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ドラえもん感想(ねこっかぶり&強~いイシ)

  

2019年10月5日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

今日からドラえもんは、ド(土)曜日にお引越しだ!

 

というわけで、オープニングテーマも星野源さんの歌う「ドラえもん」に変わり、

オープニングアニメのほうも、かなりオシャレなモノへと変わっていました。

 

 

 

新しいオープニングアニメ、全体的にTRIGGERやシャフトあたりがつくったアニメっぽさがある。

あと、OPに出てくるテロップの主張がすごい。

 

 

いろいろ思うことはありますが、

東京プリンのOPに変わった時よりかは動揺も少なかったので、まあいいんじゃないかと。

これまでのオープニングアニメと比べて、今回は対象としている視聴者層をちょっと高めの年齢に設定しているんでしょうかねえ。

 

 

 

 

ねこっかぶり(アニメオリジナル)

ド(土)曜日の「ドラえもん」記念すべき1本目は、

人間生活が嫌になったのび太くんが『ねこっかぶり』という道具で、ネコとしての生き方を模索するお話です。

おれは人間をやめるぞ、ドラアアアーーッ!

 

 

 

今回ののび太くんみたいに、

誰かから理不尽に怒られたり、嫌なことばっかりあったりした日は、鳥とかネコになって生きたいと思う気持ちは確かにわかる。

でも、アニメやゲームなどといった娯楽のほとんどは人間にしかやれない楽しみでもあるので、

これからの人生を楽しみたいなら、やっぱり人間として生きたほうが楽しいと思うぞ。

 

そういう暗いことを考えちゃう日は、

誰かに愚痴を吐いたり、とにかく睡眠をとったりしてストレスをちょっとでも発散するのが一番です。

 

 

 

ネコ耳のついた頭巾っぽく見える『ねこっかぶり』は、頭に被るだけでネコになれる道具である。

 

見た感じは「のび太とアニマル惑星」に出てきた『動物ごっこ帽子』にそっくりでしたが、

こちらの道具は、よりネコの姿そのものになれる効果をもっていました。

 

 

このサイトで紹介されているケモ度診断で例えると、

『動物ごっこ帽子』が「5」、『ねこっかぶり』をつかった時が「2」の姿って感じでしょうかね。

 

のび太くんが『動物生まれ変わりタマゴ』でネコの姿になってた時は「1」になりそうだ。

 

 

 

ドラえもん「ネコにはネコの苦労がある」という意見も聞かず、ネコの姿で街へと繰り出したネコのび太くん。

 

屋根の上でひなたぼっこをしたり、

しずかちゃんの持ってきた猫じゃらしにじゃれつくなど、ネコライフを大いに満喫。

 

とくに、ゴミ捨て場にあった段ボール箱の中に入って大はしゃぎするネコのび太くんの姿は、

モナー界隈で、かなり話題になりそうな感じの描写であった。

 

土曜放送の一発目でケモナー回を流すのは、アニメスタッフの気合のあらわれといったところなんだろうか?

 

 

 

町の神社で行われていた

野良猫たちの集会に参加したネコのび太くんは、そこで野良猫のニャンタローと出会う。

 

新入りのネコであるのび太くんにネコ社会のルールを教えてくれるなど、他猫に対してなかなかに面倒見のいいネコなようだ。

 

 

 

集団の中で盛ってるネコが確認できたりと、

情報交換の場以外としてもなかなかに面白そうだったこの集会。

 

ご存知「ドラえもん」の名サブキャラクターであり、

アニメ映えするネコ達の中で1匹だけ明らかにキャラデザが浮いていた野良猫のクロも登場したりと、

ファンが喜びそうなポイントもしっかりと突いてきます。

 

 

「ペットとして飼われているネコは認めない」というポリシーを持つクロに乱暴されるネコのび太くんでありましたが、

 

