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ドラえもん感想(大スタージャイアン!?&恐怖のディナーショー)

  

2019年6月14日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

●ドラドラまちがいさがし

本日はジャイアン誕生日記念回につき、出題もジャイアンの絵から。

きょうの放送は本編のお話2本も含め、ジャイアン尽くしになっているぞ!

 

 

 

大スタージャイアン!?(アニメオリジナル)

毎度おなじみ「ジャイアンリサイタル」の開催を恐れたドラえもんのび太くんは、

事前に『のど自慢あめ』ジャイアンに舐めさせることで、ジャイアンをオンチから美声にすることに成功。

しかし、偶然その歌声を聞いたテレビ番組のプロデューサーのスカウトにより、ジャイアンが全国ネットの生放送番組で歌を披露することになってしまったのでした。

 

『のど自慢あめ』の効果も切れてしまった今、

ドラえもんのび太くんは、ジャイアンの歌による日本崩壊を食い止めるため、急いでテレビ局へと向かう!

 

 

今回のお話の着想は、コミックス8巻収録の「キャンデーなめて歌手になろう」だと思われますが、

出てきたのは舐めると美声になる『のど自慢あめ』の登場のみで、『声のキャンデー』の出番はなかった。

今の子供たちに「『天地真理そっくりな声』という例えは通じない」という判断からなんだろうか?

 

 

ジャイアンの出演する生放送番組「天才!ちびっこランド」は、リハーサル無しのぶっつけ本番でおこなわれるらしい。

 

あえてのリハ無し生本番は「テレビで子どもたちの自然な姿を引き出したいが故の演出」だと思うのですが、

この独自の演出がアダとなり、今回スタッフたちがジャイアンの本当の歌声を知らないまま本番を迎えてしまう不幸に直結してしまった。

 

もしも事前リハーサルをやっていたら、スタッフ全員ぶっ倒れて生放送中止程度の被害で終わっていたハズなんですがねえ。

 

 

そもそも、まだ善悪の区別もつかないお子さんをリハーサル無しの生放送に出したら、

子どもがふざけて自分のパンツを下ろした上に放送禁止用語を叫んでしまい、即番組終了・・・なんてことも充分にありえそうけど、

劇中に登場した「天才!ちびっ子ランド」の台本には「第560回」と書いてあったので、ざっくり計算でも10年は続いていることになる。けっこうな長寿番組だ。

 

これだけの歴史をもっている以上、

生番組で放送事故を起こさぬよう、出演させる子どものオーディションは毎回しっかりとやっているんでしょうね。

でもそのわりには、スタッフ誰ひとりもジャイアンの歌声の真実に気づけなかったんだから不思議だ。

 

 

ジャイアンのダミ声が全国ネットで流れるのを阻止するため、

生放送のステージに乱入する行為をとったのび太くんとドラえもん

 

彼らが乱入した事情を知っていれば、しかたのない行為だろうけど、

何も知らずにテレビを見ている人たちからすると、のび太くん達がただのヤバい素人にしか見えないのでかなり可哀そうだ

 

先日放送された「水曜日のダウンタウン」のとある説を思いだしてしまう案件でもある。

この生番組の司会が板東英二だったら一体どうなってたんだろう?

 

 

こうして、生番組でのジャイアンの歌唱を食い止めることはできませんでしたが、

偶然にもジャイアンが『のど自慢あめ』を食べていたおかげで、最悪の事態は避けられた。

 

生放送で自分や友人の名前が入った歌「そこのけ!ジャイアンさまだ」を熱唱できるジャイアン。さすがの胆力だ!

 

 

しかし、調子に乗ったジャイアンが数日後にまたリサイタルを開いたせいで、テレビを見てあつまった人たちが被害にあってしまうという綺麗なオチがついた。

アニメオリジナル回ながらお話のテンポも良く、なかなか面白かったです。

 

 

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ちなみに、今回出てきた美声バージョンのジャイアン上の動画(※現在削除済み)でも見ることができていました。

中の人が一緒なのでしょうがないけど、やっぱりジャイアンが美声になると「ヒプノシスマイク」山田一郎を思いだしてしまうぞ!

