2020年2月29日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
番組冒頭で、ドラえもんから『のび太の新恐竜』公開延期のアナウンスがありました。
「3月6日金曜日に予定していた、映画ドラえもん『のび太の新恐竜』の公開が延期になりました。
公開日が決まったらお知らせします。楽しみに待っててね。」
記念日シール(アニメオリジナル)
この回の放送日、2月22日は4年に1度のうるう年!
というわけで1本目は、うるう年をテーマにしたお話だ!(ここまでほとんど先週の記事のコピペ)
「うるう年」の存在を知らずに「今年のカレンダーが間違っている!」とバカにした結果、
しかも、その恥を隠そうとして、
うるう年を「うるうるの日」と言ってしまった結果、さらに恥の上塗りを重ねてしまう結果になってしまった。
ものを知らないのは別に恥ずかしいことじゃないけど、その恥を隠そうとするのが一番恥ずかしいことなんだぞ!
そして、そのジャイアンの「うるうるの日エピソード」を知ったドラえもんは思わず抱腹絶倒。
ジャイアンは「俺が間違えたのがそんなにおかしいのか!?」と激高していましたが、普通にオカシイと思います。
これに懲りて、自分の無知を反省するのかと思いきや、
「だいたいうるう年ってのがわかりづらい」「明日が何の日かわかってれば俺たちだって間違えなかったんだ」と、逆にうるう年に対してイチャモンをつけはじめてきた!
だめだこいつら!
しかし、このあんまりな言い草にさすがのドラえもんも参ってしまったのか、
だったら・・・と、記念日の名前を書いてカレンダーに貼るだけでその通りの日になってしまう道具『記念日シール』を取り出してくれた。
これさえ使えば、どんなにむちゃくちゃな記念日でも実現してしまうぞ!
さっそく、先ほどスネ夫からバカにされた腹いせにと「うるうるの日」を本当に記念日化することにしたジャイアン。
発案者のジャイアンさん曰く、「何を見てもうるうると感動する日」だとのことです。
ちなみに明言自体はされてませんでしたが、この道具の効果の範囲は「地球規模っぽい雰囲気」の演出がなされていた。
こんなめちゃくちゃな記念日が地球上で広まっちゃって大丈夫なんだろうか?
そもそも、日付変更線の関係とかはどうするんだ?
のび太くんのママが玉子の黄身が2つだったことに感動して泣いていたり、
テレビニュースが「今日がうるうるの日であること」を全国各地の映像を交えて報じていたりと、記念日シールの効果が目にみえるようにあらわれていた。
商店街に行ってみても、
限定10個のロールケーキの最後のお客様になれたことや、こぼれたソースの形がハートだったこと、
11時11分11秒になったことに喜んでいる人など、人によってうるうるポイントはたくさんあるようでした。
しずかちゃんやスネ夫も、ピンク色の服がお揃いだったことにうるうるしていたぞ!
普段は嫌なニュースやツイートの多いTwitterも、
この日ばかりは「こんなことがあった!うるうる!」みたいなツイートばっかり流れてきて平和そうなので、
「うるうるの日」自体は、今後も各自の心の中で広まっていけばいいなあと思います。
日常の中で小さな幸せな喜びを発見するのは良いことですからね。
ただ、発案者であるジャイアンとのび太くんが「うるうるの日」に今ひとつノリ切れなかったという理由で、この記念日はあっさりと終了。
こんどは自分たちも喜べる、2月29日の語呂合わせも兼ねた「ニッコリニクの日」を制定だ!
「4年に1度のスペシャルな肉の日」という設定のみで、
それ以外の詳細は本人たちもどういう日なのかわからないという、見切り発車にもほどがある記念日となりましたが、
記念日シールさんの強引な解釈によって、
どうやらお肉料理の着ぐるみを着て、お肉料理をプレゼントする日になったようです。
人に会ったときの挨拶は「にっこり、肉の日!」と笑顔でVサインをするのが、ニッコリニクの日の決まりだ!
とまあ、ここまではまだよかったのですが、
空き地で肉料理をおいしそうに食べていたジャイアン達を見た「ワールド肉カップ」の関係者らしき人が彼らをスカウト。
何故かジャイアン達が「ワールド肉カップ」の日本代表として参加することになったあたりから、
なんだか展開がおかしな方向へと変わっていきはじめました。
「ワールド肉カップ」とは、
世界各国の代表選手があつまって、肉料理の食べっぷりや、肉の種類や肉の重さ当てなど、
肉料理に関する自らのポテンシャルを競うことでナンバーワンを決める大会!・・・らしいです。
録画した本編を何回も見返したんですが、
誰が何のために開催して、どうやって勝ち負けを決めてるのか、最後までよくわかりませんでした。
ごめんなさい。
ちなみにこの大会。
町内のイベントでありながら、それなりに観客たちが集まっていたり、ドローンが東京五輪ばりに空に「MEAT」の文字を描いていた。
「ワールド肉カップ」の大会規模がよくわからん!
