6月20日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ2022年29号掲載『僕とロボコ』第93話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
お化粧品や服を買いすぎてしまい、金欠に陥ってしまったミリー。
ほんとうは、人間ごときに「ご奉仕」なんかしたくないけど、
カワイイ制服に目がくらんでしまい、メイド喫茶のアルバイトに挑戦だ!
第57話の時点だと、ミリーの所属する組織『EDEN』は、
「手取りが月30万出る」との話だったのですが、ここ最近は収入が不安定になってしまっているらしい。
世界的な物価高で、『EDEN』も給料のやりくりに困るくらい組織運営に苦労しているのか、
近頃はカワイイにかまけて、ミリーが人類滅亡のための仕事を全然やってないから(?)なのか。
ミリーの収入が不安定になっている理由は一切不明ですが、とにかくお金が無いことだけは確かです。
そして「どうせ最終的には人類滅亡させるんだし、今○しても一緒では?」という理屈で、
ミリーが近所のお金持ちそうなお爺さんやお婆さんを○して、金品を奪う・・・みたいなマネに走らなくてよかった。
いくら軍事用ロボットでも、超えちゃいけないラインはちゃんと認識しています。
はじめのうちは、「メイドさん」としての給仕がうまくやれず、
人間への嫌悪をムキ出しにするかのような接客しか出来なかったミリーでしたが、
自分の気持ちを割り切ることによって、あっという間にメイド喫茶に対応。
素人には扱いがむずかしい「ドジっ子属性」を早くも使いこなすなど、
少なくとも、バイト先の先輩であるロボコよりかは、ずっとメイドらしくやっておりました。
やっぱり軍事用ロボットは、戦いのなかで成長していくもんなんですね。
じっちゃけ、「嫌悪をムキ出しにするミリー」も、それはそれでコアな客に需要がありそうだったので、
仮にメイド勝負を持ちかけたとしても、ロボコの勝ち目はだいぶ薄かったとおもわれます。
あと、ミリーがどこで覚えたのかはわからないけど、
ロボコ先輩が第1話で披露した「萌・萌・滅(めつ)」も、ひそかに習得していたらしい。
メロンソーダにめんつゆを入れるのがミリー流の「萌・萌・滅」だ!
「軍事用ロボットを接客には使えない」と言っていたオーナーを見て、
「この漫画の世界はそういうのユルそうなのに、意外と法律とか厳しいのか?」と一瞬思ってしまったけど、
その後のボンドくんの抗議によって、あっさりと意見を覆していたあたり、
「『軍事用ロボを客商売で使ってはいけない法』みたいなのがある」とかではなく、ただ単にオーナーの気分だったらしい。
やっぱり、この世界はユルかった!
ボンドくんのおかげでまだまだメイド喫茶にいられるようになったので、
これからもミリーは頑張って、人間相手に「萌・萌・滅(キュン)」なご奉仕をやり続けてくれ!
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
『ALIENS AREA』第3話「警視庁公安部外事第五課」より
今週の『ALIENS AREA』より。
外5の捜査官のひとりが、藤子不二雄っぽい名前でした。