2019年1月18日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラまちがいさがし●
NASAからの出題。こいつら「宇宙探Q!」のロケの合間に撮ったな!
番組オープニングで「ドラドラまちがいさがし」やったの、なんかかなり久しぶりな気がする。
あと、今週から「ドラドラまちがいさがし」「ドラガオじゃんけん」が月面探査記バージョン(ドラえもんがウサミミをつけている)になりました。
ランプのけむりオバケ(コミックス第1巻収録)
新年1発目のドラえもんは、お正月ネタからスタート。
自分でストーブの火をつけることすら面倒くさがるのび太くんに呆れたドラえもん。
のび太くんに『アラビンのランプ』を渡し、中のランプのケムリ魔人に雑務を任せて自分はお正月をノンビリ過ごそうとしたのですが・・・。
ドラえもんには「人工知能のついているひみつ道具、だいたいポンコツがち」という定番あるあるが存在しますが、
このランプのケムリ魔人も、例に漏れることなく立派なポンコツであった。
しかも「物事がうまくいかなくなったら腕力で解決する」という、かなり厄介なタイプのパワー系ポンコツだったからもうどうしようもない。
コイツに「難しい知恵の輪」を渡したら、最終的に知恵の輪を引きちぎる行為に走りそうだ。
ロボットなのにストーブの点け方もわからなくてドラえもんを呼んだところも、実にポンコツっぽくていいですね。
そんなポンコツ道具だとはつゆ知らず、
調子に乗ったのび太くんが「お年玉に100万円欲しい」とムチャすぎる要求をした結果、
ケムリ魔人はやっぱり物事をうまく理解できず、近所の人たちに「100万円よこせ~」と叫びながら暴力を振るう恐怖のモンスターと化してしまった。
ここらへんの展開は原作通りなんですが、今年はじめに起きた出来事のせいでなんだか時事ネタっぽくなってしまった。
もしもケムリ魔人が今のネット事情に詳しかったら、ZOZOTOWNの前澤社長が謎のケムリおばけに襲われる事件が発生していそうだ。
金策に困ったケムリ魔人は、スネ夫の家を「金持ちそうな家」と判断し、
スネ夫に借りた漫画を返しにスネ夫宅にやってきたしずかちゃんを捕まえ、100万円を渡すようにと要求してきた!!
もちろん、あの家はスネ夫の家であって、しずかちゃんの家ではない。
どうやらケムリ魔人はしずかちゃんを「金持ちそうな家に住んでいる子」だと勘違いしているようだ。
うーむ、とことんポンコツである。
事態はドラえもんがランプの命令取り消しボタンを押したことで、無事に収束へと向かいましたが、
ドラえもんを攻撃してランプの中に吸い込まれるのを必死で拒否するなど、ケムリ魔人は最後の最後まで厄介な相手であった。
敵に回しても、味方に回しても恐ろしそうな存在。それがランプのケムリ魔人なのかもしれない。
今回ケムリ魔人がやらかしたことはあくまでテレビの中の出来事なので、まだ笑って見ることができますが、
実際にケムリ魔人に脅迫されて宿題をやらされた先生や、自分のモノを盗まれたジャイアンやスネ夫にとっては迷惑この上ない話である。
のび太くんもこれらの被害報告を知り、「ごめんなさ~い!」と叫んで逃げていた。
「彼は真実を煙に巻いて逃げた。そう、ケムリの魔人のやったことだけにな!」と上手なアメリカンジョークを飛ばしても、きっと許してはくれないだろう。
あとこれは余談ですが、昨年末にテレ朝チャンネルで一挙放送された
「大みそかだよドラえもんスペシャル」で大山ドラ時代の「ランプのけむりオバケ」を見る機会があったのですが、
その際の先生は「筆跡を見れば、誰があの煙のオバケを使って宿題をやらせたのかがわかる」と宣言。
自分がのび太くんだったら、顔が真っ青になってそうなオチがついていました。怖い。
やっぱり、自分がやらなきゃいけないことは自分でやらないとダメだよってことですね。
非常に大切な、教訓の詰まったお話でございました。
1本目おしまい。
ジャイアンシチュー(コミックス13巻収録)
2本目は、強烈すぎるビジュアルが故にドラえもんファン以外からも屈指の知名度を誇る悪魔の料理・ジャイアンシチューが登場だ!
新年1発目の放送からこのお話をぶつけてくる今年のドラえもんは、ひと味違うぞ!
このブログでも3年ほど前にジャイアンシチューのまとめリンク集を作ったことがあるのですが、
自分が思っていた以上にネット上で「ジャイアンシチューについて語っているサイト」が見つかり、結構おどろいた記憶があります。
いま現在改めて調べたら、ジャイアンシチューに言及しているサイトはもっと増えているのかもしれません。
あと、前から思っていたのですが、
どうしてジャイアンは、よりにもよってシチューなどというとても手間のかかる料理に挑戦したんだろうか?
