「俺のものは俺のもの お前のものは俺のもの」などのフレーズで知られる
「度を越えた独占主義」を意味する言葉として、「ジャイアニズム」という言葉があります。
日常でも耳にすることの多いこの言葉ですが、
そもそも「ジャイアニズム」とは、日常生活のどのような場面で使える言葉なのか?
これって気になりますよね。
反抗できない!いばらちゃん(1) (角川コミックス・エース)
そんなわけで本日は、月刊少年エースにて好評連載中の作品である
『反抗できない!いばらちゃん』から、「ジャイアニズム」の正しい使い方を学んでいきましょう。
<第1話ためし読み>
『反抗できない!いばらちゃん』は、
本当はお兄ちゃんのことが大好きなのになかなか素直になれない妹・いばらちゃんと、そのお兄ちゃんの日常を描いたコメディ作品。
この日も、自分の気持ちに素直になろうとせず、
「うちの兄貴のここがキライ!ありえない!」といった感じのエピソードトークを展開していたいばらちゃん。
しかし、いばらちゃん自身は普通のエピソードトークを話しているつもりなのに、
「自分のお兄ちゃん大好きっぷり」がトークの中にあふれ出てきてしまうという、非常にガバガバな状態に陥っていたのでした。
お兄ちゃんが嫌いなのに、お兄ちゃんが普段使っているベッドでくつろぐ妹の姿を見てくれ!
とうぜん、そんなガバガバ・エピソードトークが周囲に通用するわけもなく、
いばらちゃんは、友達からブラコン疑惑をかけられてしまう。
自分はブラコンじゃないのに、かけられてしまったブラコン疑惑。
「お兄ちゃんが好きじゃない」と公言するいばらちゃんにとっては、屈辱以外の何ものでもなかったでしょう。
こんな不快な出来事は、一刻も早く忘れたほうがいい。
ここは自分が好きな漫画でも読んで、イヤな記憶を完全抹消するぞ!
自分はけっして、ブラコンなんかじゃないんだからねっ!!
あー、漫画読もうっと!
というわけで、今回の『反抗できない!いばらちゃん』のお話から、
「『ジャイアニズム』は自分のブラコンをごまかしたい時に使える」ということがわかりました。
おにぃの漫画は私のもの! おにぃのものも私のもの!
このケースを参考にしつつ、
みなさんも明日からジャイアン理論(ジャイアニズム)を使って、自身のブラコンをどんどん誤魔化していきましょう。
ジャイアニズムが使えれば、ブラコンがバレる心配とはもう一生無縁だぞ!
といったところで、ちょうどお時間が来たようですね。
これにて「第5回・マンガでよくわかるジャイアニズム講座」を終わりにいたします。
最後までご清聴、ありがとうございました。
【過去のジャイアニズム講座一覧】
この漫画の「続き」はコミックスを読んでください。