宇宙での戦いに向け、ケロロロボUC(ウルトラクール)モードがいよいよ本格稼働だ!
UC形態は「ノーマル形態の2倍の出力」が出せるものの、その分燃費がかなり悪くなってしまうらしい。
燃費の関係はともかくとして、
ガンダムを意識してるなら出力も通常の3倍にしたほうが収まりいいんじゃないかと思ったけど、
今回はスパロボやキルミーベイベーの桜の木ネタなど他作品のパロディネタも多かったので、あんまりネタを拾いすぎてもゴチャゴチャになっちゃいそうだ。
そんなUC形態であるが、気になる発動条件は音声コマンドで「HE・N・TA・I(はぁと)」と言うこと。
深夜のお色気アニメの女の子キャラに言わせるとかだったらだいぶムフフな展開になりそうな発動条件ですが、
今回のヘンタイ発言はギロロ伍長が、しかもやたら感情をこめて発言してしまったせいで、
見ている側も得をしない、やった側も恥ずかしいという、ただの地獄が産まれてしまっていた。
べつにヘンタイと言っても、「編隊」や「変体」という言葉もあるので、
そっちの言葉の意味だと思い込んだ上で、中田譲治ボイスで叫べばそんなに恥ずかしくもならなさそうだけど、
「『変態』としっかり言わないといけない」と思い込んでしまった真面目すぎるギロロ伍長の性格が裏目に出てしまった形と思われる。
みずからの羞恥を犠牲にして、ヴァイパーとの戦いを有利に運ぼうとした彼の行動に敬意を表したい。
なお、クルル曹長曰く、
ギロロ伍長以外の機体はべつにヘンタイとか言わなくても、UC形態を発動できるようになっているそうです。
恥はかいたけど、味方側の戦意高揚につながったと思って忘れるんだ!
ギロロ伍長の「UC形態」発動で敵陣に穴を開けられたものの、
ヴァイパー側の猛攻もすさまじく、敵基地の突入へはあと一手足りないといった状況であった。
しかし、この状況を打破すべく、あのケロン人が助太刀にやってきてくれた!
その気になる助っ人とは、いったい誰だ? 誰なんだ!?
「誰なんだ!?」と煽ってみたら、まさかの本当に誰なのかわからないパターンだった。
だれなんだろう?
あわててググってみたところ、
「バリリ中隊」とは、アニメケロロ軍曹にしか出てこないキャラクターとのことらしい。
自分はアニメをあんまり見ていなかったので、本当に今回のお話で初めて知りました。ごめんなさい。
ジョリリさんよろしく、原作に出てこないキャラがいっぱい出てくるところを見るに、
やっぱり「超ケロロ軍曹UC」の世界は、原作よりもアニメの設定を準拠してるんですかねえ。
新ケロロがこの作品に一向に出てきそうにないのも、このことが関係してるのかも。
襲いかかる雑魚たちはすべてバリリ准尉にまかせたことで、ケロロたちは無事月面のヴァイパー基地への潜入に成功。
ブラフマンタワーのある場所へと急ぐ一同であったが、そこを通さんとばかりにヴァイパー南極支部の支店長が対峙する!
でも、支店長がブラフマンタワーの場所をうっかり喋ってしまったせいで、ドロロ兵長以外のメンバーは全員そっちへ行ってしまった。
大丈夫なんだろうか?
どんなものでも生体兵器に変えてしまうアイテム『KLLベクター』を奪うティファニーさんや、
ブラフマンタワーの起動作業にすすむグッドマンさんがヴァイパー軍に裏切りを見せてきたりと、地球人側の思惑も見逃せなくなってきた「超ケロロ軍曹UC」。
そして、ティファニーさんによって
『KLLベクター』を打たれたタママが生体兵器化してしまったことで、物語はさらなる波乱が待っていること確実である。
果たしてこの先、どうなっていくのか!?
そして、今回のクライマックスでガルルが見つけた「謎のアイテム」とは。
混迷極める戦況の中、物語は次回につづく。
そして、今月の士土先生の目次コメント。
作品にかける気持ちを語っていました。
ヴァイパーよりも早く、作者の右手のほうが先に負けちゃったら面白くなりそうですね・・・。(心にもない発言)
次号の少年エースは7月26日(金曜日)発売です。お楽しみに。
超ケロロ軍曹UC 激闘!! ケロロロボ大決戦(1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 士土幽太郎,吉崎観音,BANDAI SPIRITS
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/05/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る