8月23日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ38号掲載『僕とロボコ』第53話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
屈強なヒザを最大のパーソナリティとするロボコにとって、
「ヒザの崩壊」とは、自らの崩壊を意味している。
今週の『僕とロボコ』は、そんな回です。
「自身に降りかかってくるプレッシャーや不安は、全てヒザで受け止めてきた」とし、
「今(『僕とロボコ』の)連載が続いているのもこのヒザのおかげです」と、真面目に語っていたロボコ。
その真偽は定かではありませんが、
たしかに、両ヒザを壊した時のロボコの顔はとてもジャンプのメインを張れるとは思えないツラをしていました。
もしも、ロボコがずっとあの顔のままだったら、
まんがの人気が急落してしまい、読者アンケートで確実にビリになってしまうことは間違いない。
ロボコのあの変化を見ただけでも、彼女にとっての「ヒザ」がどれだけ大事な存在であるのかがヒシヒシと伝わってきますね。
なお、ヒザを悪くしてしまったロボコは、
普段ならご飯を10杯おかわりするところを、たった8杯しかおかわりできないほどの不調にも追い込まれていた。
健康時は毎日ご飯10杯おかわりしてるとか、どこかの藤子作品オバケみたいだ!
「OM(オーダーメイド)」もロボットみたいなものなんだから、
それ専門の工場でヒザを修理してもらえば良さそうなものですが、ロボコのヒザは他のOMと違うため、パーツの替えが利かないらしい。
「ロボコのヒザと、他のOMの互換性がない」というのは、
ロボコのヒザの型は古すぎてとっくの昔に廃番になっちゃいましたよ、という意味なのか、
そもそも、ロボコのヒザのつくり自体がOMのモノではないという意味なのかによっては、だいぶ話が違ってくるハナシだ。
もしも、これが後者だとした場合、
ロボコのヒザは過去に何者かの手によってカスタムされたってことになるのだろうか?
「ロボコのヒザ」にまつわる過去回想編も、そのうち描かれるかもしれないぞ。
ラストは、ボンドくん達を巻き込まない形で自らのヒザを大爆発させたロボコ。
でも、その爆発でロボコが死んだわけでもなく、あの後フツーに帰ってきましたし、
ついでにヒザの不調もなんか治ってたので、全ては丸く収まったのでした。めでたしめでたし。
「なんで爆発したのにロボコが生きてるんだよ?」というツッコミも出てきそうですが、
あのシーンの元ネタをやった人自体が、そもそもそういう感じになっていたので、文句のある人はアラバスタ王国に言ってください。
何故かは知らないけど、あの人もいつの間にか生存が確定してたんですよ。
あんな派手な爆発しておいて実は死んでなかったとか、本当にどういうことなんだろう?
あとこれは、自分もTwitter情報で知ったのですが、
この号のジャンプ発売日がちょうどペルの誕生日(8/23)だったというのは、偶然なのか、それとも狙ってやったことなのか・・・?
【今週のオバQ(逃げ上手の若君)】
若君の言葉で我に返った諏訪神党の皆さんたち。
オバQ(っぽい顔の人)も、うるさい顔から素の顔(?)に戻っていました。
話の展開的に、オバQの生存ルートはほぼ確定か?