第99話「新たなる決意」
忍者ハットリくん
第450話「ケン一氏サイコキネシスの巻」
第451話「秋の夜は虫の声の巻」
第452話「忍法筋肉づくりはニンニンでござるの巻」
第453話「風邪ひき防止大作戦の巻」
第454話「防犯システムに挑戦するでござるの巻」
第455話「クリスマスケーキと大そうじの巻」
第456話「カエルなんてこわくないでござるの巻」
第457話「忍法別人格はおそろしいの巻」
9月8日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第51回)の感想です。
野球中継や高校野球ダイジェストの放送が重なったことにより、
8月4日以来、約1か月ぶりのテレ玉藤子Aアワー放送とあいなりました。*1
なお、テレ玉藤子Aアワーの放送が無かったこの1カ月間で一番の出来事といえば、安倍晋三首相が辞任をしたことです。
(※2030年頃にこの記事を見た人向けの文章)
安倍元総理も今ごろ、自宅のテレビでテレ玉のハットリくんをのんびり見てるのかもしれないぞ。
そんなわけで、今週の『プロゴルファー猿』の感想です。
1カ月以上待たされた、猿丸vs紅蜂の試合の決着は、
突然発生したつむじ風によって、猿丸のボールがカップインを邪魔されて負けるというかなり後味の悪い幕切れとなってしまった。
球斎先生は今回の猿丸の敗北に対し
「運を呼び込むのも実力のうちだ!」とコメントを残していましたが、
もしかしたら猿丸は、これまでの試合で強敵と戦いすぎたことによって「運」をすべて使い切ってしまった可能性がある。
よく考えたら「旗包み」や「モズ落とし」などのショットも、
猿丸は毎回カンタンそうにやり遂げていますが、あれだって相当な強運がなければ成功しなさそうな技だ。
自らのゴルフそのものを見つめなおすのも大事ですが、
今回のような自然の驚異による敗北を防ぐために、今後は開運を目的にしたスピリチュアルに励んでみるのも一興なんじゃないかと。
このお話でミスターXも
「影プロとして生きるには派手なくらいがちょうどいい」と言ってましたし、
猿丸も開運ネックレスや開運パワーストーンをジャラジャラ身に着けてプレイしたら、何かが変わるかもしれないぞ。
まあ、そんな戯言は置いておくとして、
今週2本目のお話では、アメリカからやってきた謎の男・ハスラージェロニモが登場だ!
この人、アニメでは影のプロゴルファーの一員になってるんですね。
原作では自分の雇い主だったはずのおっちゃんから賭けゴルフでゴルフセットを奪い取っていたりと、かなりやりたい放題な男である。
でも、後述の理由で普通のクラブは絶対使わないはずなのに、ジェロニモはあのゴルフセットをどうするつもりだったんだろう?
まさか、転売目的か?
アメリカからやってきた男らしく、
コーラびん1本をゴルフクラブ代わりにして戦うという独特過ぎるプレイスタイルを見せたジェロニモでありましたが、
普通のゴルファーではなく、影のプロゴルファー相手なら向かうところ敵なし状態の猿丸にあっさりと敗北。
自分の雇い主であるはずのミスターXからも、
「わたしは最初からジェロニモが勝つなどとは思ってはおらんよ」と捨て駒扱いされていたことまで発覚するなど、かなり散々な扱われ方であった。
テレビには映ってなかったけど、
上のミスターXの発言を聞いたときのジェロニモは確実に「えっ」って顔をしていそうです。
そんなわけで、アニメではまったくいいところの無かったジェロニモでしたが、
かつて、Wiiから発売されたプロゴルファー猿のゲームでは、
剣崎はんや大神を差し置き、使えるキャラクターの一員としてちゃっかり参加していたりもするから、なかなかあなどれない人物である。
なお、前回から登場している紅蜂さん(通称:帰ってきた紅蜂)やドラゴンもこのゲームで使えたりするので、
あのゲームで使えるキャラを選んだ人は、
もしかしたらアニメの90話~100話だけみて、キャラをセレクトした可能性もなくはないぞ。
そうであってほしくはないけど。
それにしても、ジェロニモはなんで「コーラの瓶でゴルフをしよう!」と考え出したのかが気になる。
状況に応じて、いちいちコーラを飲んだりするのもたいへんそうだ。
試合中に耐え切れなくなって、ついつい大きめのゲップをしちゃったりしないのかな?