 

 

 

●ドラドラ探偵局●

ジャイアン誕生日記念回なので今回の調査もジャイアン絡み。ジャイアンの持ち歌ってどんなものがあるの?」

「あまり調べたくないけど・・・」と前置きするのび太くんのコメントがなんともリアルだ。

 

今回紹介されたのは、

ジャイアンにボエボエ」「ありがとう、オーレ!」「Ding!Dong!クリスマスの魔法」「フレンド・オブ・ザ・ハ~ト」

大山ドラ時代からは「おれはジャイアンさまだ!」などが流れました。

 

Aパートでドラえもん達ががんばって全国ネットでジャイアンの歌の放送を阻止していたのに、これでもかとジャイアンの歌を流しまくるテレビ朝日

 

 

 

恐怖のディナーショー(コミックス41巻収録)

2本目は、ジャイアンディナーショー開催のお知らせ!

ジャイアンの歌を聴きながらジャイアンの料理が食べられるという、ただの地獄をお届けするぞ!

 

 

ジャイアンFCの会長として、ディナーショーのパー券100枚をさばくことを命じられたのび太くん。

 

しかし当然みんなも行きたくないらしく、スネ夫も「あの歌を聞くくらいならげんこつのほうがましさ!」と発狂したり、

しずかちゃんも「あえて涙を見せて受け取る」という女の武器をつかい、イベント参加を見事に回避していた。

 

やっぱり皆行きたくないんでしょうなあ。

こうやって毎週ドラえもんの感想記事を書いている自分ですら、行きたくないですもん。

途中で気持ち悪くなってジャイアンの手料理を吐いてしまい、殴られるオチが待っていそうですし。

 

 

なんとか「ジャイアンディナーショー」を中止にするべく、

ジャイアンの母ちゃんに告げ口しようとしたり、『お天気ボックス』で嵐を起こそうとするもどれもうまくいかず。

料理中のジャイアンの家が毒ガス実験場みたいになってたのは、アニメで見てもやっぱり面白かったです。

 

 

あと、どうでもいいですが、

「空き地に嵐を呼んでイベントを中止にする」というセリフで、一瞬ジャニーズのほうの嵐を空き地に呼ぶのかと勘違いしてしまった。

ドラえもんひみつ道具を使えばジャニーズも呼べそうですし、あの5人が空き地にやってきたら流石のジャイアンもちょっと尻込みするかもしれない。

 

でも、大野くんあたりがジャイアンの料理を食べさせられたりする危険もあるので、やっぱり呼ばないほうがよさそうだ。

ジャイアンのせいで2020年の嵐の活動休止が早まっちゃったりしたら、えらいことになるぞ。

 

 

とうとう覚悟を決めたドラえもんのび太くん。

唯一チケットを買ってくれた出木杉くんとともに、まるで戦争にいくかのような面持ちジャイアンディナーショーに臨む。

 

『耳バン』『お医者さんカバン』『栄養ドリンク』『成田山のお札』の「ディナーショウ対策セット」で、事前準備も万全である。

 

原作にあった『赤まむしドリンク』が、

今回は『栄養ドリンク』表記だったのは、やっぱりイメージ的にゴールデンタイムにそぐわないという判断からでしょうか。

べつに日常生活で「赤まむしドリンク」を飲むときだってあるんですがねえ。自分は無いですが・・・。

 

あと『お医者ごっこカバン』の表記ゆれもなくなってますね。今の単行本だと修正されてるのかしら。

 

 

こうして、イベント開幕の時を待つ一同でしたが、

待っていたのはジャイ子による「ジャイアンが自分の料理を味見してひっくり返ったからディナーショーは中止」というお知らせであった。

フグが自分の毒で死んだ瞬間である。

 

 

イベントの中止に喜ぶドラえもん達。

でも、ジャイアンが「日を改めてまたやります」みたいなことを言ってくる可能性もあるので、まだまだ油断はできないぞ・・・。

 

 

というわけで、今週のドラえもん感想はここまで。

 

 

 

●ドラドラニュース●

・今週のエンディングは「オレさまの誕生日お祝い記念!」として、「ありがとう、オーレ!」が流れました。

 この手の特別エンディング、毎回キャラクターの珍場面まとめ集みたいになってるので好きです。

 

・Bパート字幕テロップで「テレビ朝日夏祭り SUMMER STATION」のお知らせが。

 今年の「ドラえもんARアトラクション」は恐竜にまつわるものをやるっぽいです。

 来年の映画の内容にあわせたものなのか、今年9月にあるはずのドラえもん誕生日スペシャルにちなんだものなのかが気になるところ。

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は6月21日。

「ガワラオニ」「チョージャワラシベ」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(ネアンデルタール人を救え&のび太もたまには考える) - 原子おはじき