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ドラえもん感想(大みそか1時間SP・煩悩を追い払え!&さようならドラえもん)

 

 

 2021年12月31日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

2021年最後の『ドラえもん』は、午後4時30分からの1時間スペシャル!

 

 

 

 

 

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(※2021年のドラえもん晦日SPの様子)

 

 

 

2021年も、ここ数年の「大みそかスペシャル」ですっかりお馴染みとなった部屋から、

のび太くんとドラえもんが、ゆったりとした年の瀬を過ごさせてもらうぞ!

 

(ただ、今年はこの部屋のくだりが番組冒頭にしかなかったので、ちょっと寂しかったです。)

 

 

 

 

 

煩悩を追い払え!(アニメオリジナル)

晦日らしく、1本目は年の瀬にちなんだエピソード!

煩悩を追い払える道具『ぼんのうぼうし』で、普段から煩悩まみれののび太くんに大掃除をさせることは可能なのか?

 

 

 

『ぼんのうぼうし』はお寺の鐘を模した道具であり、

これをかぶると、被った人の「煩悩」が映しだされたモヤモヤが頭上に浮かび上がってくるので、

その浮かんだ煩悩を付属のハンマーで叩けば、煩悩が追い払われる・・・といった仕組みになっていた。

 

 

 

 

自分の拙い文章では、なんとなく効果を伝えるのが難しい道具であり、、

『ぼんのうぼうし』は年末以外で売れることがあるのか自体も、かなり気になる道具ではあります。

 

 

今回登場した『ぼんのうぼうし』のみならず、

『ぐーたらお正月セット』などの季節モノ道具も、ふだんは四次元倉庫のすみで常にホコリをかぶっているのかもしれません。

 

 

 

 

なお、『ぼんのうぼうし』で全ての煩悩が取り除かれた際は、

「ととのいました」と一言礼を述べるのが、この道具の流儀らしい。

 

 

『ぼんのうぼうし』を被ったまま、お正月の買い物に出かけるのび太くんの姿は、

懐かしのNHK番組『おーい!はに丸』の「はに丸」を思い出すビジュアルだったので、ちょっとだけチャーミングだったぞ。

 

 

 

 

 

今回のアニメでは、商店街で売られているモノを見かけては煩悩を次々と生み出していく、

煩悩まみれの欲望丸出し人間として描かれていたのび太くん。

 

 

 

でも、アニメののび太くんは「小学5年生」という設定なので、

子供ならそれくらいの願望や夢くらいはあっても、別によさそうではある。

 

 

むしろ、目の前のオモチャ等を見ても、なんの煩悩も浮かばない小学5年生がいたら、それはそれで心配になってしまう。

 

日本中を探せば、オモチャでは心躍らない大人びた小学生だってたくさんいるかもしれないけど、

そこは子どもらしく、無邪気に夢を膨らませてほしい。

 

 

 

全国の小学5年生のみんなも、お店に展示されていた「スーパーマン」の衣装を見て、

あっという間に自分がハリウッドスターになる煩悩を生み出していたのび太くんのような人になってみてください。なっていいのか?

 

 

 

 

 

「煩悩」を完全排除したおかげで、自分の部屋の大掃除が捗ったり、

商店街の福引で「東京UFOランド」なる謎のテーマパークのペアチケットを当てたりと、途中までは完全にいいことづくめだったのび太くん。

 

 

 

しかし、自身の煩悩を実現するため、先ほど手に入れたペアチケットを手に、

しずかちゃんを遊園地デートに誘おうとしたところ、

 

当の本人は、既に出木杉くんと一緒に「東京UFOランド」に行っていたことが発覚。

 

 

 

自分の彼女を寝取られたようなショックを受けたのび太くんは、

町の上空に、深い絶望と嫉妬の炎があわさった物体「巨大なやきもちの煩悩」を発生させてしまうのでした。

 

 

 

 

年末スペシャルらしい、じつに大スペクタクルな展開である。

 

出木杉くんへの嫉妬をこじらせ、闇堕ちしてしまったのび太くんの存在を、

人気ソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』風にいうなら、野比のび太オルタといったところでしょうか。

略して、野比オルタ。

 

 

 

 

昔から、恋愛絡みの嫉妬はおそろしいものだと相場は決まっている。

それを現わすかのように、のび太くんが生み出した「煩悩の鐘」はゆうに20メートルは超えていそうなほど、巨大なものであった。

 

 

『ぼんのうぼうし』が生み出した従来の煩悩ならば、ハンマーですぐに追い払えるのですが、

のび太くんの巨大煩悩は、ドラえもんがどんなに叩いてもビクともしない。

 

 

 

それほど、のび太くんの嫉妬は深かったのでしょう。

みなさんも自分のことを好きな男の子や女の子の心を弄ぶようなマネをするのは、絶対にやめましょうね。

 

 

今回はアニメだからギャグで済んだけど、現実で同じことをやった場合、最悪刺される恐れがあるから注意だ!

