第127話「タイタンIII」
第128話「マシン対人間」
忍者ハットリくん
第511話「漢方忍法ツボ打ち返し!の巻」
第512話「何かが町にやって来るの巻」
第513話「新忍法の道けわしの巻」
第514話「ケムマキ忍法追い出し作戦の巻」
第515話「時代劇はたご忍法帳の巻」
第516話「忍法遠吠え大逆転!!の巻」
第517話「それはマッタで始まったの巻」
第518話「特撮忍法合戦でござるの巻」
第519話「忍法いつでもどこでも寝る方法の巻」
第520話「拙者!無敵のハットリでござるの巻」
12月22日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第65回)の感想です。
今週が2020年最後の放送となった『プロゴルファー猿』の感想、いつも以上に気合いを入れて頑張るぞ!
氷川博士が、最先端ゴルフマシン「タイタンⅢ(スリー)」を引っ提げて、猿丸に再試合を申し込んできた!
彼が工学者としてのパーソナリティを見せているのは、テレ玉放送分だと約1年4か月ぶりですね。
今回はマシーンに頼らず、ゴルフ競技に特化したパワードスーツで、自ら猿丸と戦うぞ!
「タイタンⅢ」を人間が装着すると、顔の部分がこの場所(上の画像参照)へ収まることになる。
その上にあるロボットの頭部分は、はたして必要なんだろうか?
でも、あの頭部分は、
「今回の『タイタン』はパワードスーツみたいになっちゃったけど、『タイタン』はあくまでもロボットなんだよ」ということを主張したい、氷川博士のこだわりの箇所なのかもしれません。
そして、このイデタチで「わたしがタイタンⅢだ!」と自己紹介をしていた氷川博士の姿はかなりシュールだったことも付け加えておきます。
そりゃ、普段はクールなミスターXも「これは面白い」と言ってくるわけだ。
ちなみに「タイタンⅢ」がいるのなら、当然「タイタンⅡ(ツー)」も存在するわけですが、
そちらは映画のみでの大活躍にとどまっているため、このテレ玉放送分でその雄姿を見ることは一切出来ません。
気になる人は自力で映像ソフトを入手して、勝手に見てください。
あと、気になる人がいるかもしれないので一応言っておきますが、
前回のお話でダーティジミーと一緒にイカサマ行為を行った助手の時田は、氷川博士の手によって既にクビとなったそうです。
さすが影の組織。邪魔者や裏切り者は切り捨てるのが早い!
「タイタンⅢ」のコンピュータ制御によって生み出される正確無比なナイスショットの数々は、
氷川博士が長らく追い求めていた「機械と人間の融合」そのものであった。
「氷川さんがすごいのかと思ったら、機械の力に頼ってるだけのことやったんか」という、
猿丸からのそこそこ的を得た指摘に対しては、ちょっとだけ動揺を見せていましたが、
氷川博士も一応ゴルフの技前はあったため、
「素人でもある程度のスコアは出せるが、この私のようにプレーをするとなるとそうはいかない」と反論。
「自分はゴルフの実力と工学者としての知識があるから、タイタンⅢを誰よりも立派に操れるんだぞ」理論で、なんとか乗り切っていた。
氷川博士の心を乱そうとする発言を行うも、逆に自分の心を乱されてしまった猿丸。
人間とちがい、ゴルフにありがちな「メンタル消耗」や「スタミナ切れ」が原因のミスショットとは無縁なところも、
ゴルフマシン・タイタンⅢのメリットのひとつである。
すべて「タイタンⅢ」のコンピュータ制御にお任せ状態だと、
淡々とバーディを生み出し続けるだけの、非常に機械的でつまらないプレーを展開してしまうデメリットもありますが、
まあ、どんな手段でもゴルフで勝てればええんや!って人には、おススメのアイテムだと思います。
こうして、試合は終始「タイタンⅢ」優勢のまま進んでいき、
最終18番ホールで2ストローク差と、猿丸の影の組織入りまであと一歩のところまで辿り着いた。
しかし、氷川博士のオートマチック・ゴルフにいい加減イラついてしまったのか、
本来は味方であるはずの紅蜂さんに「あなたはゴルファーを甘く見ていますね」と苦言を呈されてしまったため、
第18ホールは、コンピュータ解析機能をオフの状態にして挑むことにした氷川博士。
その結果、氷川博士は最終ホールで6打も叩いてしまう大失態をやらかしてしまい、
2ストローク差をひっくり返した猿丸を相手に、絵に描いたような逆転負けを喫してしまうのでした。
氷川博士、調子に乗った舐めプレイで見事に負けるの巻!
