「原作担当の人がドラえもんのパロディギャグ漫画を描いていた」という理由だけで勝手に注目していた
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の第1巻が、4月17日(金曜日)に発売されました。
神さまから「高校入学とともに100人の”運命の人”と出会える」と宣告された、彼女がほしい主人公・愛城恋太郎。
しかし「選ばれなかった女の子は死んでしまうこと」も知った彼が選んだ道とは、
彼女たちと前代未聞の「100股」をすることであった・・・。
<第1話ためし読み>
当然のことながら、
「100股」も「二股」も絶対にやってはいけないことである。
しかし、
「間違っていることが前提な上で突き進んでいくラブコメ漫画」として読めば、すごく面白い作品だと思いますし、
なにより主人公である恋太郎くんが、
不器用で愚直ながらも彼女たちの事を思い、毎回誠意をもって動いているところがいい。
どんなにかっこいい人間でも、真面目で誠実じゃない男は好かれないぞ!
第2話での「彼女たちとファーストキスをしよう」という展開においても、
作業用BGMとして「はじめ〇のチュウ」を流してあげる心配りをするなど、こういったところにも彼の誠意があらわれていると感じました。
実際にこんなことされたら「しゃらくせえ」と怒る女性がいるかもしれませんが、
いちおう、彼女たちはちゃんと納得していたので「このシチュエーションが正解」ということになりました。
まさに恋は盲目!
この漫画は、基本的に「ラブコメ漫画」ではあるのですが、
作中でハイテンションに飛び交うギャグも自分の中では好きなタイプのノリだったりするので、
ギャグ漫画としてのポテンシャルも秘めた、実に注目しておきたい一作であります。
気になった人は、とりあえずためし読みリンクから第1話を読んでみよう!
さて、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』は、
この調子でうまいこと連載でつづいてくれれば、最終的にヒロインが100人出てくることとなります。
単行本になっていない分を含め、
現時点で5人のヒロインが出ているので、目標まであと95人。
本当にヒロイン100人出てきたら『源君物語』もビックリなことになりそうだけど、果たしてそこまで連載が続くんだろうか?
それにラブコメ漫画なので、
魅力あるヒロインの設定とキャラデザをあと95人分考えるのも、かなり大変なことだと思う。
水増しで双子ヒロインや5つ子ヒロインを出して7人ほど稼いでも、まだまだヒロイン候補に空きがあるからすごい。
もしかしたら、第1話に出てきた友人Aが男の娘ヒロインとして出てくる展開が待っているかもしれないぞ。
中村力斗先生の無限の発想力が試されるシナリオだ!
でも、どうせヒロイン枠が100人ぶんもあるなら、
5~6人くらいはネタに全力に走ったヒロインがいても問題ないと思う。
なので、
原作者さんの過去作を活かして「ドラえもんのことにめちゃくちゃ詳しい彼女」を出してみるってのはどうでしょうかね。
見た目は漫画とか全く好きそうじゃない優等生タイプなのに、
ドラえもんのことを聞かれると途端に饒舌になり、
「N・Sワッペンか!」「これじゃまるでどくさいスイッチじゃないですか!」「『宇宙小戦争』のロコロコじゃないんだから!」「サピオくんが助走つけて殴ってくるレベル」などといった、ドラえもんたとえツッコミを連発してくる彼女だ!
休みの日は友達にバレないよう変装して、
「藤子・F・不二雄ミュージアム」や「未来デパート」に行ってたりすると、より好感度が上がりますね。(自分の中で)
元ネタつながりで、中の人も大原めぐみさんでお願いします。
自分だって、ドラえもんのことが大大大大大好きな彼女が欲しいぞ!
というわけで以上、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第1巻の感想でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ヒロインのひとり・花園羽香里さん、足が太いところがいい。