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【ドラえもん本レビューその173】学習まんがドラえもん ふしぎのサイエンス 月のサイエンス

 

ドラえもん ふしぎのサイエンス 月のサイエンス

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出版社:小学館

発行日:2019年1月23日

価格:900円(税抜)

まんが:ひじおか誠

全132頁

 

 

 

毎年映画公開時期にあわせて発売される「学習まんがドラえもん ふしぎの〇〇シリーズ」。

 

 

今回は「ふしぎのサイエンス」として、

今年の映画『のび太の月面探査記』の舞台となる「月」をテーマにしております。

 

 

ここ数年、「映画ドラえもん」がコロコロコミックでのコミカライズをやらなくなってしまったので、

この「ふしぎの〇〇シリーズ」がその代わりになっちゃっているのが、ちょっと悲しいところ。

 

また、コロコロで超独占連載やってくれないかなあ・・・。

 

 

 

 

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物語は、空き地よりも広い場所で野球をするために、

ドラえもん達がどこでもドアで「月」に行くところから始まる!

 

 

話の導入としてはかなり強引な始まり方ですが、

ドラえもんという作品の世界観では、こんなムチャな展開をやっても違和感がないのがふしぎなところ。

 

 

ストーリーをテンポよく進めたい時に、ひみつ道具の存在はホントありがたいですねえ。(作家目線)

 

 

 

 

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第一章では、月面で起こる様々な現象ジャイアンズの月面野球特訓を交えながら紹介していく。

 

「月の重力は地球の6分の1」「月の砂は服にくっつくと落ちにくい」などといった、

知るとちょっと得した気分になれる月面豆知識もたくさん描かれているので必見ですよ。

 

 

 

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中でも、上の画像で紹介されている

「重力の小さい月面での正しい歩き方」などは、近い将来に月旅行へ行った際にかなり役立ちそうなテクニックである。

 

この歩き方をマスターすれば、

イジワルな月世界人から「地球人のやつ、月の歩き方に慣れてないでやんのプゲラ」とバカにされないで済むぞ!

 

 

 

でも、予告を見る限りだと『月面探査記』のルナくんは「エーテル」という力で空を飛ぶことができるらしいので、

もしかしたら、月世界人は月面で歩くことすらダサいと思っているかもしれない。

 

 

むしろ、月の6倍の重力である地球での暮らしを送っていたルナくんのほうがかなり大変だったんじゃないか?という考察もできる。

 

一般人がドラゴンボールに出てくる「界王星」(地球の重力の10倍)で暮らしているようなもんだと考えると、かなりツラそうだよなあ。

 

 

 

とまあ、この本で月のことを勉強しておくと、こんな感じで映画の色んな妄想を膨らませることもできるので、

のび太の月面探査記』の世界観をより楽しみたいと思っている人は、映画公開前にこの本を買って読んでおくことをオススメします。

 

何年後かに読み返すたびに『月面探査記』公開当時のワクワクを思いだせる、映画の記念アイテムにもなるぞ!

 

 

 

 

あと、この流れでついでに書いておくと、

第二章は「月がなくなると地球はどうなるか?」ということについて、描かれていたのですが、

 

本編の内容を「悪い奴が月を消滅させようとしている!→このままだと地球滅亡!」という感じに繋げたら、映画としてかなり盛り上がりそうな気がする。

 

 

ドラえもん達とルナくんがお互いの星を守るために共闘するって、想像しただけでとっても面白そうな映画ですよね・・・。(ここまで全部妄想)

 

 

 

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そして第三章では、いよいよドラえもん達が未知との遭遇を果たす!

メリエス星からやってきたジュールとの出会いが、月を舞台にした壮大なスペースオペラの幕開けと・・・なるのだろうか?

 

 

 

この続きは、実際に本を読んでお確かめください。今日はこれまで。

 

 

 

 

【おまけ】

 

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こちらは月が無かったころの地球の様子です。はええ!