そして、久しぶりの勝利の余韻も冷めやらぬ中、球斎先生に車でどこかへと連れ去られてしまう猿丸。
猿丸がどこへ連れ去られたのかについては、次回までのお楽しみということで。
続きまして、
こちらも約1か月ぶりの放送となった『忍者ハットリくん』の感想です。
■第450話
ツバメちゃん登場回。
ハットリくんに対抗するべく、ケンイチ氏がケムマキから(インチキの)超能力を学ぶお話です。
なるほど、これが超能力ウォーズですか。
ケンイチ氏をだますために石にラジコンを仕込んだりと、今回も電子工作のうまさを見せつけていたケムマキ。
その後のハットリくんもそうだけど、忍者は相手をギャフンと言わせるためなら、手間をかけたトリックを仕込む傾向があるぞ。
今回のサブタイトルが一瞬だけ「ケンイチ氏サイコパスの巻」に見えたのはないしょだ。
■第451話
「キリギリスに対する悪口が自分の悪口にしか聞こえない」と言い始めたケンイチ氏!
家族から「(ケンイチ氏は)キリギリスみたい」と言われて、キリギリスの形態模写をし始めたり、
みんなからの悪口に腹を立てて、キュウリをやけ食いするケンイチ氏はなんかこわいぞ。
そもそも、自分に心当たりがなければそんな悪口も気にならないはずなんですがニィ。
ケンイチ氏、夢子ちゃんに飼われたい願望があるのか・・・。
■第452話
夢子ちゃんの理想のタイプになりたいがために、ケンイチ氏が無茶な筋トレに励む回。
「夢子ちゃんが銅像を見ている光景」を見ただけで悪だくみを思いつくケムマキは本当に性格が悪い。
あと、このお話のオチは変にカオスな雰囲気になっていたので、まだ見ていない人は必見ですよ。
何も知らない子供が見たらトラウマになりそうな膨らみ方
■第453話
風邪をひきたくないケンイチ氏が、ハットリくんの助けを借りて風邪知らずの体を目指すぞ!
でも、「風邪予防」のために夜中に大笑いしながら裸で街をマラソンをするくらいなら、自分は風邪をひく方を選びたいです。
最終的にケムマキの風邪をうつされた影千代が、なんだかかわいそうだ。
あと、劇中で流れた謎の歌は、藤子不二雄先生自らが作詞をした曲だったりするからすごい。
あの歌を作詞して、印税どれくらい入ったのかな。
■第454話
コンピュータのみで、独自の防犯システムを作り上げた小池先生。
自分のクラスの生徒を実験台にして、実際にドロボウを探知できるかを大実験だ!
この回の本放送年である、1983年当時のコンピュータ事情が分かる回です。(たぶん)
あんなにでかいコンピュータをアパートの2階に置いたら、重さで床が抜けやしないだろうか?
あれから30年くらい経ったけど、
自分のパソコンじゃあんな防犯システムはとても組めそうにないから、小池先生ってすごいんだなあ。
■第455話
クリスマス回と年末の大そうじ回を兼ねた一作。
ケンイチ氏が言っていた「クリスマスケーキはクリスマスが終わってから買った方が安くてお得理論」はよく聞く話だけど、
実際にクリスマスが終わって安売りされているクリスマスケーキを見た記憶がまったく無い。
あの手のケーキはクリスマスが終わったら、値段を安くするよりも先に廃棄されるんじゃないだろうか?
この回は年内(1983年)最後の回なので、
いかにも「年内最後」って感じで終わりましたが、今年(2020年)はまだ3カ月も残っているから惑わされないようにしましょう。
■第456話
ケンイチ氏の助けを借りて、ハットリくんが苦手なカエルを克服しようとするお話。
助けたカエルの名前がピョン吉じゃなくてピョン太だったのは、やっぱり大人の事情なんだろうか?
カエルに会いたくないなら居留守でも使えばいいのにとか思ったけど、そこらへんはやっぱり義理堅いんでしょう。
自分の頭を90度回転させる忍術「忍法後ろ顔」で、カエルの恐怖になんとか打ち勝ったハットリくん。
でも、顔が後頭部にある人間のほうがカエルの100倍こわいぞ!
■第457話
自らのカエル恐怖症克服(またか)のために、
自分の人格を変える忍術「忍法別人格」をつかって意地悪な性格になってしまったハットリくん。
性格改変でカエルが苦手にならなくなったのはよかったけど、
「自分の人格を変える忍法」って、一体どういう時に使うんだろう?
他人にめいわくをかけるような忍法はあんまり使わない方がいいですね。
なんかこわいですし。
というわけで、今週の感想はここまで。
次回のプロゴルファー猿は9月22日、忍者ハットリくんは3週間後の9月29日放送となります。
約1カ月間の放送お休みが明けてすぐに、今度は3週間のお休みをいただくぞ!