第149話(第6話)「猿谷のユーレイ」
第150話(第7話)「ゴエモン、パットする」
忍者ハットリくん
第620話「巻き物には手を出すな!?の巻」
第621話「メザシは新忍法の素でござるの巻」
第622話「忍法ニセ写真でハイポーズの巻」
第623話「影千代はお客様でござるの巻」
第624話「待ちどおしい予防注射!?の巻」
第625話「図書の整理も忍法で!?の巻」
第626話「寒さいちばんスケート日和の巻」
第627話「ウソつきは忍法の始まり!?の巻」
第628話「仮病はつかれるでござるの巻」
第629話「拙者がハンサム少年でござる!?の巻」
第630話「忍法おおぜいあやつりがえし!?の巻」
3月30日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第77回)の感想です。
先週はおやすみだったので、2週間ぶりの放送だ!
まずは今週の『新プロゴルファー猿』の感想からいきましょう。
今週の一本目は、猿谷に現れた謎のユーレイを猿丸たちがやっつけようとするお話。
しかし猿丸たちの調査の結果、そのユーレイの正体がおっちゃんだということが判明し・・・。
猿丸役の頓宮恭子さんが、この回のサブタイトル「猿谷のユーレイ」を、
「猿谷の、ユ~レ~~」と、やたら感情をこめて言っていたのがなんか印象に残ってしまった一本。
おっちゃんが恥をかきたくない気持ちはわかるけど、
これなら初めから猿丸にゴルフレッスンをお願いしておけば、こんな人騒がせなことにはならなかったのに。
猿丸たちが扮する「猿谷ゴルフ場の主」の存在を秒で信じ込んでいたおっちゃん、実はピュアな性格だったりするのかも。
ゴルフ場の主(猿丸)、ヒョウタンツギみたいなビジュアルをしていました。
つづく2本目は、ゴエモン主役回。
ゴエモンが、ガールフレンドの犬をかけてパターのうまい犬とパット対決だ!
あの犬の飼い主がペットの犬にパターをやらせようとしたキッカケが何なのかが、すごく気になる。
よくわからないけど、とりあえず、すごい金持ちの家で飼われている犬なんでしょうなあ。
ゴエモンも尻尾でパターができるほどの知恵を持っていましたが、
獅子丸といい、ビリ犬といい、藤子A作品における犬キャラは賢い傾向にあります。
肝心のパター対決のほうは、彼女の犬が自分よりも相手を愛していることを悟ったゴエモンが自ら負けを認める形に。
相手の犬の幸せを思ったゆえの行動であり、じつに男らしい引き際でありました。
そして、登場人物の一部の人は、
そのゴエモンの行動意図を最後まで分からなかったように見えたのは、気のせいだろうか?
続きまして、『忍者ハットリくん』の感想にいかせていただきます。
■第620話
『映像研には手を出すな!』みたいなサブタイトルですね。(所感)
誰にも中身を見られたくない巻き物を処分したいハットリくん vs 巻き物の中身を見たいケムマキ・シンゾウ・獅子丸の戦いが、いま始まる!
ハットリくんのあの慌てようだと、てっきり春画でも描いてあるのかと思ったのですが、中身はシンゾウと獅子丸の成績表でした。
「成績表」が伊賀の里から送られてきたってことは、評価員みたいな人が普段から三葉家の近所のどこかに潜んでいたりするんだろうか?
その状況を想像すると、ちょっとコワいぞ。
ところで、ケムマキはあの後どこへ行ったんだろう?
■第621話
近所の猫が消えてしまう獅子丸がネコに化けておとり調査を敢行だ!
ハットリくんの近所って飼いネコ・ノラネコがこんなにいるのか・・・。
言葉で説明するのが難しいのですが、
影千代が考えた新忍法「エレキャット・龍の舞」は、ネコをたくさん集めて龍のように飛び回る忍法のようです。
この龍の本体(?)に触れた相手を感電させてダメージを与えるのが特徴なんだそうですが、
なんかこういうの、ファミコンゲームの3面のボスにいそうですね。
ちなみに、影千代と近所のネコ同士の秘密の合言葉は「タンスにゴン メザシにネコ」とのこと。
これはおぼえても何の役にも立ちません。
このお話を見たせいで、無性にメザシが食べたくなってしまった。
■第622話
「夢子ちゃんは誰とでも馴れ馴れしい」by ケムマキ。
ケムマキがハットリくんと夢子ちゃんの密会写真を捏造して、ケンイチ氏との仲たがい作戦を決行だ!
今どき(?)の忍者は、合成写真もお手のものなのがすごい。
ケムマキの芸当もかなりスゴかったけど、いまの時代ならフォトショップとかでああいう写真を作ったりするんでしょうね。
インターネットでは定期的に「脳が破壊された」という言い回し*1を見かけますが、
ケンイチ氏と夢子ちゃんのキス現場を目撃したケムマキは、まさにそんな感じになっていました。
それにしてもケンイチ氏は「あの写真がニセモノ」だと、ほんのちょっとでも疑ってくれなかったのが悲しい。
アニメも600話以上やってるのに、ケンイチ氏はハットリくんに対しての信頼が全くないんだろうか?