そこでもニャンタローは身を挺して守った上に、

「クロは気性が荒くてね。悪く思わないでくれ」と相手をフォローする気配りまで見せていた。

ニャンタロー、人間だったら絶対にモテていたんだろうなあ。

 

 

 

 

お腹の減ったネコのび太くんは、ニャンタローと一緒にエサさがし。

 

このエサさがしを通し、

スネ夫の家で苦労しながらチルチルのエサを盗み出すも、他のネコに奪われてしまったことや、

天敵のカラスからの攻撃、ネコ同士の縄張り争いのうるささを知ったことにより、

のび太くんも、ドラえもんの言っていた「ネコの苦労」をだいぶわかってきたようだった。

 

カラスに襲われて「エサはあげるから許してよ~」と言っちゃうようでは、弱肉強食の世界を生き抜くことは難しいでしょうなあ。

 

 

 

あと、ネコとしての人生を歩むなら、生きたネズミも食べないといけないというのは相当キツイ。

 

のび太くんのリアクションを見るに、

どうやら『ねこっかぶり』は「味の嗜好もネコそのものになる効果」までは流石に持ちあわせていなかったようです。

 

でも、生ゴミでも美味しく頂けるようになっていたら、

本当にのび太くんが人間をやめちゃってたかもしれないので、逆によかったのかも。

 

 

 

カラスに襲われた際に『ねこっかぶり』が脱げてしまったことにより、のび太くんのネコ生活は唐突に終わりを迎えた。

 

ニャンタローも「人間の姿になったのび太くん」が、

先ほどまで一緒にいたネコと同じ生物だと思わずに逃げてしまったのは、仕方ないとはいえ何だかさびしい。

 

彼もまた、町のノラネコとして、アウトローに生き続けていくのでしょう。

 

 

 

こうして、「ネコの苦労」を知ったのび太くんは、

魚屋さんからサカナを奪って逃げたクロを守るため、「ノラネコも生きるのに一生懸命なんです!」と魚屋のおやじさんにアピールできるほどの大人物になった。

 

 

でも、魚屋さんだって経営に毎日一生懸命だということも忘れてはいけない。

毎日ノラネコにサカナを盗られ続けていたら、魚屋さんの商売が成り立たなくなってしまう。

 

ネコにはネコの苦労があるけれど、魚屋さんにだって「魚屋さんの苦労」が当然あるのだ。

 

 

 

家に帰り、

「ネコにはネコの苦労がある。僕もニャンタローやクロを見習って一生懸命生きよう!」とカッコよく宣言したのび太くん。

 

そして宣言した直後に、

「エサに備えてひと眠り」「僕には僕の苦労があるの」と言い、すぐに昼寝を決めこむのでありました。

 

どうやらのび太くんは今日一日のネコ生活によって、

ネコの一生懸命な生き方ではなく、ネコのマイペースな生き方のほうを見習うことにしたようです。

だめだこりゃ。

 

 

でも、自分は「ネコの人生は辛そうだから、次はノラ犬の生き方にする」みたいなことのび太くんが言い出すオチかと思っていたので、

それに比べれば、だいぶ健康的で前向きな生き方なのかもしれません。たぶん。

 

 

 

そんなわけで、1本目はおしまいです。

 

 

 

 

強~いイシ(コミックス43巻収録)

2本目は、「強い意志」を欲しがるのび太くんが『強いイシ』を使って1時間耐久マラソンに挑むお話だ!

ダジャレだぞ!

 

土曜日のドラえもん初の原作回でのび子ちゃん回を持ってきたのは、作為なんだろうか?

