7月15日(水曜日)発売の
「コロコロアニキ2020夏号」の藤子不二雄先生情報と連載漫画全作品の感想です。
4カ月に1回しか出ない漫画雑誌の感想記事って、いつ書けばいいのか本当にわかりませんね。
今回の記事も「コロコロアニキ 2020年冬号」が発売されてから、慌ててこの記事を書いています。(現在11/14 午後2時)
本当にすみません。
まずは、今号の藤子不二雄情報から。
表紙からもわかるように、通巻20号をむかえた今号のコロコロアニキはドラえもん推し!
巻頭特集での映画『のび太の新恐竜』の特集をはじめ、「コロコロ時代」もむぎわらしんたろう先生が担当。
特別付録として「大長編ドラえもん名場面いっぱいカンペンケース」もついてきます。
カンペンケース。自分も無事手に入れられたのはいいんですが、
もったいなくて4カ月経った今でも開封できていません。
というわけで、ここからは今号のコロコロアニキの感想です。
連載第2話。ドロロンタワーにてドロロンパと戦う!
自分のペースをまったく崩さないヒミコのような存在が、バトル展開の中で意外な活躍をしてくれるんですよね。
厳しい戦いの中だからこそ、ムードメーカーは必要不可欠だ!
・「コロコロ時代」(むぎわらしんたろう)
感想は別記事にて。
自分が映画ドラえもんに携わったことであらためてわかる、藤子・F・不二雄先生のスゴさ。
・「星のカービィ デデデでプププなものがたり」(ひかわ博一)
2本立ての1本目。夏の暑さを救うのはやっぱりカービィだった!?
コピー能力のおかげとはいえ、あんなに大量の水がカービィの体のどこから出ているのかが気になるぞ。
3本立ての1本目。「サメハダーは便利の巻」。
海の中に住んでいるポケモンを陸に無理やり引きずり出すのも、それなりに残酷なんだよなあ・・・。
尻に文字が印字されてる!
ブースターパック「リンカーネイション」を開封。開幕からいきなりス●ボキッズネタだ!
作中でむさしのあつし先生の「スーパーボンバーマン」ネタがありましたが、コロコロアニキでも復活連載してもらいたいですね。
爆発オチは今どきの時事ネタにも万能に対応できそうですし、山口Pが言っていたように「ボンバーガール」ネタを自分も読んでみたいです。
・「スーパーフィッシング グランダー武蔵」(漫画:てしろぎたかし 原作:藤本信行/日本アニメーション)
前号からつづく、伝説のフィッシング漫画の後編だ!
九鬼Jrとのバスフィッシング対決は、とりあえず武蔵の勝ちといったところでしょうか。
ライバルであるはずの武蔵を見て、思わずアドバイスをしてしまう九鬼Jrがよかったですね。
「釣りは1人でやるもの」とは限らないぞ!
終盤では、武蔵たちの8年後の姿も。
8年後の澪ちゃん、子供の頃の面影がまったく無かったのでびびってしまった。
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のジュンちゃんは大人になってもあのまんまだったというのに。うーむ。
最後のページでは、てしろぎたかし先生による原作の藤本信行氏への手書きメッセージもありました。
・「装甲娘」(河本ひろし)
自分用。
アプリ配信開始記念とのことで、今号はページ大増でメンバー全員のくすぐり回をお届け。
「くすぐり見てコーフンする奴がアニキ読者にいるのかよーっ!!」
「そ・・・そんな変な人がアニキを読んでない事をいのるだけれすーっ!!」とのことでした。
仲間のピンチを救わないのはダメだけど、サービスシーンのために一旦様子を見ておくのも一応の正解ではあります。
今回初登場のレッドリボンさんは、目立ちたがり屋なんだろうか?
・「バンバンドリドリ」(ニャロメロン)
無人島サバイバル回。扉絵ネタは安西マリア「愛の爆弾」から。
「百合カップルの間にチャラ男投入したい」は確かによく燃えそうな素材ですね。
これは某藤本タツキ作品へのオマージュか?
2本目。「ドーブルは苦悩するの巻」。
あんな絵しか描けないのに立派なアトリエを持っているドーブルであった。
あのドーブルのトレーナーが金持ちだったりするのか?
・「コロコロ創刊伝説」(のむらしんぼ)
2本立てで「ハゲ丸絶頂伝説」編。
全盛期は11誌連載を果たしていた「つるピカハゲ丸」絶頂時のお金事情とか、
第33回小学館漫画賞児童部門受賞の思い出とか、シンエイ動画でアニメ化した時のお話とか。
こういう過去話を見ると、「漫画家」として人気を維持し続けていくのやっぱり難しいんだなあ、と。
あと、「つるピカハゲ丸」であんなにお金が入るなら、これまでに藤子プロが「ドラえもん」で得たお金は相当なものになるんでしょうね。
ドラえもんの印税やグッズ収入で毎年いくらくらい入っているんだろう。
・「40代漫画家 原稿料は月5万・・・副業のユーチューバーでの月収20万!!」(ピョコタン)
今回は「ツイッターで会った事のないやつにブロックされた!」と実写絵でのブチ切れからスタートだ!
「人気ジャンルよりも、せまいジャンルを狙って勝負をする」というのは、確かに納得のいくやり方です。
ちなみに、「YouTubeに参入する芸能人たち」の中に、
6月19日にYouTubeチャンネルを解説したばかりのとんねるず石橋氏が入っているのを見るに、この原稿もかなりギリギリに描かれたんだろうなあ、と。
この雑誌の発売日は7月15日なので、〆切的に大丈夫だったんだろうか?
