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ドラえもん感想(一文字変えて遊んじゃおう!&未知とのそうぐう機)

 

 

 

 2022年1月29日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

一文字変えて遊んじゃおう!(アニメオリジナル)

空き地にて「リズムにあわせて、前の人が言った3文字の言葉を1文字ずつ変えていくゲーム」に興じるのび太くん達。

 

まあ、劇中にこそ名前は出てきませんでしたが、

わかりやすく言ってしまえば、『マジカル頭脳パワー!!』「マジカルチェンジ」をやっていたわけですね。懐かしい。

 

 

今回、のび太くん達がやっていたバージョンは、

本家と違って「○○という字を1文字変えて~」というフレーズ(シンキングタイム)がなかったため、

さりげなく、従来の「マジカルチェンジ」よりも難易度が高くなっていたのは、注目しておくべきポイントでしょうか。

 

 

 

 

しずかちゃんや出木杉くん、スネ夫あたりはこのゲームにそこそこ慣れているようでしたが、

のび太くんは「マジカルチェンジ」をやらせても、やっぱり弱かった。

 

 

 

頭を働かせるタイプのゲームが苦手となると、

きっとのび太くんは「マジカルバナナ」「マジカルクラップ」「マジカルカウント」あたりのゲームでも、すぐに負けてしまうのでしょう。

 

のび太くんに向いていそうな『マジカル頭脳パワー!!』のクイズ・ゲームって、何かあったかなあ・・・?

 

 

 

 

で、なんでこんなゲームをしていたのかというと、

ドラえもんのポケットから『かしらモジール』という、アニメオリジナル道具を出すキッカケを与えるため。

 

 

 

この道具は、さまざまな「ひらがな」が書かれたシールを貼ると、

頭の一文字(頭文字)が変わって、その言葉通りのモノになるという効果を持っておりまして、

 

 

たとえば、お財布に「な」の文字が書かれたシールを貼ると、

「財布(さいふ)」が「ナイフ」になったり、

 

『ネコ』に「た」の文字が書かれたシールを貼れば、「タコ」になるといった具合です。

 

 

 

上記の説明を見れば『かしらモジール』がどういう道具なのかが、大体分かったことでしょう。

それでも分からないという方は、BS朝日の再放送やレンタルDVDを見て、各自で勉強してください。(放任)

 

 

 

 

 

先週の予告を見た限りでは、

「『かしらモジール』は『物体変換銃』の下位置換なのでは?」とばかり思っていたのですが、

 

 

実際に本編を見てみたら「幼稚園で流行っている道具」「頭文字だけしか変えられない」という設定のおかげで、

『かしらモジール』と『物体変換銃』との差別化は、しっかり出来ていると感じました。

 

 

科学的な道具(?)である『物体変換銃』の技術を、子供でも楽しめるよう、

大衆的に扱いやすくしたのが『かしらモジール』ということなんでしょうかね。

 

 

 

 

 

『かしらモジール』の効果をよりたくさん確かめるために、

街のいろいろなモノの「頭文字」を変えまくっていく、のび太くんとドラえもん

 

 

 

でも、公園で「メンコ」で遊ぶ子供たちと出会ってしまったのは、この道具的にちょっとマズかった。

 

 

のび太くんでなくても、小学生なら絶対に「メンコ」を「ウ○コ」に変える。

たぶん、全国の小学生100人に使わせてみても、ほぼ全員が今回ののび太くんと同じものに変化させてしまうハズだ。

 

 

 

 

とはいえ、のび太くんがまだ小学生だから「ウ○コ」で済んだという解釈もあるわけで、

のび太くんの年齢がもうちょっとだけ高かったら、「メンコ」に「ち」のシールを貼ってそうです。

 

 

そして、「メンコ」の最初の1文字目を変換した時のパターンで、

おそらく一番マズいことになりそうな「ひらがな」も思いついてはいるのですが、それはあえて言及しないでおきます。

 

「ウ○コ」はまだギリギリで笑えるけど、それ以上はさすがにマズい!

