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ドラえもん感想(のび太の息子が家出した&ゆめふうりん)

 

 

 

 2022年8月6日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

のび太の息子が家出した(コミックス36巻収録)

放送日的には、明日がのび太くんの誕生日(8月7日)」なためか、

今週のアニメ『ドラえもん』は、のび太くんの未来の息子がやってくる話や、

のび太くんがガキ大将になろうとする話など、のび太くん尽くしな内容でお届けするぞ!

 

 

でも、この日の番組内では「のび太くんの誕生日」にまったく触れられないまま終わっていました。

うーむ、これは一体どういうことなんだ?

 

 

 

 

今年6月のジャイアン誕生日スペシャルだと、この日のために新曲をつくったり、

来月のドラえもん誕生日スペシャルでは、視聴者の肉声を集めるイベントを企画したりしているというのに、

のび太くんの誕生日だけ、とくに何もないのは悲しすぎる。

 

 

しかも、この「のび太くんの誕生日スルー問題」は、

今年だけではなく、毎年起きているので、だいぶ気になっているんですよねえ。

 

 

 

 

アニメ『ドラえもん』で、のび太くんの誕生日がスルーされているの、

「翌月の『ドラえもん誕生日スペシャル』で忙しいから、のび太くんの誕生日まで祝うヒマがない」みたいな理由だったら、なんかイヤだぞ。

 

貧乏な子だくさん家族じゃあるまいし、そこはスケジュールを調整するなどして、なんとかしていただきたい。

 

 

 

このような誕生日冷遇がいつまでも続くようなら、そろそろのび太くんも、

番組内における「ドラえもん誕生日スペシャルの告知」のボイコットを考える時期に入ってもいいんじゃないかと。

 

ドラえもんの誕生日も大切だけど、のび太くんも自分の誕生日をもっと大事に思ったほうがいいぞ!

 

 

 

 

 

のび太くんの誕生日問題については、また来年まじめに考えるとして、

物語本編は、未来の世界で暮らすのび太の息子・ノビスケ」が、野比家に家出をしてきたところから始まる。

 

 

どうやらノビスケは、お父さんに生活態度を叱られてしまったことに腹を立て、

ここにしばらくお世話になるつもりで、わざわざ21世紀の野比家までやってきたようです。

 

 

 

「自分のパパがわからずや」という共通のテーマで盛り上がるノビスケとのび太くんだったけど、

実の息子・ノビスケが語る「わからずやのパパ」が、未来ののび太くん自身にあたってしまうところが、実にややこしい。

 

 

 

いちおう、大人になったのび太くんの脳みその成長が、

いまの小学5年生の頃のままでストップしていないことに安心したほうがいいのかも。

 

「頭脳が子供のままで大人になってしまったのび太くん」は、

この後の2本目のお話を見たあとだと、本当にゾッとしますからね。

 

 

 

今回のお話に出てくる、未来のオトナのび太くんは、

近所の子供を集めて「ガキ大将ごっこ」とかやってなさそうな人物だったので、安心しました。

 

 

 

 

 

「親が子を思う気持ち」は、子供にはあまり理解されないものである。

 

そして大人になってから、「親の小言の有難み」に気づき、

自分の子供にも、つい同じような小言を言ってしまう・・・そういうものなのです。

 

 

 

 

ノビスケは良くも悪くも、母親であるしずかちゃんに似たのか、

のび太くんと違って、ケンカも強く、野球もうまい、わんぱくな子供に成長していた。

 

 

のび太くんも「腕力」を行使して、ノビスケを未来へムリヤリ送り返そうとしていたものの、

ノビスケはそれを上回る腕力を持っていたため、あっけなくねじ伏せられてしまった。

 

 

 

旧作の話ですが、ノビスケのわんぱくっぷりは、

映画『ミニドラSOS!』あたりを見れば、わかりますからね。

 

ジャイアンに対しても、ヤサシと同じノリで接するノビスケは、見ていてコワかったぞ!