・「コロッケ! BLACK LABEL」(樫本学ヴ)
いま明かされる、シャトーブリアンの過去。
グランシェフ王国で生まれた、背中にバンカーマークを持つ人間がリゾットそっくりの見た目になるのはなにかの伏線なんだろうか?
「バンカー」ってバンカーマークが浮き出ないとなれないものだったんですね。
てっきり「今日からバンカーになるぞ!」と決意すれば、素人でもなれるのかと思ってました。
コロッケとシャトーブリアンの遭遇で、次回、激戦は必至か!?
今回の表紙を見て、てっきり百合マンガに鞍替えしたのかと思ってしまった。
でも、想像力が豊かな人なら本編を読んでもいろいろ妄想が出来そうな内容でもありました。チャラ男を投入してみたい。
ヘブンズゲート、なんでここにきて謎解き要素のあるコースをつくったんだろう?
御前崎って誰だっけと思ったけど、最初に四駆郎を探してた人か。
Mr.Gの正体がまさかの人物だったところで、次回に続く。
・「爆走兄弟レッツ&ゴー!! ReturnRacers!!」(こしたてつひろ)
さすらいのバイク乗り・サラが登場。また作者の趣味で描いたようなキャラだ!
欄外コメントでこした先生から「メンヘラサラちゃん」呼ばわりされていたけど、実際はどうなんでしょうかね。
突然泣き出すあたりは確かにメンヘラっぽいですが。
今回は回想シーンのみの登場とはいえ、コロコロアニキでの鷹羽リョウの登場はこれが初めてでしたっけ。
・「爆転シュート ベイブレード ライジング」(青木たかお)
ユーリ vs ボリスの、ボーグ0(ゼロ)同士の対決だ!
ユーリの「自分に憧れすぎるあまり、自分自身の強さを追い求めていない」というボリスへの指摘は的確だった。
ボリスの成長を期待して、ユーリはあえてボーグ0から去ったのかもしれません。
でも、ボーグ0は日本滞在時に全員同じホテルに泊まってそうだから、ホテル帰ったらユーリとばったり出くわしてしまうこともありそうだ。
そして、このベイブレード大会の裏で糸を引いていそうな謎の仮面男も登場。
謎の暗黒空間で謎のセリフをしゃべる、謎の仮面男。すべてが謎だらけだ!
・「Yの箱船」(原作:天樹征丸 漫画:石蕗永地)
天国に行きついたのかと思ったら、ここはまさかの「堕天国」だった!
自分たちの天国の広さがわからない程度であんなにキレるもんかね?
天国の広さを教えてもらえるんだから、彼らも時間制限なしでよっくり考えさせてやればよかったのに。そういうことでもないか。
「今回の問題は方程式を使えば解ける」と聞くと、けっこう簡単そうな気がするから不思議だ。
でも、相変わらず自分の力だけで問題を解こうとは思わない今日この頃です。
・「切札勝舞はマジック・ザ・ギャザリングを使いつづける(原作:松本しげのぶ 漫画:コーヘー)
ザキラ様はマジック・ザ・ギャザリングのために〇ーバーイーツでバイトしはじめる。
安定的にカードを買うお金が欲しいなら、どっかに就職すればいいのに。
小学生のくせに消費者金融に入り浸ったり、寿司を出前するやつがいたりと、相変わらず自由な世界観だ!
〇ーバーイーツは生活できるくらいには稼げるらしいですけど、今回のような配達トラブルも起きがちなので気をつけましょう。
・「劇画ガールズ&パンツァー」(小林源文)
茨城の海をかけて、栃木県と茨城県の代理戦争がはじまった!
今回栃木の戦車道チームとして登場した「大田原女子高校」って実際にあるっぽいんですが、大丈夫なんですかね。
カチューシャたち、いつのまにか大洗女子高校に転入していただと・・・!?
ノムさん追悼回。
当時のコロコロ読者の中には「マツイくん」で野村克也氏のことを知ったという方も多いのではないかと。
扉絵アオリ文句の「やっぱり野球って素晴らしい!!」の言葉もいいですね。
・「星のカービィ デデデでプププなものがたり」(ひかわ博一)
2本立ての2本目。世の中のいろいろな疑問について考える。
コロナ禍の中における「よけいな事考えずにのんびり生きよう」という考え方はこのマンガらしくていいですけど、
Twitterとかで同じことをつぶやくと、「思考停止」だとか言ってクソリプを送ってくる人がいっぱいいそうだ。
3本立てラスト。「ラーメン屋にスゴい人がやってきたの巻」。
謎の食通・努山人が登場だ!
ピッピのつくったラーメンをどう評するのか・・・と思いきや、オチが前号のラーメン回とほぼ一緒だった!
・「でんぢゃらすリーマン」(曽山一寿)
今回はリモート飲み会でのキケンから身を守る方法だ!(守れませんでした)
あの会社の社長が、まさかのあの人だったとは。
こちょ田、ああ見えて飲むお酒はワイン派だったことにちょっとビックリしました。
・「仙人とブラックのまんがトピックス」(嵩瀬ひろし)
「ファミリーコンピュータMagazine」のあの連載が復活だ!
個人的に嵩瀬ひろし先生といえばマリオのイメージが強いんですが、さすがにムリだったようです。
あと、このマンガの主人公は諸事情でソーシャルディスタンスとなりました。
そんなわけで、コロコロアニキ2020年夏号の感想は以上です。
そして、次号となる「コロコロアニキ2020年秋号」はもう既に出ております。
まあ、ようやく感想記事が書き終わったので「2020年秋号」もちょっとだけ読んでみようかな・・・。
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(次号感想につづく)