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ドラえもん感想(落とし物つりぼり&強いペットがほしい)

  

2019年11月2日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

落とし物つりぼり(コミックス32巻収録)

原作回。というわけで、1本目は『落とし物つりぼりとつりざお』のお話です。

 

学校近くの川で釣りをするジャイアンスネ夫のび太の3人。

順調に魚を釣りあげるジャイアンスネ夫をよそに、のび太くんだけ魚じゃなくてゴミばっかり釣りあげてしまうという不幸が起きていた。

 

テレビ画面で見る限りでは、魚が住めるくらい水質もよさそうな川だったのに、

この川のどこに、ヤカンやクツが捨てられていたんだろうか?

 

あと、クツ(無生物)を釣り上げたはずなのに、のび太くんの釣り竿のウキが反応を示していたことも謎だ。

この川、もしかしたらどっかの異次元とつながっていたりする可能性があるぞ。

 

 

 

そんなアニメあるあるにツッコミを入れるのはこれぐらいにしておいて、

『落とし物つりぼり』で川に忘れたバケツを取り戻したことで味をしめたのび太くんは、

調子に乗って「去年なくした10円玉」を探すため、捜索範囲を「街のどこかで落とした」と、アバウトにもほどがあるやり方で指定。

 

その結果、町じゅうに落ちていた全ての10円玉が大量に釣り上げられることとなってしまった。

何十枚もの10円玉がひと固まりになって釣り上げられる姿、一生に一度見れるか見れないかくらいの光景だと思います。

 

 

もちろん、釣り上げた10円玉はすべてドラえもんが責任を持って交番に届けていった。

拾ったものをそのままネコババしたら、ママが言うところの「しゅうとくぶつおうりょう罪」になってしまいますからね。

 

あの大量の10円玉を「落とし物」として持ってこられた交番のお巡りさん、すごく困ってそうだ。

 

 

そういえば、町にあるお金を集めてくれる『カネバチ』という道具もありますが、

あの集めたお金もすべて交番に届けないといけないと考えると、あんまり使う気が起きなくなる道具ではある。

 

未来の世界で『カネバチ』を買う人は、自宅にある小銭を探すのがめんどくさいお金持ちの人か、

町に落ちている小銭をすべて拾い集めて交番に届けたいフェチの人なんだと思う。

 

でも、後者とおなじやりかたで所有者の権利が無くなるまでの半年間を待ち、拾った小銭を手に入れるという使い方も考えられる。

 

ひどくまわりくどいけど、何もしないで半年ごとに1000円ほどの金額が手に入るのはなかなかに良いライフハックだと思います。

自分はそんなライフハック、やりたくないですが・・・。

 

 

 

「『落とし物つりぼり』で町じゅうの落とし物を拾って感謝されよう!」と思いついたのび太くんはさっそく町へ繰り出していく。

 

原作ではしずかちゃんの家へそのまま向かうのですが、

今回のアニメのオリジナル展開として、のび太くんが道中でフニャコフニャオ先生からもらった漫画原稿をなくしてしまった漫画編集者のおじさんと遭遇。

 

靴ひもを結ぼうとして漫画原稿をトラックの荷台に置いちゃったスキに車が出発してしまうという、うっかりにもほどがあるミスですが、

「どうすればいいんだ・・・」と他人に聞こえるほどの声量で独り言を言ってしまうくらいには、相当まいっているようだった。

 

 

「漫画編集者が原稿を失くした」と聞いて、まっさきに『天才バカボン』原稿紛失事件のことが頭に浮かびましたが、

今回はのび太くんが通りがかってくれたおかげで、奇跡的に原稿を取り戻すことが出来たので何より。

 

現在では漫画原稿もフルデジタル仕上げが当たり前の時代になっているので、

この手の大ハプニングも、今ではもう起きなくなっているんでしょうね。たぶん。

 

 

お話のほうは、『落とし物つりぼり』の存在に気づいたジャイアンスネ夫が殴られて終わるという原作通りのオチ。

水面から現れるジャイアンの怒り顔は、ホラー映画並みの迫力がありました。

こわいですね。

 

そもそもの発端はのび太くんだったけど、道具を見つけて調子に乗ったスネ夫くんが悪いってことで。

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

www.youtube.com

 

なんか変なアイキャッチが挟みこまれたッ!?と思っていたら、

これは11月限定で放送する週替わりのLINEアイキャッチなんだそうです。

 

期間限定かどうかはわかりませんが、

スネ夫としげお」とともに公式で見逃し配信もやっているので、見逃した方はそちらをどうぞ。

のび太くんの前髪にラインが入っているのは、修正が加えられる前の「のび太の秘密トンネル」表紙のオマージュだったりして。

 

 

 

 

強いペットがほしいドラえもんプラス1巻収録)

自分の背丈よりも大きい犬を自慢するスネ夫の姿から2本目はスタート。

強いペットを欲しがるのび太くんがサバンナ育ちのライオンをペットにするぞ!

