6月24日発売、ヤングジャンプ第30号掲載『イビルヒーローズ』第5話の感想です。
第1話ためし読みはこちらからどうぞ。
英雄(ヒーロー)の代表を自称する男・國島ハク、現る!
彼は国会議員たちを前に「英雄たちの存在を社会的に認め、英雄の活動を阻害しない事」を提案していたのですが・・・。
うーむ、この男。かなりうさん臭いぞ。
國島の持つ(?)英雄・バニシング・スペースグレイが謎モンスターを倒していたくだりも、なんだか自作自演に見えるし。
そもそも、国を巻き込むほどの大事な話し合いに、
金髪サングラスに胸元の開いたジャケットで望むやつって、社会人としてどうなんだ?
そんな、謎のうさん臭い男に対し、一部の国会議員からは当然批判の声も出ていましたが、
國島はそんな国会議員たちを、バニシング・スペースグレイの手によって殺害。
反対派の国会議員を次々と潰し、
賛成派を増やしていけば「いずれ我々が政府を掌握できる」との目論見のようでしたが、
反対派のキーパーソンばかり殺していると、誰がその国会議員を殺したのかがすぐにバレてしまいそうな気がする。
本籍地の住所も喋っちゃっているし、自分が寝ている時に警官100人に突入されたらひとたまりもないぞ。
それに、「反対するヤツ全員殺しちゃえば賛成派しかいなくなる」理論は、
國島の意見に賛同する議員が誰もいなかった場合、国会議員が皆殺しになってしまうリスクがある。
こいつ、じつは自分の想像以上にヤバいやつだったりするのか?
もしかして、「オレの意見に反対したら殺すからね(はぁと)」と暗に圧力をかけることで、
反対派の議員を強制的に賛成派に促すつもりだったりするのかも。
まあ、國島も流石に何も考えていないほどのバカではなさそうなので、
いろいろと知略を張り巡らせているに違いない。
いつの日か、この男とヒデオが対峙したとき、いったい何が起こるのか?
まだ見ぬ展開を想像しつつ、次回へつづく。