 

 

 

 

それにノビスケは、パワーだけじゃなく「これから未来で起きることを知っている」のもおそろしい。

 

うっかりノビスケを怒らせようものなら、

ONE PIECE』最終回のネタバレをされて、想定以上のダメージを食らいそうなので、

彼と付き合うときは、なるべく機嫌を損ねないように気を付けたいです。

 

 

 

 

そんな、ほぼ無敵の存在と思われたノビスケでしたが、

ドラえもんが『タイムマシン』で、未来から「ノビスケの息子」を召喚。

 

未来の息子から「パパは頭が古くておこりんぼで・・・」と、どっかで聞いたような親の振る舞いを暴露されてしまい、

おもわず赤面するノビスケとともに、すべての騒動はおさまったのでした。

 

 

 

自身の失敗を子供にくり返させないようにする親心は、ずっと変わらないんですねえ。

 

きっと、のび太くんのパパも、実の親に同じことを思っていたんだろうし、

この調子だと、のび太くんの玄孫であるセワシくんも、大人になったら「パパは頭が古くて・・・」と、子供から思われてしまうんでしょうな。

 

 

野比家の一族の歴史」をこうして書いてみると、なんだかとてもショボく見えてきてしまった。

でも、情けないようでたくましくもある。

 

 

 

 

あとこれは、原作を読んでいたころから気になっていたのですが、

ノビスケの息子の「髪の毛の色」が、黒色ではなく、茶色だったのはどうしてなんだろう?

(原作では金髪っぽく見えていたけど、今回は茶髪でした。)

 

 

 

 

個人的には「ノビスケが外国人と結婚した」と勝手に思っているのですが、

もしかしたら、未来の世界では、子供も髪を染めるのが当たり前の時代になっているのかも。

 

 

ノビスケの息子も、将来大人になったら「パパは頭が古い」と言われるかもしれないけど、

とりあえず、のび太やノビスケとくらべて「頭の色だけは新しくなっていた」とだけはフォローしておこう!

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

2本目のお話がはじまる前に、9月3日放送の『ドラえもん誕生日スペシャル』の告知がありました。

ドラえもんの誕生日は、今年もゴールデンタイムでお祝いだ!

 

 

 

<関連リンク>

www.tv-asahi.co.jp

 

 

 

「誕生日スペシャル」特設サイトもオープンしておりましたので、

今年のスペシャルの内容が気になる方は、こちらも見てみましょう。

 

ゴールデンタイム(18:56~)に色々やるのはわかったけど、その週の通常枠(17:00~)では、いったい何を放送するんだろう?

 

 

 

 

 

 

ゆめふうりん(コミックス2巻収録)

2本目。今の地位では「がき大将」になりたくてもなれないのび太くんが、

『ゆめふうりん』を使って、寝ているジャイアン達を相手に「がき大将」になるお話です。

 

 

みんなが寝静まった夜に、自分のやりたいことをやりまくる。

これは実質、『よふかしのうた』アニメ化記念回と言ってもいいのではないだろうか?(適当発現)

 

 

 

 

それにしても、「今のままじゃ『がき大将』になれないので、大人になったら、近所の子供たちを集めて『がき大将』になりたい」という、

のび太くんの将来の夢はあまりにも情けなさすぎる。

 

 

明日で誕生日をむかえる人間の発言には相応しくなさすぎる発言ですし、

のび太くんの誕生日前日なんだから、もっとかっこいいことを言っているエピソードを流してほしかった。

 

 

のび太くんのかっこいいエピソードも、探せばそれなりにあると思うんですが・・・。

 

 

 

 

1本目のお話の感想で、「野比家の一族は同じことを繰り返している」と書いてしまったけど、

 

のび太くんの「将来の夢はがき大将」発言に、パパが絶句していたところを見るに、

こんな情けない発言をしてしまったのは、おそらく野比家史上でも、のび太くんがはじめてなんでしょうね。

 

 

 

