2月24日発売、ヤングジャンプ2022年13号掲載『イビルヒーローズ』第33話の感想です。
ネタバレもありますので、未見の方は注意してください。
前回、ヒデオとエメラルド・ソニックの二人に対し、
10人ほどの援軍を呼ぶという物理作戦に出てしまった、イビルヒーロー軍。
バニシング・スペースグレイの攻撃によって、ヒデオの消息が不明となる中、
ひとりでイビルヒーロー軍に立ち向かうソニックであったが、やはり多勢に無勢。苦戦を強いられていた。
今回の戦いに集まってくれたイビルヒーローの皆さんは、
「雷」で攻撃してくる英雄・ライトニング・シャルトルーズや、サムライの格好をしたトゥー・ブレイド(?)など、個性さまざまな面々。
前述のトゥー・ブレイドさん自身は「恨みはないが・・・。」と言っていたものの、
「ソニックの足の腱を切る」「2万7700度の『雷』の熱をぶつける」など、やたらねちっこいかつ、じわじわ殺しにいくタイプの攻撃方法が目立っていた。
情がないのなら、一撃必殺みたいなワザでサッサとやっつけちゃえばいいのに。
やっぱり、勝手に組織を足抜けしたソニックに対して、彼らもいろいろ思うところがあったようです。
イビルヒーローの皆さんの攻撃には、いろんな思いがつまっているように感じました。
そして、エメラルド・ソニックも、実力は十分のヒーローではあるのに、
作中では、新キャラの強さを読者に見せつけるための「試し瓦」として使われてしまうことが多いため、ちょっとかわいそうなポジションではある。
いつか機会があったら、ソニックが主人公のスピンオフ漫画を作ってもらって、
そこで思う存分、自分の強さを見せつけてもらいたい。
そんなわけで、しばらくの間はイビルヒーロー側の猛攻が続いていましたが、
ここでいきなり姿を現わした、シャイニング・シルバーによって、戦況は一変。
いや、「一変」どころか、シルバーが強すぎるせいで、
「もう全部 あいつ一人でいいんじゃないかな」と思わざるを得ないほど、あっという間にイビルヒーローたちが一掃されてしまっていた。
ついさっきまで、エメラルド・ソニックがボロボロになりながら、あれだけ苦戦していた相手だというのに。
やっぱり、ソニックはかわいそうだ。
何はともあれ、シルバーの無双っぷりは、
ネットでよく見る仮面ライダーのコラ画像を彷彿とさせる強さでありました。
たった一人でも、理不尽なレベルで強かったシャイニング・シルバー。
さらにこの後、パラ子の力で強化された「ふくりゅうの家」メンバーも、まもなく合流することを考えると、
バニシング・スペースグレイか國島ハクが第2形態に変身するなどの奥の手を出さない限り、
早ければ来週にでも、イビルヒーロー側がやっつけられてしまいそうな勢いである。
敵ながら、ちょっと心配になってきた。
しかし國島ハクは、シルバーの無双っぷりを目の当たりにしても、まったく動じていない。
やはりこれは、彼にとっては「想定の範囲内の強さのシルバー」であり、勝つための打算はまだまだあるのでしょう。
バニシング・スペースグレイと、シャイニング・シルバーの直接対決は、もう間近か!?
といったところで、次回につづく。