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ドラえもん感想(ネコが会社をつくったよ&立体パズルハンマー[再])

 

 

 

 2021年8月14日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

ネコが会社をつくったよ(コミックス15巻収録)

いつもと違って元気のないしずかちゃんを心配するのび太くん。

気になって話を聞いてみたところ、しずかちゃんは自分の家の前に捨てられていた子ネコの貰い手について悩んでいるとのことであった。

 

 

話を聞いた以上、この悩みを放っておくわけにもいかなくなったのび太くんは、

みんなと協力して、捨てネコの引き取り手を見つけることにするも、貰ってくれる人はなかなか見つからない。

 

子ネコの引き取り先も見つからず、困り果てる一同でありましたが、

ここでドラえもん『タイマー』をつかった「とあるアイデア」を思いつき・・・?

 

 

 

 

 

今回のお話自体は、ほぼ原作どおりの展開となっていますが、

 

 

いま、この感想記事を書いている自分が、

先日『アニメ・忍者ハットリくん』全697話を見終えたばかりだったせいで、

 

 

「この話、夢子ちゃんだったらワザと困ったフリを見せてたんだろうな・・・」と、とても不純な考えが湧きだしてしまったことを反省しています。

他のアニメの印象とごっちゃにして、『ドラえもん』を見るのよくない。

 

 

 

 

 

あと、細かいところをつつくようで申し訳ないですが、

 

今回のアニメの放送日は「8月14日」と、夏休みシーズン真っ只中での放送だったのに、

のび太くん達がふつうに学校に行っていたのが、ちょっと気になる。

 

 

 

あれは「この日は夏休みの登校日だった」という解釈でいいんだろうか?

もしくは大人の事情で、ただ単純に放送スケジュールがおかしくなっちゃっただけとか。

 

 

 

 

 

まあ、そんな疑問はすぐに忘れるとして、

物語のほうは、しずかちゃんから相談を受けたジャイアンスネ夫も協力しあい、みんなで捨てネコを引き取ってくれる人を探すことに。

 

 

 

これまでの『ドラえもん』世界においての「飼い主募集のポスター」は、

ハンドメイド感あふれる「手書き」がマストだったけど、

 

 

自分の知らないうちにスネ夫フォトショップの技術を完全習得しており、

あっという間に、パソコンでりっぱな「飼い主募集のポスター」を作っていたのには驚きました。

 

 

未だに昭和の気配を感じる『ドラえもん』世界も、だんだんと現代社会と同じようになってきているんですねえ。

 

 

 

 

 

そして「時代が変わった」といえば、

その言動から読者に強烈なインパクトを与えていた「ネコ大好きおじさん」が、

 

 

今回のアニメでは、全身のネコファッションで自身のネコ好きを猛アピールする女性、

「ネコ大好きお姉さん」に生まれ変わっておりました。

 

 

 

ネコ大好きおじさん、時代の流れで女体化しちゃったのか!?

 

 

 

 

 

ネコを見かけるやいなや、

「ペロペロしたーい!モフモフしたーい!クンクンしたーい!」と喚きながらのび太くん達を追いかける「ネコ大好きお姉さん」の姿は、なかなかの恐怖があったけど、

 

ネコを捕食対象として見ていた「ネコ大好きおじさん」と違って、

あの人ならそれなりにネコを大切にしてくれそうではあったので、素直に引き取ってもらうのもひとつの手ではあった。

 

 

ただ、それだと原作通りのオチに繋がらなくなってしまうので、

ネコ大好きお姉さんにネコを引き取ってもらうルートは、やっぱり諦めざるを得ません。

 

 

 

 

でも、あのお姉さん。あれくらいのネコ好きだったら、

既にネコを10匹くらい飼っていてもおかしくはなさそうだった。

 

 

ネコ大好きお姉さんが飼っているネコの飼育環境が気になって仕方がない。

いや、もしくは「見る専門」だったりするのかも。

 

 

 

 

 

今回登場した「ネコ大好きお姉さん」も、

現代のコンプライアンス事情の中で登場させるにおいては、実にいいキャラだったと思いますが、

 

やはり個人的には、ネコ大好きおじさんの存在をそのままアニメに出してくれたほうが嬉しい。

 

 

 

時代にそぐわなすぎるキャラだけど、

原作の「ネコ大好きおじさん」の狂気を表現できるのは、ネコ大好きおじさんしかいないってことで。

 

 

 

 

 

かくして、ドラえもんの道具『タイマー』のおかげで、ネコたちは自立。

 

「自分たちの仕事に向かう4匹のネコたちの姿」を、

水彩画っぽいタッチの止め絵で描くかたちで、今回のお話は終わっていくのでした。

 

 

 

 

「なんとなくオチがついた感」も出るからなのか、

この「水彩画タッチ演出」は、最近の『ドラえもん』のお話でやたら見かけるような気がします。

 

 

自分もよく分かりませんが、出崎演出って確かこんな感じじゃなかったでしたっけ。

いや、やっぱり違うか。

 

 

 

 

 

そんなわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

今週も、お話の1本目と2本目の間でドラえもん誕生日スペシャル」の告知がありました。

スペシャルまで、あと3週!

 

 

 

 

 

立体パズルハンマー(アニメオリジナル)

2本目は2019年8月23日放送分の再放送。

詳しい内容については、当時の感想記事をご覧になってください。

 

 

ジグソーパズルとして、ついにグッズ化を果たした「魔女っ子ノブちゃん」や、

 

パズルに必死になりすぎるあまり、顔がやつれてしまった、

ジャイアンドラえもんの顔芸が見どころの回となっております。

 

 

 

 

約2年前に放送されたばっかりの回とあって、改めて言うことも特にないのですが、

 

『立体パズルハンマー』でポストをバラバラにするスネ夫の姿を見て、

この前ネットニュースで見かけた、都内にある120か所の郵便ポストに落書きをして捕まった人の話題を思い出してしまいました。

 

 

 

公共物にあんなことをしちゃったんだ。

警察も本気を出せば、スネ夫くんを逮捕できそうっちゃできそうだぞ。

 

 

 

 

それにしても、あのオチ。

パズルが完成できないのはわかるけど、ズボンが頭の位置にあるのはさすがにワザとじゃないのか?

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は8月21日。

「つめあわせオバケ」「ねがい星」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(眠って発電!のび太電力&きもだめしめがね)

次回の感想:ドラえもん感想(つめあわせオバケ&ねがい星[再])