 

 

 

 

 

もはや、普通のハンマーで追い払えないなら、

 

のび太の宇宙漂流記』の時みたいに『ビッグライト』でハンマーを大きくして、

のび太くんの巨大煩悩を追い払うしかないのか・・・と思っていたら、煩悩の鐘は自重で勝手に地面に落ちてしまった。

 

 

 

さらに落下の衝撃によって、のび太くんの巨大煩悩もすべて追い払われるラッキーまで発生。

 

一時はとんでもないことになる騒動かと思っていましたが、

どうやら、時間が経てば自然に解決できる案件だったようです。

 

 

この道具、もしかしたら日頃のストレスやイライラの発散に使えるかもしれないぞ。

 

 

 

 

ちなみに、上記の巨大煩悩の落下に、

ジャイアンスネ夫が巻き込まれていましたが、彼らのその後は描かれずに終わりました。

 

まあ、多分死んではいないと思います。

 

 

 

 

今回の経験を糧に、のび太くんが、

「何かをしようとするから煩悩が湧いちゃうんだ。だから来年は徹底的にぼーっと寝て過ごすよ」と、

オレ流の煩悩との付き合い方を見つけてしまったところで、1本目の感想はおしまいです。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

1本目のお話の最中にて、

ドラえもんチャンネルアプリ」会員向けの『のび太の宇宙小戦争2021』試写会開催決定のお知らせ(テロップ)が。

 

詳しくは、テレビ朝日ドラえもん公式サイトをご覧ください。

映画ドラえもんの試写会に参加したかったら、アプリの会員になれ!

 

 

 

 

 

 

さようならドラえもん(コミックス6巻収録)

2021年のアニメ『ドラえもん』のラストを飾るは、感動の名作『さようなら、ドラえもん』。

 

上記タイトルだけだと、ドラえもんが未来に帰ったままで終わっちゃいそうですが、

ちゃんと『帰ってきたドラえもん』のくだりも入っているので、安心して下さい。

 

 

 

 

今回放送されるアニメは、このスペシャルのためにつくられた新作・・・ではなく、2009年に放送されたものの再放送。

 

 

去年の大晦日も『のび太結婚前夜』が再放送されていましたし、

今後の大みそかスペシャルは、新作1本+過去作1本の構成でやっていくのかもしれません。

 

 

 

なお、『さようなら、ドラえもん』のストーリーをイチから説明するのも今更すぎるので、

お話の詳細については、ちょっと省略させていただきます。ごめんなさい。

 

 

 

 

とりあえず、今回のアニメを見てあらためて思ったことは、

やっぱり2009年頃の『ドラえもん』は視聴者を泣かせようとするあまり、演出が頑張りすぎてしまうところがあった。

 

 

最近のアニメ『ドラえもん』でも、たまーに感動回をやっていますが、

2009年の頃と比べて「演出がうるさい」と感じることは、ほとんどなくなった気がする。

 

 

 

テレビに映る、のび太くんとドラえもんの友情にグッとくるとともに、

「あの頃は感動シーンでいつも『キミの中ののび太』が流れていたなあ」と、当時のアニメ『ドラえもん』の記憶を思い出し、少々懐かしい気分になったりも。

 

 

 

 

あと、自分もTwitter上で指摘されていたので気づきましたが、

 

2009年版の『帰ってきたドラえもん』パートでは、

ジャイアンにダマされたのび太くんがドラえもんのためにどら焼きを買ってくる前に、自分がウソをつかれたことに気づいているんですね。

 

 

 

自分がダマされたことに気づかないままどら焼きを買ってしまった原作や、

スネ夫ドラえもんの着ぐるみを自作してまでのび太くんをダマしにかかっていた映画版と比べると、だいぶ良心的に見える。

 

 

 

 

でも、比較したらマシに見えるだけで、

大事な友達がいなくなって悲しんでいるのび太くんに対してあんなウソをつくジャイアンスネ夫の行為は、普通にダメだと思う。

 

 

 

この時のジャイアン達が、あまりにも酷過ぎるウソをついたことは、

今でもインターネット等を中心に、脈々と語り継がれてしまっている。

 

なんで、『帰ってきたドラえもん』の2人は、あんなあくどい事をしちゃったんだろう?

 

 

 

もしも『帰ってきたドラえもん』の時のジャイアンスネ夫に、

1本目のお話に出てきた『ぼんのうぼうし』を被せたら、ものすごいサイズの煩悩の鐘が生み出されてしまいそうだ。

 

 

 

 

といったところで、2021年のアニメ『ドラえもん』感想はここまで。また来年!

 

 

 

 

 

 

●あばよ2021!ジャイアンリサイタル

いよいよ、本日のメイン(?)イベント!

ビッグスター・ジャイアンが、空き地に集ったファンとテレビの前の視聴者に自慢の歌声を届けてくれるぞ!

 

 

さらに今回は、不運にもジャイアンリサイタルのチケットを手に入れた子供たちが、

実際にリサイタルのお客さんとしてアニメに登場する、視聴者参加型のライブとなっているぞ!

 

 

 

でも、『さようならドラえもん』を放送した直後なのに、

その余韻を瞬時にぶち壊すように始まるジャイアン・リサイタルは、正直ありがた迷惑ではありました。

 

番組の構成、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか?

 

 

 

それにしても、今年の大みそかスペシャルのジャイアンは、

スネ夫のラジコンを奪ったり、のび太に残酷なウソをついたり、自慢の歌声で視聴者の子供たちを苦しめていたりと、終始他人に迷惑をかけてばっかりいた気がする。

 

 

2021年もジャイアンジャイアンらしく、唯我独尊のままで突っ走ってくれ!

 

 

 

 

 

■次回予告■

1月1日(土)は「芸能人格付けチェック!2022お正月スペシャル」放送のためお休み。

 

次回の放送は2022年1月8日。

ジャイアンが警察官!?」「スネ夫の自慢はみんなの自慢」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(イリュージョニストノビー ~クリスマスの奇跡~ & 植物ペン)