第57話「猿真似ショット」
第58話「謎の美少女」
テレ玉藤子Aアワー第30回の感想です。
今週は私生活が妙に忙しかったせいで、感想を書くのが遅れてすみませんでした。
なお、祝日恒例となっている「ジャパネットたかた生放送テレビショッピング」放送のため、
今週の『忍者ハットリくん』は放送お休みとなっております。
今回の『プロゴルファー猿』は、前回からつづくブラック・エイプとの対決からはじまった。
ブラック・エイプは初対面の人物であるおっちゃんから聞いた情報のみで
猿丸の必殺技「モズ落とし」「ブレーキ打ち」を猿真似してしまう、非常に恐ろしい相手であったが、
第3ホールで「旗包みショット」の猿真似をした結果、風向きに嫌われて失敗。敗北してしまった。
ブラック・エイプの失敗に対し、
「風向きまで計算に入れてやるのが本物の”旗包み”なんや」と語る猿丸。
やはり、伝え聞きのみでショットを完全習得するのは難しかったようです。
数多のバトル漫画でも「相手の技をコピーできるキャラ」は一見強そうに見えて、意外と弱かったりするイメージが強いですが、
アニメのブラック・エイプも、そのコピーキャラのイメージから抜け出すことはできずに終わってしまった。
第58話の紅蜂さん曰く、
「ブラック・エイプはシャドウマスターズの優勝候補」と噂されていたようでしたが、それにしては優勝候補らしからぬミスで負けてしまった。
もともとのゴルフの技術はあるように思えたので、
ブラック・エイプもあそこで旗包みショットを狙わなければ勝てていたかもしれないのに、
なぜ彼は最後まで猿真似ショットにこだわってしまったんだろうか?
「自分の猿真似ショットが思いのほか上手くいったのが嬉しくて、つい旗包みもやってしまった・・・」という、
プロゴルファーらしからぬ理由だったら、ちょっと人間臭くておもしろいぞ。
まさか、ブラック・エイプは練習なしのぶっつけ本番で猿丸の猿真似ショットをやってたとかだったらどうしよう。
たしかに一発成功であんなにうまくいったら、調子に乗っちゃうのもわかるけど。
猿真似ショットを使いこなすつもりが、
自身の猿真似ショットに食われてしまったブラック・エイプ。ここに散る。
「他のゴルファーの試合も見たいからこの先は行かないよ」と言っておきながら、
実はヘリコプターで第3ホールの一部始終をちゃんと見ていたミスターXはかわいい。
続く第58話では、
2回戦の相手であるレッド・スコルピオと対戦だ!
砂の中からあらわれることで、
テレビの前のみなさんに「砂漠の恐怖」サソリのイメージと、初登場シーンのインパクトを猛烈に与えていく!
(この人は砂の中にもぐっている間、何を考えていたんだろう?)
猿丸のキャディー兼作戦参謀である中丸をサソリの毒で動けなくするという、
アニメオリジナルの卑怯な作戦をつかってきたミスターXの策略が働く中、はたして猿丸は勝利をつかむことができるのか?
というわけで、次の対戦相手のモチーフがサソリなので、
「サソリをつかった作戦」で猿丸の邪魔をしてきたミスターXであった。
でも「毒サソリ作戦」で猿をゴルフで負けさせたいなら、
中丸よりも、プレイヤーである猿丸自身に直接毒サソリを仕掛けたほうが手っ取り早そうな気がするのに、
それをやらなかったのは、ミスターXなりの礼儀があったってことなんでしょうか。
それとも、ただウッカリしていただけなのか。
ちなみにサブタイトルにある「謎の美少女」とは、この人のことです。
確かに美少女、そして謎の存在だ。
この謎の美少女が、レッド・スコルピオとどういった関係があるのか。
それについてはまた次回ということで。
というわけで、次回のテレ玉藤子Aアワーは2月18日(火曜日)放送です。
お楽しみに。