シチューは具材に火を通すタイミングが難しかったり、ちょっとでも目を離したスキにすぐにコゲちゃったりする、料理初心者にはちょっと難しめなメニューである。
さらに市販のルーを使わないフルスクラッチでのシチューに挑戦した場合、その難易度は大幅にハネ上がってしまう。
目玉焼きやカレーなどといった簡単な料理に逃げることも出来たはずですが、
やはり男・ジャイアンたるもの、あえて難しい料理に挑むことで、自らの料理スキルの大幅レベルアップを望んだのでしょう。
で、その結果、ジャイアンシチューが出来上がったというわけです。
そもそもジャイアンが、ちゃんとした「シチューの概念」を理解しているのかすらも疑問がわく。
とりあえず具材を煮込んで、牛乳や水溶き片栗粉などを入れた結果、汁が白くなっただけの状態のものを「ジャイアンシチュー」だと言い張っている可能性も充分にありえるから怖い。
シチューらしきものから紫色の煙が無限に出ていたのも、その珍妙な調理法が原因なのかもしれない。
そんなものを食わされたら、スネ夫が苦悶の表情で「すごい!」としか言えなくなるのも、当たり前な気がする。
そして、ジャイアンシチューの陰に隠れがちだが、
商標関係の都合でアニメだと名称がコロコロ変わることでお馴染みな『味のもとのもと』の存在も忘れてはならない。
紆余曲折あって2012年にアニメ放映された際には「スーパーグルメスパイス」という名前になっており、
今回のアニメでも同じ名前のままだったので、とりあえずわさドラでは「スーパーグルメスパイス」の名前でそのままやっていくことになったようです。
よかったですね。
「おそだアメ」も今では本家のTVCMに出演できるくらいの地位になりましたし、
味の素さんサイドも「味のもとのもと」の名前くらい貸してやってもいいんじゃないかと思うんですが、大人の事情でいろいろと難しいようです。
やっぱり、物語のオチの食人描写が食品会社的にNGなんだろうか?
「我が社の主力商品とそっくりなひみつ道具がキッカケで人食いに走ってしまうというオチの漫画に商品の名前が貸せると思います?」
と逆に問われてしまったら、さすがに黙らざるをえない。
ドラえもんと味の素がコラボすれば、また何か進展があるかもしれませんが、今のところはまだまだその道のりも長そうです。
何かさっきから「ジャイアンシチュー」や「味のもとのもと」の話ばかりになってるので、いい加減本編の話もしましょう。
ジャイアンシチューを克服できる「スーパーグルメスパイス」を手に入れたはいいモノの、間違えて唐辛子のビンを持ってきてしまうという大ポカを犯したのび太くん。
思えば2012年にアニメ化された際も、のび太くんは「スーパーグルメスパイス」を忘れてしまっていた。
「わさドラ版ののび太くん、スーパーグルメスパイス忘れがち」という新たなドラえもんあるあるでも生み出したいんだろうか?
幸いにも忘れ物に気づいたドラえもんが「スーパーグルメスパイス」を持ってきてくれたことで最悪の事態は避けられましたが、
ドラえもん(ガスマスク装備)は「こんなところ1秒もいたくない」と言い残し、さっさと帰ってしまった。なんとも薄情だ!
そして物語は、今回も食人描写オチへと発展するワケですが、
スパイスまみれになったジャイアンを見た時のみんなの目が明らかにイッちゃっていたので、
「スーパーグルメスパイス」は何でもおいしくなるように味覚が変化するというよりも、何でもおいしく見えてしまうように錯覚させてしまう効果を持っているようだ。
あきらかに、ヤバい成分が入っていそうな気がしてならないぞ!
うーむ、何かますます、味の素さんとのコラボへの道が遠ざかってしまったような気がする。
仮に、自分が味の素のえらい人だったとしても、
食品会社のイメージ的に「ヤバい成分が入っていそうなひみつ道具」に名前を貸すのは全力で断らせていただきたい。
1兆歩譲って「味のもとのもと」は無理だとしても、「本の味の素」の名前くらいは貸してもいいってことになりませんかね?
あっちなら、パパのへそくり見つかるだけで済みますし・・・。
そんなわけで、今週のドラえもんは以上です。
新コーナー2回目。今回は宇宙ステーションの中を見学だ!
そして今週のクイズ。「Q:宇宙飛行士は宇宙でどうやって寝ている?」
① 壁にくっついて寝ている
② プカプカ浮かんで寝ている
正解は記事の下のほうで。
■次回予告■
次回の放送は1月25日。
「ポケットの中のぴょん太」「平和アンテナ」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(雪男のアルバイト&かまいたちのクック&ハロー宇宙人)
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クイズの答え:①壁にくっついて寝ている
中岡さん、2週連続で不正解。