SHIINBLOG

ドラえもんの『空気ブロックせいぞう機』について考えてみた

 

こんばんわ。

 

今日はいま書かないと明日のうちには忘れてしまいそうな、

本当にとりとめのない話をしようと思います。

 

 

 

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さっき、吉野家でごはん(牛皿定食)を食べていた時に、

 

「『空気ブロックせいぞう機』は初出回がてんコミ未収録なのに、そこそこ知名度があるからすごい(自分の中では)」

ということに気づき、ちょっと不思議に思ってしまいました。

 

 

 

原作ドラえもんの中でもそんなに使われている道具でもないし、

アニメでもやたら登場した道具というワケでもないのに、自分の中では「そこそこメジャーな道具」という認識になっているんですよね。

 

TVアニメでも、40年前(1979年6月)に1回アニメ化されたきりなのに、

自分の中における『空気ブロックせいぞう機』の「毎度おなじみの道具」のイメージがつよいのは、何故なのか?

 

 

 

で、(自分の中では)これが理由なんじゃないかな?と思ったのが、

 

 

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子供の頃によく読んでた

「新ドラえもん全百科」に『空気ブロックせいぞう機』がよく出てきていたからなんじゃないかと。

 


この本における『空気ブロックせいぞう機』は、けっこう効果的な使われ方をしているんですよね。

ちなみに上の画像は、道具を使ってのび太くんが山のてっぺんから滑落してしまうのを防ごうとしているドラえもんです。

 

 

 

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上の画像だけだと、ちょっと分かりづらいかもしれませんが、

 

「新ドラえもん全百科」では

「ロープウェーに閉じ込められたおばあちゃんを安全に地上におろすための用途」としても『空気ブロックせいぞう機』が使われています。

 

空気ブロックで階段をつくれば、おばあちゃんも安全に脱出できるってわけですね。

 

 

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そしてこれが、空気ブロックから足を滑らせてしまった時のおばあちゃんのリアクションです。

「ヒー」と叫びながら落下するおばあちゃんの顔、やたら記憶に残ってるんですよね・・・。

 

 

自分の中で『空気ブロックせいぞう機』のことが、妙に印象に残ってるのも、

このおばあちゃんのリアクションがあったからなのかもしれません。

 

ありがとう、おばあちゃん・・・。(この話はこれでおしまいです)

 

 

 

 

というわけで、今日の記事で言いたいことは上ですべて言わせてもらったわけですが、

せっかくなので『空気ブロックせいぞう機』について、もうちょっと語っていきたいと思います。

 

 

 

今回『空気ブロックせいぞう機』に関してちょっと調べてみたのですが、

 

wikipediaによると「『空気ブロックせいぞう機』でつくった空気ブロックは1時間で消える」という設定があるらしい。

おそらく原作には出てこない設定だと思うので、TVアニメ版限定の設定なんだろうか?

ちょっと自信がないです。

 

ただ、道具で作った「空気ブロック」が永久に消えないとかだったらものすごくジャマになりそうなので、

やっぱり1時間で消えたほうがちょうどいいのかもしれない。

 

 

かなりダウナーな想像になりますが、

この「1時間で消える仕様」を悪用して、高いところからの飛び降り自殺目的につかう人もいそうなのがちょっと怖い。

だから未来の世界では、地上に反重力安全装置かなんかがついているのでしょう。さすが二十二世紀だ。(のび太

 

 

 

 

ネオ・ユートピアさんの「藤子・F・不二雄WORKS ドラえもんリスト」によると、

『空気ブロックせいぞう機』は原作でも1話しか登場しなかった道具なんだとか。

 

自分の中ではいろんな回でちょくちょく使ってるようなイメージがあったけど、

まさか、『こいこいマーク』や『ヤメサセロボット』と同じぐらいにつかわれてなかった道具だったとは。

これは意外でした。

 

 

自分の記憶だと「のび太の恐竜」や「雲の王国」で使われてたようなイメージがあった気がしたけど、どうやら全て違っていたっぽい。

やっぱりこれも全て、おばあちゃんのリアクションの影響なんだろうか?

 

 

 

 

原作の『空気ブロックせいぞう機』の初出は、

1979年の「小学三年生」3月号で、同じ年の1979年6月にTVアニメ「ドラえもん」で『空気ブロックせいぞう機』が放映されたとのこと。

原作発表からアニメ化までたったの3か月。異様すぎるほどのアニメ化の速さだ。

 

 

帯番組時代のドラえもんは、発表されたばかりの原作回をすぐにアニメ化することもあったそうだけど、

『空気ブロックせいぞう機』の回も、アニメスタッフの「この話はおもしろい!」という思いから真っ先にアニメ化されたんだろうか?

 

それにしても、のび太くんが天空からおしっこを漏らすオチのお話をよくアニメ化しようと思ったもんだ。実にふしぎだ。

 

森脇真琴さんに聞いてみたら、当時のアニメドラえもん制作現場の裏側がわかるかもしれない。

 

 

 

 

あと、『空気ブロックせいぞう機』の回がてんコミに収録されなかったのも、

やっぱりのび太くん失禁オチが下品すぎたからなんじゃないかと思ってるんですが、どうでしょうかね。

 

ムリして地上まで降りようとせず、空から放出しちゃえばバレなさそうな気もするけど、やっぱりモラル的にダメな気がする。

これで今度は小さいほうではなく、大きいほうがしたくなったら・・・。

 

 

 

【おまけ】

 

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『空気ブロックせいぞう機』初出回をチェックするために全集9巻を取り出してみたら、

当時の価格がやたらややこしいことになってた事にも気づきました。

 

10月からの定率減税も、こんな感じでややこしくなるんだろうか?

 

 

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藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 9

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