 

サバンナの雄大な自然風景を反映してか、作画も若干雄大な感じになってたような気もするけど気にしないでいきましょう。

 

「オマエこんな犬飼ってなかっただろ!?」とツッコミが入りそうなところでしたが、

ちゃんと「親戚の犬を預かっている」というフォローが入っていたのでひと安心です。

 

 

 

それにしても、あの犬はデカ過ぎると思う。

 

スネ夫の身長は135センチと設定されていることを基準とした場合でも、

「大きい犬」として知られるグレート・デーン平均体高が100センチと、スネ夫の身長を超えるモノでは無いらしいので、やっぱりあの犬はケタ違いにデカい。

 

 

犬に詳しい人だったら、スネ夫の連れてきたあの犬の犬種がなんなのかわかったりするんだろうか。

このブログを見ている「犬に詳しい人」からの情報を求めます。

 

自分もまさかドラえもんの感想記事を書いている中で「犬 大きい」でググったりする日が来るとは思いませんでしたよ。

 

 

 

ちなみにこの話も原作回なんですが、その時の飼い主はスネ夫くんではなく出木杉くんであった。

今でこそ秀才キャラのイメージが強い出木杉くんですが、キャラクターが定まっていない駆け出しの頃はこういう役での出演もあったということですね。

 

「デカい犬を飼っているキャラ」というだけの役割から脱却できて、本当によかったと思います。

 

 

 

サバンナで捕まえたライオンは『スモールライト』で小さくして、野比家の天井うらで飼うことに。

 

『クリーナーロケット』で天井うらを徹底的にキレイにしたあと、

『人工太陽』『ミニ植物のタネ』をつかって、ライオンが好きなだけ走り回って暮らせる環境にもしたのでした。

 

 

先週は『ツバメののび太』の回があったので、

「スモールライトで動物をちっちゃくする話」が、偶然にも2週連続で続いたことになりますね。

あの話にはライオンも登場してたので、ライオンも2週連続で登場している。

 

あと、未来の人たちはいちいちあんなロケット飛ばしてまで、天井うらを掃除してるんだろうか?

22世紀にあえて無骨な道具を使うのは楽しそうではあるけど、もっとスマートな天井うら掃除用ひみつ道具が存在してほしい。

 

天井裏に日陰がないことに気づいたのび太くんが鉛筆削り機の削りカスが入るところを日陰代わりにしていたのも、日常感が出ていて好きです。

 

 

 

とはいえ、どんなに環境をよくしたところで、

「サバンナから動物をさらって体を小さくして飼う」というのは人間のエゴでしかないので、やっぱりいけない事だと思う。

 

幸いにもライオンくん自身はこの暮らしを気に入り、のび太くんにも懐いてくれたようなのでよかったですが、

たとえライオンくんが怒ってなかったとしても、テレビを見た動物愛護団体の方が怒っていたりする可能性がある。

 

今のご時世、ライオンよりもその方面のみなさんによるクレームのほうが怖い場合もあるから要注意だ。

 

この回は原作にもあった回ですし、

最終的にライオンくんもちゃんとサバンナに返したので、なんとか大目に見ていただきたいところです。

 

 

 

別れの夜。

「アフリカでも月を見たら僕を思い出してね」とライオンくんに語りかけるのび太くん。

映画『のび太の月面探査記』のラストシーンを思いだす、いいシーンだ。

 

月野ルカくんとも、サバンナのライオンとも、のび太くんは「想像力」で繋がっている。

 

 

 

そしてライオンを飼ったことにより、

前述のデカい犬はすっかりのび太くんを怖がるようになったのでした。

 

ライオンくんとの別れの夜の散歩を一度目撃しただけなのにあの怖がりよう。

やはり「百獣の王」といわれるだけあって、動物同士にしか通じない恐怖というものがあるのでしょう。

 

よく犬にほえられて困っている人は、

どこかから本物のライオンを借りてきて、町じゅうを歩き回れば解決するかもしれないぞ。

 

 

そんな感じで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

スネ夫としげお●

www.youtube.com

 

たまにはこっちにも動画貼っときましょうかね。

今週はハロウィンに因んで、ふたりとも「ダブルのび太でお届けしたぞ!

 

ドラえもんの放送が1回休止になってしまった影響で、

ハロウィン終わったあとにハロウィンネタをやってるようになってしまったのはご愛嬌です。

台風が無かったら、このハロウィンネタもタイムリーなものになってたんですがねえ。

このコーナー、いったい何本撮りなんだろう?

 

 

スネ夫に対し「もっと派手な仮装にしたら?」と提案するしげおであったが、

あんまり派手な仮装にしてしまうと、アニメーターさんが大変だったり、予算のかかりすぎで「プロデューサーK」が怒ってきたりするらしい。

 

なんか急にメタ発言が飛び出してきたので、ひどくとまどってしまった。

プロデューサーKって、いったい誰なんだろう?

 

そして、それを知ったしげおが「アニメって大変なんやなぁ~」と言ってましたが、

来週放送のドラえもんのお話2本のうち1本が再放送っぽい気がするのも、まあ、そういうことなんでしょうねえ。

察しました。

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は11月9日。

「へやいっぱいの大どらやき」「ドラドラスパイ大作戦」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(変身レプリンター&ツバメののび太)

 

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