」にそれを食べさせるしかないぞ!ジャイアン!(※新恐竜脳)

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

2本目のお話の合間に、『のび太と空の理想郷』でソーニャ役を演じる「King&Prince」の永瀬廉さんがVTR出演。

永瀬さんが今作のゲストキャラ・ソーニャの魅力を語ったり、ドラえもんのび太くんと初対面した時の様子などをお送りしていました。

 

今回放送されたVTRは、一体いつ頃に撮影されたものなんだろうか。

ファンの人だったら、永瀬さんの髪型でいつ頃撮影されたものかがわかったりするのかも。

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は11月12日。

「アニメばこ」「ジャイ子の新作まんが」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(なんでもクレーンゲーム&むすびの糸&ラジコンのもと)

次回の感想:ドラえもん感想(アニメばこ&ジャイ子の新作まんが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:『ななころびてんとう虫』はDVDソフト未収録