■第623話
本来は自分がやらないといけない、粘土細工の宿題をハットリくんに手伝ってもらってご満悦なケンイチ氏の姿からスタート。
ケンイチ氏、安定のクズっぷりだ!
まさか、獅子丸のダイス・スタッキングが伏線だとは思わなかった。
ケンイチ氏の自由工作をジャマしたいのだったら、はじめから全部ぶっ壊しちゃえばよかったのでは?
結果的に、ママの優しさに気持ちが揺らいだことで作戦に失敗してしまう影千代であった。
■第624話
いまのご時世だと、ちょっとタイムリーかもしれないお話。
個人的に「注射」は針が刺さる痛みよりも、自分の血液が抜かれていく様を見るのが苦手なタイプです。
注射を打つ時に「ポチっとな」と言うお医者さん、ユーモアがあるというかなんというか。
ワクチン注射もタダじゃないので、無駄打ちするくらいなら初めから断ったほうがいいという考え方もあるぞ。
シンゾウのせいで、貴重なダイコンがムダになってしまった。
シンちゃんが注射を打たれた痛みで泣き出してしまい、
涙パワーで病院が崩壊するオチかと思ったら、別にそんなことありませんでした。
ハットリくん、カエル以外に注射も苦手って初めて聞いたぞ。
■第625話
ハットリくんの忍法は、図書の整理にもつかえる!
伊賀の忍法って本当に万能なんですね。
ケンイチ氏、図書館の本を半年間も借りてたのか・・・。
あと、このお話を見ていて気付いたのですが、
トゲ次郎の出番がひさしく無かったせいで、すっかり存在を忘れていました。なんかすいません。
『ハットリくん』にトゲ次郎が出てきたのは、第541話以来かな。
こんなに本のサイズがバラバラの本棚、現実ではなかなか見ない光景です。
背表紙をよーく見てみたら、いろいろ小ネタとかがつまってそうでもありました。
(左上にある「あずまん」ってどんな本なんだ?)
■第626話
スケートの滑れないケンイチ氏が、いつものようにハットリくんの忍法で何とかしてもらうぞ!
「みんなでスケートをやる」と聞いていたので、
てっきりスケート場に行くのかと思っていたら、自然の凍った池でスケートをやっていました。
なんとなく時代を感じる描写だ。
水面が凍った池の中を泳ぐ行為はハットリくんだからできる芸当なので、良い子のみなさんは絶対にマネしないようにしましょう。
■第627話
「ケンイチの両親が昨日遊園地に行っていた」という情報だけで、全てを察知するケムマキの勘がよすぎる。
「授業がない日でも小池先生は学校にいそうだから、校内で鉢合わせしそうだよなあ」とか思ってたけど、なるほどそういうオチでしたか。
ここの「デーン!」ってSEが三連発で流れるシーンがなんか面白かったです。
■第628話
学校に漫画雑誌を持ってきても許された時代。
べつにジャンケンせずとも、2人並んで一緒に読めばよかったんじゃなイカ?
ケンイチ氏のウソが原因で、ハットリくんが2話連続で厄介ごとに巻き込まれている。
こんなことにも真面目に付き合ってくれるハットリくんは本当にいい人です。
一流の忍者は、ギプスの扱い方だって超一流だということがわかりましたが、
「逆立ちでスケボーをする」のは、まだまだ未熟のようでありました。修行が足りぬ!
週刊コメット(と、オバQ)
■第629話
ハットリくん、ハンサム少年になるの巻。
ハンサム少年もいいけど、「頭に『ソバ』と書かれた旗が突き刺さった出前」がいたことにももう少し注目してもらいたかった。
今回登場した「ハンサム」も、藤子Aキャラによくいそうな顔立ちだったのはよかったですね。
あのハンサム少年役の声優さんは誰なんだろう?
■第630話
ケンイチ氏に自分の撮った写真の的確な批評をされてしまい、くやしがるケムマキ!
「フヌゥギギル ガゥガゥ、ハガグガ ガウガウガウ」と、とても文章化不可能なうめき声でその悔しさをアピールだ!
どうやら、この回が放送されていた頃はパンダが大人気だったようです。
今でもパンダは動物園の人気者ではありますが、1987年当時だとどのパンダがいた頃だっけ。
得意の忍法でケンイチ氏をいつも出し抜いているケムマキですが、
写真撮影だけに関しては、ケンイチ氏のほうがうまいらしい。
のび太くんでいうところの「昼寝」や「あやとり」が、ケンイチ氏にとっての写真撮影に当たる感じでしょうか。
写真撮影のセンスがあるのは、ちょっとだけカッコよく見えるから羨ましいぞ。
今週放送分のお話は、サブタイトルの最後に「!?」がつく話が多かった回でありました。
というわけで、今週の感想は以上です。
来週は「ライオンズアワー・埼玉西武×東北楽天」放送のためおやすみ。
テレ玉藤子Aアワーは2週間後の4月13日から再開です。お楽しみにー。
*1:NTRや過激なエロを見たとき、またヒロインが非処女と分かった時の衝撃、ショックの喩え。「ワイも脳が破壊されたわ」「脳が破壊されるエロ同人」。(ニコニコ大百科の記事から引用)