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【アニメ感想】アイドールズ! Day1「空席アイドル」

 

 

シンエイ動画制作のアイドルアニメ『アイドールズ』が、今はじまる!

 

 

 

wsy-idolls.com

 

 

 

深夜アニメの花形ジャンル・アイドルアニメにあのシンエイ動画が参戦だ!

 

 

全編オリジナル作品、オールCG制作、放送時間がたった10分という気になる要素盛りだくさんな内容に興味をひかれたので、視聴してみることにしました。

普段は深夜アニメをまったく見ない人間ですが、まあそれなりに楽しんでいこうと思います。

 

 

 

ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などの人気作を

長年作り続ける古豪アニメ会社シンエイ動画は、一体どんなアイドルアニメを生み出すつもりなのか?

 

 

 

 

 

なお、今期(2021年冬アニメ)は、

公式サイトを見ただけでも制作サイドの気合が入りまくってそうな様子がビンビンに感じ取れる『IDOLY PRIDE』など、アイドルアニメの本数がやたらと多いため、

 

もしもつまらんアニメを作ってしまった場合には、

「〇〇はおもしろいのに、アイドールズはつまんねーwww」などの、他作品と比較するタイプの下品な誹りを受けてしまう可能性もはらんでいる。

 

 

何の特徴もない「空気アニメ」として扱われるのもアレですが、

インターネットで死ぬほど叩かれてしまうのも、流石に避けたいところです。

 

 

 

 

<第1話 無料視聴>

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

そんな期待と不安の中ではじまった『アイドールズ!』第1話ですが、

第1話の冒頭から、ユニットの黄色担当・るかさんが「もう我慢できない!」と缶ビールをゴクゴク飲むシーンから、物語は幕を開けていた。

 

 

新生アイドルユニット・アイドールズ、飲酒スキャンダルで早くも活動休止か!?

 

 

 

 

まあ、るかさんはとっくの昔に成人を迎えている上に、

飲んでいるのもノンアルビールだったというオチなのですが、アイドルファンの人が見たらかなりショックを受けそうな描写ではあった。

 

アイドルとして、あまり誤解を招くような行動は控えてもらいたい。

 

 

 

でも、「どういうアニメなんだろう?」とおもって第1話を見に来た人に向けてのパフォーマンスとしては、かなり良かったんじゃないかと。

1話切りをされてしまうことも多い深夜アニメにとって、第1話冒頭の「掴み」は非常に大切ですからね。

 

とりあえず、自分の中で「これは普通のアイドルアニメではないな」という印象だけは強く残りました。

 

 

あと、るかさんは前述の飲酒芸のほかにも、

全体的にとんちんかんな言動が目立っていておもしろかったので、第1話の時点で推しキャラを選べと言われたら「るかさん(黄色担当)」を選ぼうと思います。

 

 

 

 

 

彼女たちが所属するグループ「アイドールズ」は、

3周年記念ライブにお客さんが3人しかやってこなかったほどの、絶賛伸び悩み中なアイドルユニット。

 

 

今の閉塞感を打破するため、

アイドールズの4人は謎のしゃべる木彫りのアドバイスのもと、

「4周年記念ライブの会場をお客さんで満杯にしよう!」という、非常に大きな目標を掲げるのでした。

 

 

 

当初は日本武道館(収容人数14000人)で4周年ワンマンライブをやるつもりだったのですが、

さすがにそれはムリなので、目標をちょっと下げてキャパ100人の「駒込ほいほいホール」で4周年ライブをおこなうことに。

 

 

売れないアイドルでも、1年あればファン100人くらい集められるだろうし、

これはいい目標になりそうですね・・・と思っていたら、

ユニットの青担当・あみが値段の安さにつられてライブ会場を10日後に抑えてしまったことが判明。

 

 

 

こうして、あと9日間でファン100人を集めようとする4人のアイドルの物語がはじまるのでした・・・。

 

 

 

 

勢いで予約しちゃったのなら、即キャンセルすればいいのでは?と思ったりもしますが、

おそらく、今の彼女たちの懐事情では会場のキャンセル料も払えないんでしょうね。

なんともわびしい話だ。

 

 

 

 

 

とりあえず『アイドールズ!』第1話の感想を言わせてもらうと、けっこう面白かったです。

さすがシンエイ動画

 

 

 

『アイドールズ!』はアニメ本編の他にも、

YouTube中の人たちがゲームやトークをする生配信を毎週おこなっていたため、

 

アニメ放送前は「もしかしたら本編もこんな感じでゆるいフリートークをするだけの内容になるのでは?」と危惧していたのですが、

ちゃんとストーリーも描かれていくようだったので、それも安心しました。

 

 

10分アニメならではのゆるい雰囲気も、

シリアス感の漂う今期のアイドルアニメとの差別化を図れそうなので、なかなかいい働きをしそうです。

 

 

 

 

「10日間でキャパ100人のライブ会場を満杯にする」という、

ミニマムかつストイックな物語も、1クールの10分アニメでやる分においては丁度いい目標になるのではないかと。

 

 

アニメ第1話で「このアニメがやりたいこと」を視聴者にガッツリ説明するスタイルも、

何としてでも、視聴者を掴みたい作り手側の意欲を感じました。

 

 

 

「3話から面白くなる」と言われても、今のアニメオタクは3話も待ってられない人が多いので、

第1話から作品のテーマを掲げたり、キャッチーさを求めていきなり飲酒しちゃうのもひとつの手だと思います。

 

 

とにかく、これからのお話を見てもらうことが重要だ!

 

 

 

 

 

そんなわけで、いろいろと壮絶過ぎた第1話が終わりましたが、

とりあえずは第2話以降も続けて見ていこうと思います。

 

 

 

 

あと、劇中に出てくるしゃべる彫刻が「マコンデ彫刻」だったら、

『ブラック商会変奇郎』要素も出てきそうだったのですが、それは叶わずに終わりました。

 

これまでに、数多くの藤子アニメを手掛けてきたシンエイ動画の作るオリジナルアニメなら、

藤子不二雄要素もきっとどこかにあると思っているので、その要素も探しながらこのアニメを楽しんでいきたいです。

 

 

 

 

空席アイドルユニット・アイドールズの明日は、どっちだ!?  おしまい。

 

 

 

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  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

 

 【おまけ】

タイトルこそ「ハットリくん感想」になっていますが、『アイドールズ!』 のことについて触れている過去記事一覧です。