いやあ、久々にひどい負け方を見てしまった。
最後の最後で「カップインに失敗する確率=4%」の4%に該当してしまうなど、氷川博士は勝負のツキにも見放されてしまったようだ。
以前の対決でも「タイタン」が突然暴走し始めたりしていたので、
もしかしたら、氷川博士は生まれつき”強運”を持ち合わせていない人間なのかもしれない。
とりあえず氷川博士には、来年の正月あたりに佐野厄除け大師にでも出向いてもらい、
幸運を呼び込むための厄払いをおこなってもらうことをおススメしたいです。
そして、こんなしょっぱい試合に勝利報酬500万円を賭けてしまったミスターXの現在の心中や、いかに?
続きまして、今年最後の『忍者ハットリくん』11本立ての感想です。
■第511話
伊賀の里から、ハットリくんの指南役を務めていた爺やがやってきた!
あのハットリくんの先生ともいうべき人だけあって、忍法や武術の腕前はかなりの手練れ。
年齢の割にたくましい体をしていたのも納得できます。
今回出てきた「忍法ツボ打ち」は今後も使っていくらしいので、ちょっと楽しみです。
爺やはそのまま里に帰っちゃったようだけど、この人もこれから先のお話に出てくるのかなあ。
■第512話
「天からおそろしいものがやってくる」というトゲ次郎の予言におびえるハットリくん達。
この予言を「宇宙人の襲来」と推測したハットリくん達は、あわてて避難用のシェルターを掘ることに決めたのですが・・・。
時期的(12月)にサンタさんでもやってくるのかと思ってたけど、結果としてはそんなに遠からずといった予想になりました。
トゲ次郎はサボテンなので、キャラクター的に「雪」を知らなかったとしても、まあ不自然ではないですね。
ドリルエレキャット。
■第513話
新しく編み出した忍法「両手ぐるぐる回し投げ(両腕をぐるぐる回しながら火薬玉を大量に投げる忍法)」で、ケムマキを圧倒したハットリくん。
ものすごく頭の悪そうな新忍法だけど、意外とこういうシンプルな技が強かったりするんですよね。
腕をグルグル回すハットリくんの姿を見ていて、ピクルと戦った時の烈海王を思い出してしまった。
試行錯誤の末、自身が開発したギミックを用いた忍法「万手観音投げ」で対抗するケムマキ。
今でいうところのパワードスーツみたいな忍法で、まるで氷川博士のつくったタイタンⅢのようである。なんと不吉な!
「忍法」と言っておきながら、メカニックに頼るのはなんか邪道な気がするぞ。
■第514話
三葉家に媚びを売って信頼を得ることで、邪魔者であるハットリくんを追い出そうとするケムマキ。
でも、この作戦がうまくいく想像がまったくつかないし、いくらなんでも回りくどすぎやしないか?
そして、この作戦を知られたハットリくんによって、いいように扱われてしまうケムマキなのであった。
ニントモ、この回のハットリくんは性格が悪いように見えるぞ。
でもこの回で一番性格悪いのは、どう考えてもハットリくんを裏切っていたケンイチ氏だよなあ。
「ケンイチ氏が付き合うと不幸になる顔」がこれだそうです。
■第515話
ツバメちゃん(のご先祖?)登場回。
ケムマキの先祖・ケムマキケム吉が忍者になったのは、ハットリくんの先祖に家業のはたご屋を潰されてしまったかららしい。
ハットリくんの先祖、今のハットリくんと姿がそっくりなんですね。
ケンイチ氏の先祖らしき男の経営するはたご屋がオンボロだったので、21エモンのつづれ屋を思い出してしまった。
ケム吉は「ハットリくんの先祖がはたご屋を潰した」と言っていたけど、
どちらかといえば、ケム吉が殿様商売にあぐらをかいていたことによる廃業に思えてしょうがない。
仮にハットリくんのはたご屋目当ての客が増えたとしても、良いはたご屋ならリピーターが来るはずですしね。
■第516話
満月を見たことで野性に目覚め、忍者犬として一歩成長した獅子丸。
しかし、成長の証である「遠吠え」が近所迷惑になるとのことで、ハットリくんはとある策を講じるのですが・・・。
なんとなく、「王様の耳はロバの耳」っぽいお話でありました。
「ネコの声を犬に変換する機械」とかいって、ケムマキはまたなんかすごいマシンをつくってましたな、おい。
獅子丸の遠吠え問題は、今後も引っ張っていくやつなんでしょうかね。
そうかもしれないし、多分ちがうのかもしれない。
張り紙:おフロに使用するな!!
