2021年6月5日放送分 ネタバレ注意!
集中力増強シャボンヘルメット(ドラえもんプラス第1巻収録)
今週のアニメ『ドラえもん』1本目は、
物事に集中することが苦手な人におススメな道具『集中力増強シャボンヘルメット』が登場するお話。
これさえあれば、どんな状況下でも集中して作業に取り組むことができる!
でも、シャボンヘルメットを割ってくれる人がいないと、死ぬまで作業をし続けることにもなってしまいます。
呪いで死ぬまで踊り続ける『赤い靴』を思い出してしまう、ちょっとホラーな道具だ。
作中で頻出していた「集中」というワードや、
「集中力には『呼吸』が大事だよ」と語るドラえもんの様子を見て、
今回のお話は『鬼滅の刃』にちょっと寄せてきたのだろうか?と思ってしまった。
本当にそうだとしたら、国民的アニメが人気作に便乗しているみたいでなんかイヤだぞ。
でも、ドラえもんの「呼吸は大事」発言、テレビの前のちびっ子達はけっこう喜んでいそうです。
ドラえもんはロボットなので、呼吸の必要はあまり無さそうな気もしますが、
ロボットでも、様々なシチュエーションにおける「呼吸の大切さ」は知っている。
深い呼吸で心を落ち着かせて集中力を高めるんだ!
これは・・・正しい答えなのか・・・? #doraemon pic.twitter.com/7QwgWVjIz5
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) 2021年6月12日
全集中したのび太くんが猛スピードで片付けた宿題のようす。
この回答がすべて合っているのかどうかはよくわかりませんが、とりあえず宿題を早く終わらせることはできたようです。
こんな程度の問題だったら、自分の頭で考えるより、
ドリルの巻末についていがちな「答え」を見て書き込んだほうがよっぽど早そうな気もするけど、まあそれはそれで。
とにかく、早々と宿題を終えられたことで、道具の効果に味をしめたのび太くん。
町の人たちにも『集中力増強シャボンヘルメット』を使い、お仕事の手助けをしてあげようと思いつくのでした。
言いたいことは色々あるけど、まず他人に「お世話」をしたい時は、
お世話をしたい人に許可を取ってからお世話をしたほうが、余計な問題とかが起きる心配もなくていいぞ!
この『集中力増強シャボンヘルメット』ですが、
「千切りキャベツを作る」「セーターを編む」などの単純作業に向いていそうなので、シャボンヘルメットをつけた状態で「内職」をやったらものすごく捗る気がします。
内職でたくさんお金を稼ぎたい人にとって、
『集中力増強シャボンヘルメット』は、まさに絶好の稼ぎアイテムなのかも。
さらに『ノーリツチャッチャカじょう』も併用すれば、内職の仕事だけで億万長者を狙えるかもしれないですね。
ただ、漫画のオチが決まらなくて悩んでいたフニャコフニャ夫先生は、
シャボンヘルメットを使っても漫画のオチを考えることに集中しすぎてしまい、ますます漫画の完成が遠のく結果となってしまっていた。
やっぱり、手を動かすだけでなく、
自分の頭も使わないといけないクリエイティブな仕事では、たとえ集中したとしても、うまくいかないことだってあるのかもしれません。
あとこの道具は、使う人が「自分は絶対にこれをやるんだ!」という、
ひじょうに強い気持ちも持ち合わせていないと、やりたいことが出来なくて失敗しそうな気もします。
前述ののび太くんだって、宿題をすることに全力を注いでいたからいいものの、
気持ちがちょっとでもズレていたら、宿題をサボることに全集中して終わっていた可能性もじゅうぶんにあった。
それこそ、来週のお話みたいに・・・。(軽いネタバレ)
さて、このお話のオチは、
のび太のパパが自宅の庭に穴を掘り過ぎたことによる野比家地盤沈下オチで終わっていた。
一話完結ものアニメのクライマックスにふさわしい、実にダイナミックなオチだ!
できれば、野比家が完全に地下に沈没していたほうがより面白くなったかもしれないぞ。(最低発言)
そして、上の画像を見る限りだと、
今回のアニメのパパは「苗木を植える目的」で庭に穴を掘っていたようですが、
原作では、「パパが庭に穴を掘っている理由」がとくに説明されないまま終わっているんですよね。
自分も今回の感想記事を書くために、あらためて原作を読み返した時にこの事実に気づいてびっくりしました。
原作のパパは一体なんのために、庭に穴を掘っていたのだろう?
あの時のパパは、ママに言いつけられて庭に穴を掘っていたらしいので、
おそらく「庭にゴミを捨てるための穴」を掘っていたんだと思いますが、真相ははてさて・・・。
といったところで、一本目の感想はおしまいです。
ガワラオ二(アニメオリジナル)
2本目は2019年6月21日放送分の再放送。
詳しい内容については、当時の感想記事をご覧になってください。
起承転結の効いた構成と可愛らしい鬼ロボット、
のび太くんの「のび太くんらしさ」がたっぷりと描かれている点など、じつに見どころが多い一作となっているので、非常におススメの回です。
今週の1本目は「集中」「呼吸」などのワードが目立っていた回でしたが、このお話は「鬼(ロボット)」が出てくるエピソード。
なんだか、今日の『ドラえもん』は、かなり鬼滅要素の多い放送回となってしまったような気がする。
そして1本目に続いて2本目でも、せっかくの休日にゆっくりさせてもらえないパパなのであった。
わざわざアイスの棒に「はずれ」って印字してあるアイス、実際にあるんだろうか?
あと、劇中で「ドラえもんがネズミにびっくりして天井にぶつかるシーン」が流れていましたが、
あの映像は後に、アニメ『ドラえもん』の放送日が金曜日から土曜日に変わる際に告知アニメの映像として流用され、放送内で頻繁に流れていた記憶があります。
そうか、『ドラえもん』の放送が土曜日になってから、もうすぐ2年が経つんですね。
時間が流れるのは本当に早い。
といったところで、今週のドラえもん感想はここまでです。
■次回予告■
次回の放送は6月19日。
「父の日にアドベン茶」「キライなテストにガ~ンバ!」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(クロマキーでノビちゃんマン&タンポポ空を行く)
次回の感想:ドラえもん感想(父の日にアドベン茶&キライなテストにガ~ンバ!)