第113話「旗つつみ対大噴火打ち」
第114話「一期生対二期生」
11月3日(文化の日)放送の、テレ玉藤子Aアワー(第58回)の感想です。
なお、『忍者ハットリくん』は、
祝日恒例の「ジャパネットたかた 生放送テレビショッピング」放送のため、今週もおやすみとなっております。(5週連続放送お休み)
ちなみにこれは、
ジャパネットが「ポーランドは北海道よりも寒い」ということを説明している時の画像です。
いい豆知識でしたね。
そして、来週からいよいよ『忍者ハットリくん』の放送が再開するようなので、安心しました。
6週間ぶりのハットリくん90分アワーにご期待ください。
それでは、今週の『プロゴルファー猿』の感想にうつります。
(画像:桜島大噴火打ち)
紅蜂さんが送り込んだ影のプロゴルファー・影の坊弁慶の正体は、ゴルフ特訓道場から姿を消していた岩鉄であった。
影の坊弁慶の正体と、自らの技を岩鉄に完全模倣されていたことに動揺を隠せずにいる猿丸。
その一方で、第4ホール「宮島」でボールをバンカーに打ち込んでしまっていた影の坊弁慶、もとい岩鉄であったが、
ここで自身の必殺ショット「桜島大噴火打ち」を発動。
ボールをバンカーの砂ごと吹き飛ばし、カップに砂が落ちる勢いを利用してボールを入れるという、
『プロゴルファー猿』世界においては、めずらしく合理的なショットをお披露目していました。
つづく5番ホール「安宅の関」でも同じ技を使い、バンカーからのカップインを狙う岩鉄でしたが、
バンカーにある砂の量が想定よりも少なかったせいで、カップインする前にボールが止まってしまうイージーミスを起こしてしまい、
結果的にこのミスショットが、猿丸の勝利へとつながってしまうのでありました。
そして、猿丸にも、
「他人からの挑発に乗らず、自分のゴルフをすること」という自らの弱点克服法を知られてしまったことにより、
紅蜂さんが望んでいた、猿丸の影のプロゴルファー入りもまた遠くなる結末に。
いや、でも、これで猿丸がゴルファーとしてまたひとつ強く成長できたのなら、
紅蜂さん的にもよかったんじゃないかと。
なお、岩鉄のこのショットの失敗後に、
「桜島大噴火打ちはバンカーの砂が少ないとかえって失敗しやすい」うんぬんの解説をおこなっていた紅蜂さん。
「影の坊弁慶」の育ての親である紅蜂さんが、
あの場面であそこまで詳細な解説ができるということは、
おそらく紅蜂さんは、岩鉄が桜島大噴火打ちを再びおこなった時点で、
「あ、このコースであのショットをしたら失敗するぞ」と、岩鉄の敗北濃厚を察していた可能性が高いです。
しかし、相手側の勝利が決まりそうな場面でも、岩鉄に一切アドバイスをしなかった紅蜂さん。
シャドートレーニングセンターの所長になっても、
ゴルファーにとって一番大切なフェアプレー精神を守っていたかったのかもしれません。
岩鉄も「弁慶のコスプレをせずに普通にやっていれば勝てた」などの言い訳を一切せず、
「まだまだ修行が足らんようでごわす」と素直に負けを認めていた。
むしろ、あんな即席で作り上げたようなゴルフスタイルで猿丸とここまで対等に戦えたことのほうを評価するべきだと思います。
今回は敵側にまわっていた紅蜂さんと岩鉄さんでしたが、
彼ら2人のゴルフに対する実直な姿勢には、非常に素晴らしいものを感じられました。
一方、猿丸の留守を守っていたおっちゃんと若葉ちゃん。
蛭田たちによって、一時は猿丸の無断外出がバレそうになる場面もありましたが、
おっちゃんが何も書かれていない紙を「医師からの診断書」として読み上げるアドリブを効かせたことなどによって、なんとか窮地を乗り越えられたのでした。
今回のおっちゃんの白紙のくだりや、
新・蜂の巣カントリーの5番ホールの名前「安宅の関」で気づいたのですが、
若葉ちゃんが毛布をかぶって猿丸のフリをしていたのは、すべて「勧進帳」をモチーフにしていたからだったんですね。
これは、猿丸の対戦相手が「弁慶(のコスプレをした岩鉄)」だった時点で気づいておくべきでした。
アニメの蛭田はたまーにこういうギャグ顔を見せてくるところがあるぞ。
こうして、猿丸の無断外出はバレることなく終わり、
続く2本目では、いよいよ蛭田・力戸 vs 猿丸・鷹巣の一期生・二期生対決がはじまっていく。
アニメが、ようやく原作パートに戻ったぞ!
一期生からは「蛭のようにねちっこいゴルフをする」と評判の男・蛭田は、一体どのようなゴルフを見せてくれるのか。
来週からの『プロゴルファー猿』にも、乞うご期待だ!
というわけで、次回の『プロゴルファー猿』の放送は11月10日。
ここ最近、ずっとお休みだった『忍者ハットリくん』も来週から放送を再開するぞ! お楽しみに。