とっておきドラえもん わきあいあい 家族編
出版社:小学館
発行日:2021年3月3日
価格:800円(税抜)
全194頁
昨年11月にスタートした「とっておきドラえもん」シリーズの第2弾。
今巻は「家族」をテーマにしたお話を、なんと17編も収録しております。
自分は通常版を買わせていただきましたが、
今回も『むねいっぱい感動編』と同様に「特別版」が同時発売されているので、
お金に余裕のある方はそちらのほうもどうぞ。
<前巻の感想記事(になる予定の記事)>
■収録内容■
ママをとりかえっこ(てんとう虫コミックス3巻収録)
弟をつくろう(コミックス10巻収録)
夢まくらのおじいさん(コミックス14巻収録)
ママのダイヤを盗み出せ(コミックス7巻収録)
ソノウソホント(コミックス4巻収録)
スネ夫は理想のお兄さん(コミックス40巻収録)
ふんわりズッシリメーター(コミックス41巻収録)
人間カメラはそれなりに写る(藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』9巻収録)
くろうみそ(コミックス8巻収録)
しんじゅ製造アコヤケース(コミックス28巻収録)
のび太のなが~い家出(コミックス25巻収録)
のび太の息子が家出した(コミックス36巻収録)
地下鉄をつくっちゃえ(コミックス2巻収録)
のび太が消えちゃう?(コミックス43巻収録)
ジャイ子の新作まんが(コミックス44巻収録)
パパもあまえんぼ (コミックス16巻収録)
解説:川島明(麒麟)「きれいごとだけじゃない、リアルな家族。」
今巻のオーラスに「パパもあまえんぼ」を持ってきているところが素晴らしい。
てんとう虫コミックスの収録作品のみならず、全集にしか載っていない作品も読めるのは、ずいぶんとお得感があります。
「のび太のなが~い家出」「のび太の息子が家出した」と、家出ネタが続けて2本も並んでいるのはワザとなんだろうか?
子供がよく家出しちゃう家系、それが野比家一族だ!
そして、この「とっておきドラえもん」シリーズは、表紙を含めた本の装丁がおしゃれなところが好きです。
この本の内容自体は、過去のドラえもん作品からの傑作選なので、
「ドラえもん好きなら今すぐに買え!」というほどの本ではないのですが、
こういう本が自分の家に一冊あると、普段の生活の中に程よいゆとりが湧いてきそうな気がします。
皆さんも『とっておきドラえもん』を読んで、ドラえもんの名作の数々に癒されてみてください。
あと、この本で「ママのダイヤを盗み出せ」を再読していたところ、
扉絵のカケアミ(?)の部分がやたら雑に描かれているっぽく見えることに気づきました。
3分くらいで慌てて描いたように見えるほどに雑なカケアミだけど、
藤子F先生が原稿を提出する直前でカケアミを書き足したくなったんでしょうか。
それとも、アシスタントさんが描いたカケアミだったりしたりして。