 

 

 

原作では、のび太くんが『強いイシ』を使うよりも先に、

道具のデモンストレーションとして「のび太のパパの禁煙をやり遂げさせる」という流れがあったのですが、

 

 昨今のコンプライアンスを考慮し、

今回もタバコではなく「パパの禁酒をやり遂げる」というものになっていました。

 

たしか前に「強~いイシ」がアニメ化された時も、タバコネタじゃなかったような気がする。

 

 

アニメでの喫煙描写がダメになってしまうと、

これから先『うきわパイプ』の回のアニメ化がかなり難しくなっちゃいそうな気がするけど、どうすればいいんだろう?(余計な心配)

 

 

あと、パパが飲んでいたお酒は、

以前「酒の泳ぐ川」の回で社長さんから貰ったお酒に似ているような気がしたけど、気のせいかしら。

 

 

 

軽い気持ちで『強いイシ』の設定をしてしまったせいで、

どしゃぶりの雨の中でマラソンをする羽目になったのび太くん。

あんな雨の中で1時間も走ったら、体調崩してむしろ不健康になっちゃいそうだ。

ドラえもんもせめてレインコートくらい着せてあげればよかったのに。

 

 

 

さらにタイマー設定のミスで、

のび太くんが1時間どころか「1年間」走り続けないといけないことが判明し、事態はさらなる窮地を迎えてしまう。

 

 

原作読んだときから思ってたけど、この道具ってなんでキャンセル機能がついてないんだろう?

 

 

 

もしかしたら、開発者の人が

「意志が弱い人間はすぐに嫌になって、キャンセルボタン押しちゃうからダメ」という考えをもっていたから、あえてつけなかったのかもしれない。

そういう理由なら何となく理解できるけど、今回ののび太くんみたいな事態になってしまうと本当に命取りだ。

 

 

 

だいぶ前の『クレヨンしんちゃん』で北与野博士が、

「午前11時25分から午前11時30分までトイレ」みたいな予定を機械にインプットするつもりが、まちがって「午前11時25分から午後11時30分までトイレ」と誤入力。

12時間ものあいだ、ずっとトイレから出られなくなってしまった回を思いだしてしまいました。

 

あれにもキャンセル機能がついてたらよかったのにね。

 

 

 

そもそも1年間も『強いイシ』に頭ゴチゴチやられ続けたら、

ラソン走りきるよりも先に、脳に重篤なダメージを負っちゃう可能性の方がずっと高いと思う。

かなりヤバめのパンチドランカーになっちゃいそうだ。

 

 

 

そして、物語のほうは、

ドラえもん「『強いイシ』をタイムふろしきで包み込み、1年の月日を経過させる」という頭脳プレーを使ったことでなんとか解決したのでした。

 

この方法は『のび太の恐竜』でのび太くんがピー助を孵化させた時の方法と何となく似ている。

 

 

でも、それだったらタイムマシンで何時間か前に戻って、

のび太くんが『強いイシ』を使うのを、ドラえもんが食い止めたほうが手っ取り早い気もしてならないぞ。

 

まあ、なんにせよ止まったから良かったねということで。

 

 

 

そんなわけで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

●[新]スネ夫としげお●

今週からはじまったエンディングコーナー!

アニメと実写のコラボレーションで、サバンナ高橋さんと骨川スネ夫が「今日登場したひみつ道具」について大いに語る!

 

 

www.youtube.com

 

あと、なんか知らんけど公式側が何故かこのコーナーだけ見逃し配信をやってました。

スネ夫くんが年上であるはずのサバンナ高橋さんのことを「しげお」と呼び捨てにしているところが好きです。

 

 

今回はスネ夫としげおの2人が「未来の世界では『強いイシ』のCMはどういう内容なのか?」という妄想トークを展開するという内容。

このコーナー、基本的にはこういう雑談でやっていくんですね。

 

 

さらに『スネ夫としげお』は次回予告も兼ねていたので、

権利などの都合などから、レンタルDVDとかには絶対に収録されないタイプのコーナーなんだろうなあとも思いました。

録画保存要推奨企画だ!

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は10月12日放送。

ドラえもんがいっぱい」「アルマジロン」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(誕生日2時間SP・未来の迷宮 おかし城&[再]謎のピラミッド!?エジプト大冒険)

 

ドラえもん (通常盤)

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