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今週の『僕とロボコ』感想(第31話「ボンドとボタン」)

 

 

3月1日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ13号掲載『僕とロボコ』第31話の感想です。

 

 

 

 

今週の『WEEKLY週ちゃん』によると、平ボンドくんはコーディネート上手なんだそうです。

確かにそういわれてみれば、そんな気もする。

 

『僕とロボコ』をファッションの観点で見ることはほとんどなかったので、こういう目線での批評はなかなか新鮮でした。

 

 

 

そして、今週の目次コーナー「ジャンプSBS!!」では、

「宮崎先生のおばあちゃんは、毎週ロボコを楽しみにしてる」(担当:杉田)」というロボコのプチ情報が。

 

このコーナー、普段は「実はこんな設定にするつもりでした」みたいな情報が載っていたりするのですが、

こういうプライベートな情報を掲載する回もあるんですね。今後もロボコ情報が載ったりしないかしら。

 

 

 

週刊少年ジャンプ(13) 2021年 3/15 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(13) 2021年 3/15 号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/03/01
  • メディア: 雑誌
 

 

 

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今週の『僕とロボコ』はセンターカラー!

本編の内容と全く関係のない扉絵ともに、ボンドくんが1865年(慶応元年)の日本にタイムスリップしてしまうお話をお届けだ!

 

 

 

 

第5話のプール回でその存在が明らかになっていましたが、

ロボコのお腹のボタンは「過去の世界にタイムスリップしてしまう機能」を持っているようであった。

 

 

 

ちょっとお腹に衝撃を与えただけで、過去の世界に送り飛ばされてしまうリスクがあるのは怖すぎる。

 

今回のロボコはキン肉マンの超人になりたがっているようでしたが、

お腹にパンチをされただけで敵を過去の世界に消し去ってしまえそうなロボコは、ある意味ベンキマンよりおそろしい超人だ!

 

 

 

 

「過去の世界にいるロボコを探せば、元の時代に帰れる」という展開は、なんとなくエモーショナルな印象を受けましたが、

 

実際にボンドくんが慶応元年の世界を探してみた結果、

今のロボコと全く変わらない姿のロボコがウジャウジャ出てきたので、エモいとかそんなことは全くなかった。

 

『アンデッドアンラック』でやってた感じのやつとほぼ一緒なのに、あっちとは全然ちがう!

 

 

 

 

OM(オーダーメイド)が普及し始めたのは20XX年らしいのに、

なんで江戸時代にロボコがあんなにたくさんいるんだ?などの疑問はとうぜん浮かんだけど、

 

この疑問の答えが、今後の伏線になるかもしれませんし、

ただ単に「江戸時代にロボコがいっぱいいたらおもしろいから」というノリでやっちゃっただけで、作者さん自体もその理由をまったく考えていない可能性はじゅうぶんにある。

 

物語の整合性より、絵面の面白さを優先しても許されるのが、ギャグマンガのいいところだ!

 

 

 

 

あ、ちなみに、

「タイムスリップしたのに自分の友達とそっくりな顔の先祖がいっぱいいること」なども気になる人がいるかもしれませんが、

この現象自体はドラえもん』世界でもよく起こる現象なので、これに関しては全く問題ありません。

 

 

「先祖が自分の友達とそっくり現象」は、それこそ藤子作品あるあるだったりするけど、

ボンドくんの言うように、今のジャンプ読者に対しては『鬼滅の最終回』と説明した方が伝わりやすかったりするのかなあ。

 

 

 

 

無事に元の世界へ帰ることができたボンドくんでしたが、

自分といっしょに、ガチゴリラくんの前世(?)であるマジゴリラくんを連れてきてしまったことによって、

ほんの短時間とはいえ、ガチゴリラくんの存在がこの世から消滅してしまう一幕もあった。

 

 

 

ドラえもん達が過去の世界からホラのびさんを連れてきた時は別になんともなかったのになあ、と思ったりもしましたが、

なるほど、連れてきた人物が前世の自分だったから消えちゃったわけですね。

 

ホラのびさんはのび太くんの前世ではなく、自分の御先祖だったからのび太くんが消えたりしなかったわけだ。

これならタイム・パラドックスのツジツマも合いますね。合うのか?

 

 

まあ、これはあくまでも『僕とロボコ』の世界とちがう、別の作品の話ですが。

 

 

 

 

そんなわけで、ロボコのお腹には、

ボタンをちょっと押すだけで過去の世界にタイムスリップできてしまう、便利な新機能が搭載された。

 

 

これから漫画のネタに詰まった時は、

とりあえずロボコ達を恐竜時代とか三国志の時代とかに飛ばしちゃえば、なんとか週刊連載1本分のお話はつくれそうなので、

もしかしたら、お腹のボタンは今後ひんぱんに使われていくようになるのかもしれません。

 

 

タイミング次第では、ロボコ達を南北朝時代の世界に飛ばして『逃げ上手の若君』とのコラボもありえますね。

ロボコがいれば、主君を襲う巨大イノシシも怖くないぞ!

 

 

 

 

【今週の藤子不二雄作品要素を感じたシーン】

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タイムスリップといえば、やっぱりこの時空間ですよね。

 

 

 

慶應の歌

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