10月2日に発売されたDVDソフト
『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!! 』を買いました。(参考:ヤスジのポルノラマ やっちまえ!! - Wikipedia)
封印作品としても有名な
『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!(以下、「ポルノラマ」表記) 』ですが、
「『日本テレビ版ドラえもん』の仕掛け人が一発逆転を狙って制作するも大コケした」という経緯もあるらしく、
自分も前から一度この作品を見てみたいと思っていたこともあって、
ついDVDに手を出してしまったというわけです。
もしかしたら、『日本テレビ版ドラえもん』の作風との共通点があったりするかもしれませんからね。
期待しましょう。
見ました pic.twitter.com/p2Jm6yUOnn
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) October 6, 2019
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) October 6, 2019
で、さっそく見てみましたが、
前評判通り、怒涛のように押し寄せてくる「お色気」の数々にサイケデリックな彩色、
そして最後まで見てみても、なにを言いたいのかよくわからない終わり方・・・。
この映画を「カルト映画」と評価せざるをえない要素が、たっぷりとつまっていました。
『ポルノラマ』と同じ作風や演出内容だったら、絶対に嫌だなあと思ったもんです。
違う作風であってほしい。
この映画を一言でまとめれば、
「頭おかしい」「意味不明」の言葉で片づけることもできるっちゃあできますが、
でも、そういうありふれた言葉で、この映画の内容をすべてを語るのは惜しすぎる。
『ポルノラマ』という映画は、
「おもしろい」「つまらない」といった個人の感想のみで語ると、ちょっと野暮になってしまう作品だな、とも感じました。
ただ、あえて
「この映画を最後まで見た上で心から思ったこと」を感想に乗せた上で、この映画を一言で語るとするならば、
見ていてとても疲れる映画だったということです。これに尽きます。
上映時間96分の間に、
これでもかと押し寄せてくるお色気ネタの数々にお腹いっぱいになり、
「もう無理!一旦ストップ!ストップ!」と一時停止したらまだ11分しか経ってなかったときの絶望感は今でも忘れられませんし、
『ポルノラマ』を見たあと、その日一日なにもやる気が起きなかったという奇妙な映画体験をすることもできました。
自分も映画をそんなに見るほうではありませんが、こんな経験をしたのは初めてです。
それぐらいの攻撃力を持つ映画でした。
たぶん、この映画を毎日強制的に見させられ続けたら、1週間くらいで気が狂っちゃいそうだ。
『ポルノラマ』は、「おもしろい」でも「つまらない」でもなく、
「見ていてとても疲れる映画」。
この映画を一言でまとめるなら、これが一番しっくりくる言葉だと思います。
そんな訳で、
「なにか面白い映画はないですか?」と聞かれたときに、
『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!! 』をオススメするのはちょっと気が引けますが、
「『ヤスジのポルノラマ』って興味あるけど、どういう作品なのかな?」と思っている人は、是非とも一度は見るべき作品だと強く言いたいです。
鑑賞後の責任はとれませんが、あんな映画体験はなかなかできないぞ!
しかも恐ろしいことに、
一部レンタルショップでも『ポルノラマ』を取り扱っているところがあるらしいので、
DVDを買う勇気のない人はレンタルで見ることもお勧めします。
1年前まで伝説のカルト映画呼ばわりされていた作品が、今ではレンタルで気軽に見ることが出来る奇跡!
だから興味のある奴は全員見ろ!
自分にばっかりあんな映画を見させるのはズルいぞ! みんなであの鑑賞後の気分を共有しよう!
というわけで、
今日は『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!! 』を見た感想を書きました。
自分が死ぬまでに、
『日本テレビ版ドラえもん』もレンタルDVDで気軽に見られる時代が来たらいいですね。おしまい。