 

 

 

 

こんな「メンコを『○ンコ』に変える」という単純すぎる展開を、

あえて物語の中に組み込んで面白くした、このお話の脚本家さんはかなりのやり手なんじゃないかと。

 

 

 

「メンコで遊んでいる小学生」なんてものは、今どき全く見かけないとは思いますが、

その不自然さよりも、お話しの面白さを最優先したのは個人的に評価したいです。

 

もしかすると「メンコのくだり」を最初に思いついたからこそ、

その後で『かしらモジール』の道具のシナリオを考え始めたのかもしれないぞ。

 

 

 

あと、知らないお兄ちゃんの手によって、

自分の「メンコ」をいきなり人糞に変えられてしまったチビッ子のことを考えると、シンプルにかわいそうだとも思いました。

 

 

 

 

 

物語の終盤では、のび太くん達が『かしらモジール』を使って、

ジャイアンリサイタルの開催を阻止しようとする流れになっていくのですが、

 

ジャイアンはコンサート中に発生した様々なアクシデントに対しても、

臨機応変に対応して、あっという間に舞台装置の一環として使っていたからすごい。

 

 

 

どんな一流アーティストでも、自分の歌唱中に突然マイクが「バイク」になったり、

「土管(ドカン)」が「ヤカン」になって、水蒸気を噴き出したら、確実にパニックになってしまいそうなものなのに、

 

ジャイアンは、そんなハプニングもすべて自らのイベントの一部として楽しんでいた。

 

 

この頭の回転の速さと機転の利きっぷりには、剛田武エンターテイナーとしての才能と素質を感じさせます。

 

 

 

 

 

しかし、さすがのジャイアンでも『かしらモジール』で、

自らの体をこけしにされてしまっては、いくらなんでも手の打ちようがなかった。

 

 

 

お話のほうは、チルチル(スネ夫の愛猫)が、

ジャイアンの額に貼られた「こ」のシールを剥がそうとしていたのを見て、

のび太くんとドラえもんが慌てて逃げだす・・・というところで終わっていましたが、

 

 

あれって、シールをはがさない限り、ジャイアンはいつまでもこけし」のままだったんですかね。

まさかの「あいつを固めちゃえ」以来となる、ジャイアン放置オチであった。

 

 

 

 

あと、今回のお話では、

「チケット」ではなく「ロケット」を掴まされたジャイアンが空の彼方に消えてしまうシーンがありましたが、

 

先々週の『雲の中の散歩』、先週の『テレビとりもち[再]』の回に引き続き、

これで三週連続、ジャイアンが空の彼方に吹っ飛んでいくシーンがあったことになります。

 

 

アンパンマンに敗北した時のばいきんまんもビックリしそうなほどの、ジャイアンの吹っ飛ばされっぷりである。

おそらく偶然だとは思いますが、これはなかなか特殊なケースかもしれません。

 

 

 

 

そんなわけで、一本目のドラえもん感想はここまで。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

人気漫才コンビ・ミルクボーイのおふたりが、

『のび太の宇宙小戦争2021』のゲスト声優として出演することが番組内で発表されました。

 

 

<関連リンク>

www.tv-asahi.co.jp

 

 

番組内では『のび太の宇宙小戦争2021』にちなんだオカン漫才を披露していましたが、

「スモールライトが大活躍する映画らしいんやけどな」「ただ宇宙には行かへんらしいけどな」の流れは、ドラえもんファンからツッコまれてしまいそうな内容ではあった。

 

出番こそ少ないとはいえ、『のび太の恐竜』や『のび太の鉄人兵団』でも、

いちおうスモールライトは使われていますし、宇宙には行かないですからね。(スーパー難癖)

 

 

 

 

 

 

●映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021 リトルな世界●

今週で3回目の放送となる、このコーナー。

でもまだ応募は来ていないので、「リトルなどらやきUFO」の回の再放送も兼ねた募集告知を流していました。

 

リトルな世界に興味のある方は、ここから応募を!

 

 

 

 

 

 

未知とのそうぐう機(コミックス17巻より)

もうすぐ公開の映画『のび太の宇宙小戦争2021』では、ピリカ星からパピくんがやってくるけど、

一足お先に、ハルカ星からハルバルがやってきた(やってこさせられた)ぞ!

