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タイムスリップ等における「時空間を表現する描写」として、だいたいの漫画で背景に時計が描かれてるよね?というお話

 

 

先日、ジャンププラスにて『タイムマシンの淫らちゃん』という読み切りが公開されました。

 

shonenjumpplus.com

 

 

 

 

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内容をざっくりと紹介すると、

未来人に教えられて作った自分お手製の女性型タイムマシンとアレやコレをしちゃうという、ちょっとエッチなお色気漫画となっております。

本に書いてある発明品を実際につくっていく流れは実質キテレツ大百科みたいなもんだと思うので、気になる人は読んでみましょう。

 

 

 

 

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で、『タイムマシンの淫らちゃん』を見ていて思ったんですが、

 

いろんな漫画において、タイムスリップなどで時空間を移動する際に「時空間の背景に時計が描かれてる描写」がよく使われてるよなーってことに気づきました。

 

(上の画像は、ヤングチャンピオン烈『バビロンまでは何光年?』より。)

 

 

 

 

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ここ最近の漫画で確認できたやつだと、

ビッグコミックスピリッツで連載中の気まぐれコンセプトや、

 

 

 

 

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漫画ゴラクで連載中の『ノブナガ先生』などでも、タイムスリップ中に時計が描かれる表現がつかわれていました。

 

 

 

 

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おそらく、これらの元ネタとしては、

「『ドラえもん』のタイムマシンで時空間を移動するときの描写」に影響をうけていると思っているのですがどうなんでしょうかね。

 

もしかしたら、手塚治虫先生あたりが『ドラえもん』よりも先にこの表現方法をつかっていたかもしれませんが、そこらへんはちょっと調べてません。

「この漫画がルーツだぞ!」ということを知っている方は、是非とも教えていただければ幸いです。

 

 

 

 

あと、過去にこのブログで紹介したことのある作品だけでも、

 

 

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(過去記事:週刊漫画TIMES連載「釣り船御前丸」でどっかで見たことのある時空間が登場!

 

こういうのとか、

 

 

 

 

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(過去記事:春だ! 一番!藤子不二雄パロディ祭り!【前編】(「Dr.STONE」「青春兵器ナンバーワン」「ねじの人々」「不思議なソメラちゃん オートクチュール」)

 

こういうのとか、

 

 

 

 

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(過去記事:今月の「少年サンデーS」より。異世界の壁を超えて「魔王城でおやすみ」のあのキャラがやってきた!

 

こういうのとかも、ありました。

みんな「時空間」を表す表現として、背景に時計を描いている!

 

 

 

 

ここまでたくさんの時計描写を見てしまうと、

「逆に、時空間を移動する描写で背景に時計を描かない漫画なんかないんじゃないか?」と思ったりもするのですが、

 

 

 

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先日の漫画ゴラクに載っていた

『真!!男塾』の最終回のタイムスリップ表現が「背景にアラビア数字をいっぱい書く」というものだったので、

必ずしも、すべての漫画の時空間の背景に時計があるわけではないこともわかりました。

 

うーむ、時空間描写は奥深い・・・。

 

 

 

 

そんなわけで「マンガにおける『時空間』の表現」にもさまざまな描写があることがわかったので、

これから漫画を読む際には、そこらへんにも注目していこうかと。

 

また興味深い描写を見つけることができたら、このブログで紹介してみたいと思います。

 

 

というわけで、今日はここまで。

 

 

タイムマシン (岩波少年文庫)

タイムマシン (岩波少年文庫)

 

 

 

 

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2070年のタイムマシンは女の子タイプが主流。まじですか?