■第517話
将棋の待った待たないで喧嘩に発展する、ケンイチ氏のパパと小池先生!
無駄に負けず嫌いなパパもアレだけど、授業参観でチクチク言ってくる小池先生もアレだし、本気でどっちもどっちな展開だ。
「争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない」という典型的な例ですね。
そして、喧嘩のほうは、
パパが学級崩壊を止めようとする小池先生の姿を見て、勝手に改心したことで終わりました。
伊賀と甲賀が関わらなければ、今回の出来事も大ごとにならずに済んだのかなあ。
■第518話
「自分がハットリくんに負けた時の写真」が大量に貼られているアルバムの存在を知り、お返しにハットリくんの恥ずかしい写真を大量に撮ってやることを思いついたケムマキ。
ケンイチ氏が撮ったにしてはやけに違和感のあるアングルの写真ばっかりだったのが、ちょっと不気味だったぞ。
ハットリくん達を撮影所に呼び出し、様々な特撮の仕掛けで彼らを驚かすことを「特撮忍法」と称していたけど、
ケムマキは撮影所の人にちゃんと使用許可はとってあるんだろうか?
「影千代に写真撮影を任せたら全部ピンボケになった」というオチは、ハットリくんを見てきた人であればあるほど感心できるオチなんじゃないかと。
たしかに、影千代は人間の言葉をしゃべったりしますけど、しょせんはネコですからね。
■第519話
新しい忍法として「忍法いつでもどこでも寝る方法」を編み出そうとしていたハットリくん。
ハットリくん曰く「あとは相手の目を騙すために、水鳥(みずどり)の下で寝られれば完璧」とのことでありました。
これを言ったらおしまいだとは思いますが、水の中で寝なきゃいけない理由って何かあるんですかね。
べつに水中じゃない場所で寝るなり、素直に水の中に潜んでいればいいのに。
しかし、ケムマキの勘違いからヒントを得たことで、無事に新忍法を開発することができたハットリくん。
いつでもアイディアは思わぬところに転がっているということで。
■第520話
ツバメちゃん登場回。
なんだか、最終回直前みたいなサブタイトルですね。
シンゾウ、獅子丸、ツバメちゃんとの勝負にもあっさり勝利してしまったことで、
ちょっと図に乗ってしまっている感のあるハットリくんをギャフンと言わせるため、ツバメちゃん達がケムマキと禁断のタッグを組んだ!
しかし、よく知っている人たちが相手だったので、ハットリくんも苦戦しつつもなんとか戦えているようではあった。
ただ、いくら忍者とはいえ、ツバメちゃんの女心をもてあそぶのはちょっと良くないと思うぞ。
けっきょく、ハットリくんの風船を割ったから最強はトゲ次郎ってことでいいんですかね?
そして、2020年のハットリくんのラストカットはこちらでした。
2021年はいい年であるといいですね。おしまい。
そんなわけで、2020年のテレ玉藤子Aアワーの感想はここまで。
来週は「REDS TV GGR プレミアム2020」「Ole!アルディージャ スペシャル」放送のためお休みです。
次回の放送はそれぞれ、『忍者ハットリくん』は2021年1月5日から、
『プロゴルファー猿』は2021年1月12日からとなっております。
来年もテレ玉とよろしくお付き合いください。おしまい。