今週の『アイドールズ!』は、ちょっとだけ真面目なお話。
本業(アイドル)が軌道に乗ったら辞めようと思っていたバイトが全く辞められず、
とうとうバイトリーダーにまでなってしまった”あいな”と、
親から「実家を継いでほしい」と言われてしまった”るか”を通して、自分の夢を追い続けることの難しさを描く内容となっております。
それにしても、
先週まではよくわからない歌をつくったり等のゆるいアイドル活動をしていたのに、
急にシリアス展開をやりだしたので、びっくりしてしまいました。
8分アニメは時間の都合上、急展開もいきなりやってくる!
<第5話 期間限定無料公開中>
るかさんの実家は、ハンコに使う「朱肉」を作っているらしい。
彼女曰く「朱肉業界ではシェア日本一を誇っている」とのことだったので、
ためしに「朱肉 日本一」で検索してみたところ、平成25年時点で国産の朱肉のほとんどは愛知県内で生産されていることがわかった。
るかさん、実は愛知県出身だったりするのかもしれないですね。
安定した人生を送りたいのであれば、家業の朱肉づくりを継いだ方が絶対にいい。
しかし、自分の夢であるアイドルを目指せなくなってしまうのもツラい。
さらに、夢を目指して頑張れば、誰しもがトップアイドルになれるわけでもなく、
あいなが言うとおり、45歳になってもアイドルとして売れず、毎日雑草を食べて生きるような生活が待っている可能性だってある。
お笑い芸人志望なら、そんな破天荒な生き方もまだ笑いのネタになるけど、
夢を売る職業であるアイドルを目指す以上、そのうち『ザ・ノンフィクション』に出られちゃいそうな生き方を続けるのはかなり厳しい。
20歳を過ぎたアイドル志望の人が「お金が無くて雑草を食べました」なんて話をしてたら、
面白いを通り越して、哀れな気分になってしまうぞ。
その食生活から、
「草食いアイドル」として、バラエティ番組を中心に売れるかもしれないけど、
本来目指していた「アイドルの夢」とは、全く違うものになっちゃいそうだ。
アイドルを目指す人の「理想的な辞め時」は、一体どこにあるんでしょうかね。
やっぱり結婚とか?
なお、「アイドル」or「家を継ぐ」以外の第3の選択肢として、
千葉の英雄・JAGUARさんのように「家業を継ぎながらアイドル活動も継続する」という方法もあるといえば、ある。
ただ、これも最終的にはイロモノアイドルみたいになっちゃいそうだから、
正統派アイドルを目指している人なら、結局はどちらかの道を選ばないといけないんでしょうなあ。
そして、肝心のるかさんは、
「テレビの占いコーナーで『朱肉に気をつけて』と言われたから」という、かなり謎な理由で、
実家の朱肉工場を継がず、アイドールズを続ける旨を明らかにしていた。
るかさんの思考がまったくもって理解不能すぎたけど、とりあえずアイドルを辞めないようなのでよかったです。
そもそも、るかさんが実家の朱肉工場を継いだとしても、
ヘンな経営をして、あっという間に工場を潰してしまい、借金苦で45歳になる前から雑草を食べる生活に突入していそうな予感もする。
るかさんはアイドルと経営者、どっちが向いてそうかと言われたら、確実に前者だと思いますし。
どちらの道を選んでも「雑草を食べる人生」が待っているのなら、
好きなことをやりながら雑草を食べる人生のほうが、絶対に楽しいぞ!
こうして、メンバー脱退の危機を乗り越えたアイドールズ。
チケットの残り枚数も4枚減って「残り79枚」になりました。順調に減っていますね。
でもこのペースだと、最終話までに100枚さばくことができないのが不安だ。
最終話ちかくでドカンとチケットが売れる展開が待っていてほしい。