そして迎えた決勝戦。
ジャイアン率いる日本代表と、オージービーフの本場・オーストラリア代表がどれだけ肉をおいしく食べられるか?で対決だ!
これまでの戦いですっかりおなか一杯になってしまっていたジャイアン達。
この満腹状態では、審査員が期待する食べっぷりも無理なのか・・・と思われましたが、
ステーキを一口食べたとたん、そのおいしさに感動。
「こんな肉食べたことない・・・」と、
全員が涙を流しながら一気に目の前の肉をおいしそうに食べつくし、そのままの勢いでジャイアン達が優勝を果たしました。
「ニッコリニクの日」にふさわしい、最高の笑顔と涙での勝利だ!
のび太くんもちょろっとそれっぽいことを言っていましたが、
実はカレンダーの「ニッコリニクの日」の『記念日シール』が剥がれていて、
その下に貼られていた「うるうるの日」の『記念日シール』が見えていたから、終盤で「うるうるの日」になってしまっていた・・・というオチでした。
あの道具、
『記念日シール』を上から貼れば、前のシールを無効化できるシステムだったんですね。
カレンダーには前のシールも貼られたままなんだから、
両方の記念日が両立してないとおかしいような気もするけど、まあ細かいことは気にしないでいきましょう。
あと、このお話を見たときに
「勝手に記念日をつくりたいなら『日本標準カレンダー』を使えばいいのでは?」と疑問に思っていましたが、
どうやら「シールが剥がれて前の記念日が復活オチ」を成立させたいためだけに、新たなひみつ道具『記念日シール』を生み出したっぽいです。
途中からの展開がめちゃくちゃだったのに、オチまでの構成はしっかりとしている!
Twitterを見ていたら、
「今回の脚本書いた人は焼き肉屋行った帰りにこのお話を書いたのでは?」というツイートを見て、思わずふいてしまった。
とにかく破天荒なお話だったけど、なんやかんやで面白かったのでよかったことにしましょう。
4年に1度のうるう年を見習って、4年に1度くらいはこんなハチャメチャ回があってもいい!
そんな感じで1本目の感想はおしまいです。
やりすぎ!のぞみ実現機(コミックス42巻収録)
作中でドラミちゃんが「メリークリスマス!」と言っていたところで察しがつくと思いますが、
2本目のお話は、2017年12月2日の再放送です。
去年のクリスマスにこの回を放送すればよかったのに、なぜ無編集で放送してしまったのか。
ドラえもんの過去回を再放送するのはいいけど、一体どういう基準で選んでいるんだろう?
北海道に緊急事態宣言が出る中、スネ夫がのんきに札幌旅行に行っていたり、
コロナウイルスの影響で来週から全国の小中学校が休止になる中、のび太くんが「学校のテストを受けたくない」と言ってくるなど、
再放送でありながら、微妙にここ最近の時事の話題とリンクしているような気がした一本でした。
アニメスタッフ側も、再放送ラインナップを決めた時はまさかこんなことになるとは思ってなかったんでしょうなあ。
再放送ならではの妙が生まれてしまった。
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。
●スネ夫としげおの君も今日から恐竜博士●
今週のテーマは「最大の恐竜アルゼンチノサウルスは25メートルプールよりはるかにでかい」。
なぜプールと比べた。
VTRに出てきた全長22メートルのマメンチサウルスの存在は「ドラえもん」で知っていましたが、それよりも大きいんですか。
「招待錠」食べさせるのにもひと苦労しそうだ。
あと、トゥリアサウルスの体重を1ケタ間違えちゃった回のやつなんですが、いつのまにか「40t(正しい数値)」に修正された動画が公開されていました。
「およそ40t」と言っている時の薗田おにいさんの口元を見ると、編集された痕跡がわかるので注視してみましょう。
誰が編集したのかわかりませんが、お疲れさまでした。
■次回予告■
次回の放送は3月7日。
「ドラえもんが受験生!?」「拝啓、虹谷ユメ子さん」 の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(ネコになったドラえもん&平和アンテナ[再])
次回の感想:ドラえもん感想(ドラえもんが受験生!?&拝啓、虹谷ユメ子さん[再])