べつに自分の人生なんだから、子供をあつめて王様ぶるのも、かまいませんが、

いまの時代に、おとなが見知らぬ子供と絡むと「事案」になる確率がひじょうに高いので、実現はやめておいたほうが賢明だぞ。

 

 

 

 

なお、後にのび太くんは、コミックス30巻『いばり屋のび太』にて、

「大人の姿」になって、ジャイアン達に威張り散らす自分のみっともない姿を見て、思わずア然としてしまう一幕がありましたが、

 

おそらくのび太くんは、あの時に、

「将来は『がき大将』になる」という夢をあきらめたんじゃないかと思います。

 

あの場面が、人生の大事なターニングポイントになって、本当に良かった!

 

 

 

あの時ののび太くん(大人モード)の姿、読者から見ても非常にみっともなかったですからね。

原作『ドラえもん』における、「みっともないおじさんランキング」でも上位を争いかねない存在だった。

 

 

 

 

 

のび太くんが「がき大将」の夢を諦めるのはまだ先の話になるとして、

お話のほうは、自身の権力をアピールしたいのび太くんが、眠っている人相手に相撲対決をする流れに。

 

 

 

いくらなんでも、寝ている奴相手だったらカンタンに勝てるだろうと思いきや、

ジャイアン達は寝ていても相撲が強かったのか、それとも、のび太くんが相撲弱すぎなだけなのか。

 

ジャイアンスネ夫にことごとく負け続け、のび太くんは次々と黒星の山を重ねてしまいます。

しかもご丁寧に、のび太くんが負けた決まり手」の紹介テロップつきだ!

 

 

 

いちおう、テロップ表示があった決まり手のみ、書き記しておくと、

 

 ・スネ夫「突き落とし」

 ・安雄「裾払い」

 ・山田くん(?)「小股すくい」

 ・しずか「腰砕け」

 

 

といった感じ。

 

 

この技名の数々を大相撲マニアの人が見たら、

「小学生のくせに難しい技使ってんな」「こんな初歩の技で負けるのび太(笑)」「山田って誰だよ?」といった、「相撲好きならではの感想」も生まれているはずです。

 

 

 

ざんねんながら、自分は相撲に詳しくないので、そういう感想を持つことは叶いませんが、

 

もしも、この感想記事を読んでいる相撲ファンの方がおりましたら、

是非ともコメント欄に「相撲ファン目線の感想」のおすそ分けをしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

ねむり状態のしずかちゃんにも負けてしまい、

ついにはプライドも捨てて、本物のガキ大将ならば死んでもやらないであろう八百長相撲」に手を出したのび太くん。

 

 

 

行司(ドラえもん)のウラ工作によって、相手は「土俵の上でただ突っ立ってるだけ」という万全の状態で臨んだにもかかわらず、

勝手に自分から転んで負けてしまう(決まり手:つき手、この日の取り組みの中で最も恥ずかしい負けパターンを見せてしまったのでした。

 

 

 

 

この史上最低の相撲で、さすがに心が折れたらしく、のび太くんは涙目でギブアップを表明。

 

 

けっきょく、今回の真夜中の大相撲で残ったものは、

翌日の登校時における、のび太くんの眠気と、若干の疲労

 

そして、友達みんなに共通する「夢の中でのび太と相撲をして勝った」という謎の記憶だけなのでした。

めでたし、めでたし。

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

今週はエンディング前に、

 ・現在開催中『テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER STATION』ドラえもんのアトラクション、イベントの紹介。

 ・「めざせ! 1億人の大合唱!!“ド”チャレンジ」の宣伝があり、

 

 

 

 

(画像:やたら文字の情報量が多かった今週のエンディング)

 

 

そして、やたら文字の情報量の多いエンディング映像が流れていました。

 (※「ジャイアンスーパーリサイタル」開催のお知らせ)

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は8月13日。

「しずかちゃんをとりもどせ」「人の身になるタチバガン」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(しかしユーレイは出た![再])

次回の感想:ドラえもん感想(しずかちゃんをとりもどせ&人の身になるタチバガン[再])