 

 

 

『未知とのそうぐう機』は、ボタンひとつで何百光年先にいる宇宙人を呼び出せるすごい道具なのですが、

とくに理由もないのに呼び出すと宇宙戦争になりかねない、とてもキケンな道具でもある。

 

 

『呼びつけブザー』の範囲が宇宙規模になったようなアイテムだと考えると、なかなか壮大なように思えます。

 

 

 

 

ハルバルさんは「地球までの燃料費」として、2億円もかけてやってきたのに、

知らない星の子供におもしろ半分で呼び出された上、頭をホウキでぶっ叩かれたら、そりゃ宇宙戦争を起こしたくなる気持ちもわかる。

 

この(宇宙)人がハルカ星で何をやってるのかは知らんけど、ハルバルさんはのび太くんみたいにヒマじゃないんだぞ。たぶん。

 

 

 

 

さらに原作だと、地球までの燃料費は「2000万円」だったのに、

何故か今回のアニメでは、1億円以上の値上がりをしていたとなると、その怒りのボルテージもなおさら上がっていそうだ。

 

いま、地球は原油高でガソリン代がえらいことになっていますが、宇宙全体も原油高で困っているんでしょうかね。

 

 

 

個人的には円番さんの家でこの道具を使ったら、いつでもメロン食べ放題になるな」とか思ったりもしたけど、

いくら何でも、メロン食べ放題と引き換えに、宇宙戦争を引き起こすようなマネは絶対にやってはいけない。

 

 

 

 

そんな取り扱い注意な道具を、わざわざ部屋に放置しておいた上に、

のび太くんに「絶対にいじるなよ!」とだけ忠告して去っていったドラえもんは、一体なにがしたかったんだろうか?

 

 

いじってほしくない道具なら、ポケットにでも戻しておけばよかったのに。

客観的に見たら、お笑い芸人がよくやってる「フリ」にしか見えないぞ。

 

これで逆にいじらなかったら、先輩芸人に「いじれよ!」と怒られてしまうパターンのやつだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、今回のアニメのハルバルさんはラテン系のような言葉でしゃべっていました。

声優さんのアドリブの可能性もありますが、何か元ネタでもあるんでしょうかね。

 

 

日本語しか知らない人が聞いたら、未知の言語にしか聞こえないけど、

じつは意味の通じる言葉でしゃべっているとかだったら、面白そうなんですけどニィ。

 

 

 

 

 

宇宙戦争を回避するため、ハルバルさんを地球の料理でもてなすのび太くん。

 

 

 

ドラえもん「飲酒運転になるだろ!UFOで来てるんだぞ!」という謎の配慮によって、

ハルバルさんにお酒ではなく、コケコーラを飲ませるくだりがありましたが、

 

あれは、放送終了後にどっかの視聴者から、

「UFOで来た相手にお酒を飲ませるとはけしからん!飲酒運転になるだろ!」といったクレームがくることを考慮した上での改変だったんですかね。

 

 

 

さすがに、そんなつまらんクレームを入れてくるようなヤツはいないとは思っていますが、

そう簡単に断言もできないので、いまの時代は本当に色々な人たちに向けて配慮をしていかないといけない。

 

UFOの飲酒運転を取り締まる宇宙パトロールの光景、なんだか『ケロロ軍曹』の世界観みたいだ。

 

 

 

 

 

そういえば、ハルバルさんはご飯の途中で地球に呼び出されたらしいけど、

ハルバルさんはハルカ星の自宅に帰ったあと、テーブルの上に並んでいるであろう、食べかけの食事の処理にちょっと困っていそうだ。

 

 

 

地球のご飯をたらふく食べたことで、ハルバルさんももうお腹いっぱいでしょうし。

ハルバルさんが「あとで食べる用」にと、残った料理にラップをかけている姿とかを想像すると、ちょっと面白いぞ。

 

 

ハルカ星は、地球から何百光年も離れた場所に存在しているらしいけど、

意外とハルカ星の文化自体は、地球とあまり変わらなかったりして。

 

 

 

 

 

あと、本編とは全く関係のないくだりなのですが、

手がゴムマリのドラえもんに対して「プルトップの猫缶を開けろ」と命令するネコが、個人的に好きでした。

 

 

ドラえもんも、特に困る事なく猫缶を開けられてはいたけど、

指を使わないと開けられない猫缶を、指が無いドラえもんに開けさせようとするの、なんとも畜生感がある。

 

 

 

いくら悪気はないとはいえ、『未知とのそうぐう機』を使った時ののび太くんのように、

何も考えずにとった言動が相手にとっては大変失礼になってしまうこともあるので、みなさんも気をつけましょうね。

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は2月5日。

「月面クレーターを滑っちゃえ!」「ベロ相うらない大当たり!」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(テレビとりもち[再]&ケロンパス)

次回の感想:ドラえもん感想(月面クレーターを滑っちゃえ!&ベロ相うらない大当たり!)

 

 

 

 

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