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【ドラえもん本レビューその251】映画ドラえもん超全集

 

映画ドラえもん超全集

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出版社:小学館

発行日:2020年11月30日

価格:5600円(税抜)

全274頁

 

 

 

 

 

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ドラえもん誕生50周年を記念した、映画ドラえもんの総まとめ本!

のび太の新恐竜』までの映画40作品と『STAND BY ME ドラえもん』シリーズ2作をあわせた、計42作品の情報が詰まった一冊となっております。

 

 

 

この『映画ドラえもん超全集』は、

各作品のあらすじから作品の世界観の紹介、映画の見どころポイントに来場者プレゼントなどの情報など、

重厚なハードカバー仕様の本に「映画ドラえもん40年の歴史」が「書籍」という媒体の中でたっぷりと表現されているので、

 

過去に見た映画ドラえもんのことを思い出しながらの読書用として楽しめる本でもあり、

「映画ドラえもんの資料目的」としても非常に役に立ちそうな本でありました。

 

 

この本のお値段(5600円)はそれこそ高いですが、その価格に見合うだけの価値はある一冊だと思います。

 

 

 

 

映画の内容紹介や注目ポイントなども、

書き手側の自我を文章の中にまったく出さず、淡々と事実を述べることのみに特化していたのもよかったですね。

この手の本で極端にネタ系の文章に走ったりしないことは、意外と大事なことです。

 

 

 

 

さらに『映画ドラえもん超全集』は、

監督さんや作品プロデューサーなどの映画関係者から寄せられた「作品の制作裏話」も収録されておりまして、

 

だいたいの人が「映画作りは苦労したけど楽しかったです」といったコメントを出している中、

一部作品では「もう反省しかないです」みたいなコメントもあったりしたので、いろいろと気持ちになってしまいました。

 

 

あの頃の映画製作の思い出を振り返るのは、必ずしも楽しいことばかりではないようです。

 

 

 

 

 

 

あと、『映画ドラえもん超全集』に関する細かいことを言わせてもらうと、

『ぼく、桃太郎のなんなのさ』の存在が今回の本ではスルーされていたのがちょっと寂しかったです。

 

ただ単純に見落としているだけで本当はどこかに情報が載っているかもしれませんが、

少なくとも自分は見つけることが出来ませんでした。

 

 

 

もともと『ぼく、桃太郎のなんなのさ』は番外作品的な扱いなので、はじめから作品の扱い自体にはあまり期待していなかったのですが、

せめて巻末の「映画ドラえもん年表」に映画のタイトルだけでも載せてもらえてたらよかったんですけどねえ。

 

同時上映作の情報はちゃんと網羅されていただけに、この作品だけハブかれたのはやっぱり悲しいぞ。

 

 

 

 

 

まあ、いろいろ言ってしまいましたが、

今のところ『映画ドラえもん超全集』を買うかどうか迷っている人は、

とりあえず、お金に余裕が出来たときに買ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

値段も値段なので「今すぐに買え」と言うわけにはいきませんが、

 

自分がこの本を読んだ限りでの意見ですが、

『映画ドラえもん超全集』は、多少ムリをして買ったとしても絶対に後悔はさせない仕上がりにはなっているハズです。

 

 

一生買わずに後悔するより、買って後悔したほうが人生楽しくなるぞ!(個人の意見です)

 

 

 

 

でも、ネットの意見を見ていたら、

 

 「『映画ドラえもん超全集』は電子書籍版もあったら嬉しいのに」

 「ハードカバー版だけでなく、普段使い用に廉価版も作って欲しい」

 

といったコメントも見受けられたので、

これらの意見がすべて実現しちゃう場合も考えて、少し様子を見ておくのも正しい判断かもしれません。

 

 

 

「映画ドラえもんの歴史の重み」を実感できるように、

あえてハードカバーの重量感を取り入れているんだろうな、という考えもわかりますが、

手軽さや読みやすさを考えたら、自分も『映画ドラえもん超全集』の電子版があったら欲しいです。

 

 

でも、この本のようにページ内に映画の情報がギチギチに詰まっている仕様だと、逆に電子化には不向きなのかも・・・。

 

 

 

 

なんだか全体的にぐだぐだな文章になってしまい、非常に申し訳ありませんが、

とにかく『映画ドラえもん超全集』は実におもしろい本なので、このブログでもおススメさせていただきました。

 

みなさんも興味がありましたら是非、手に取ってみてください。おしまい。

 

 

 

映画ドラえもん超全集

映画ドラえもん超全集