2018年10月12日放送分 ネタバレ注意!
・今週はこの後にサッカー中継(「キリンチャレンジカップ2018 日本 vs パナマ」)を控えていた関係で、OPでドラえもんと松木安太郎さんとのコラボが実現。
その流れで、今週の「ドラガオじゃんけん」にも松木さんが参戦することとなりました。
芸能人のドラガオじゃんけん参加はサバンナ高橋さん以来、約6か月ぶり2回目。
・4週連続で「ドラえもん2019カレンダー」プレゼントのお知らせ。抽選で毎週100名ずつ計400名にプレゼント。
時を走れ!タイム借り物競走(アニメオリジナル)
約1ヶ月ぶりの放送となったドラえもん。1本目は季節を意識したお話です。
明日の運動会の借り物競走でどうしても勝ちたいのび太くん達。
ドラえもんの道具『タイム借り物競走キット』を使って、学校のグラウンドで特訓をすることにしたのですが・・・。
『タイム借り物競走キット』を起動すると、コース上に10個のチェックポイントが自動的に設置されていく。
そこで指定されたアイテムを過去の世界から実際に借りてきて、先に10個のアイテムを持ってゴールできたほうの勝ちという、借り物競走にタイムマシンの要素を加えた新しいスポーツである。
こういうタイムワープの要素が普通に使われている道具を見ると、
「未来の世界では時間旅行が一般的になっている」という明るいイメージが湧いてきて、非常にワクワクできるのは自分だけでしょうか。
なお、スタート直後にコース上に吊り下げられた「ほんやくコンニャク」を食べるという、
若干のパン食い競争要素も『タイム借り物競走キット』には入っていました。
一応そこをスルーしても、過去にタイムスリップすることはできますが、
ほんやくコンニャクを食べないと過去の世界の人とコミュニケーションを取ることができないので、このゲームの難易度が格段に上がってしまう。
やりこみ要素として、あえて「ほんやくコンニャク」を食べないでクリアーしてみるのも面白いかもしれない。
ボディーランゲージに自信のある人は、是非挑戦してみましょう。
そして「借り物競走」なので、
「モノを借りる」ということを、過去の人からちゃんと了承を得ないと始めからやり直しになってしまうルールもちゃんと存在している。
コッソリ持っていったらドロボウになっちゃいますからね。当たりまえの事です。
本編では描かれてなかったけど、
ゲームで借りたものを返したらその人から貸し借りしたことの記憶がいっさい消える・・・みたいなシステムもありそうだ。
もしも、借りたモノを途中で落としてこわしちゃったりした場合はどうなるんだろう?
過去の世界から借りてくるモノや場所も、
「648年のバグダッドでアラビアのランプ」や「紀元前10年の古代ローマでオリーブ冠」など、歴史にまつわるものが多かった。
ドラえもんの言っていた「競技をしながら過去の歴史も学べる未来の道具なんだ」というこの道具のおすすめポイントもよくわかります。
付属のタブレットでは借りてくるアイテムがどういうモノなのかを教えてくれる機能もあったので、本当に歴史の勉強にも使えそうだ。
そして古代ローマといえば、「テルマエ・ロマエ」で描かれているように入浴文化が盛んである。
古代ローマに来たしずかちゃんが何のためらいもなくお風呂に入っていたのも、別に不自然な話ではない。
お風呂好きたるもの、古代ローマの湯に浸かってみたいと思うのは当然のことだ!
ジャイアン・スネ夫チームvsのび太・しずかチームの対抗で行われたタイム借り物競走も、
両者ともにラスト1個となり、それぞれ「戦国時代で戦国武将のカブト」「旧石器時代のユーラシア大陸で石オノ」とクライマックスを飾るに相応しい過酷な指令が飛び出してきた。
のび太くんチームは何とか兜を拝借することができましたが、石器時代で凶暴なマンモスに出くわしてしまったジャイアンチームはギブアップを宣言。
この勝負はのび太くんチームの勝利となりました。
のび太くんチームが「はにわ」「十手」など運ぶのに楽そうなモノばかりだったのに対し、
ジャイアンチームが「十二単」「江戸時代の火消しの纏(まとい)」「石器時代のお金」と運ぶのに苦労しそうなモノばっかりだったのが多少気になるけど、ここらへんも勝負に関係していたのだろうか?
カートにモノを入れた時点で重さが一定になるとか、そういうシステムになってないと不公平になりそうな気がするぞ。
とはいえ、今回の「タイム借り物競走」での勝利で自信がついたのび太くん。
本番の運動会でもこの経験を生かして大活躍・・・となるはずが、
「タイム借り物競走」のバッジを外し忘れていたせいで、競技中に白亜紀のアメリカへタイムスリップしてしまうというオチがつきました。
恐竜相手に、どうやって卵を借りればいいんだ?
一部始終を見ていたドラえもんは「やれやれ」といった顔をしてたけど、自分の道具をちゃんと管理していないほうにも非はあると思う。
バッジをつけたのび太くんが走っただけで借り物競走が自動的に起動したってことは、
前日にグラウンドに設置したキットを、ドラえもんはまったく片づけていなかったってことなんだろうか?
時限バカ弾(コミックス41巻収録)
2本目は、そのネーミングからドラえもんファン以外でも知っている人の多い道具『時限バカ弾』が登場だ。
爆発するとバカなことをやってしまうという、シンプルかつ非常におそろしい道具である。
ホンモノの時限爆弾と違い、爆発しても死ぬことはありませんが、
「葬式」「会社の大事な会議中」などといった場所で使われると、いろんな意味で死んでしまうこともできる道具です。
ちなみにこの回は原作で唯一、出木杉くんのママが登場する回(声だけ)でもあったりします。
「パッパラパー」と叫んだだけで出番が終わった、出木杉くんのママ役のまるたまりさんの気持ちが知りたい。
というよりも、『時限バカ弾』の回は登場人物のほとんどがバカなことを言わされてしまう流れなので、
バカなセリフとはいえ、声優さんたちが「アジャラカモクレン!」「ギッチョンチョンノパーイパイ!」とマイクの前で全力の演技をしているところを想像したら色々と思うところがでてきた。
出来ることなら、この回のアフレコ現場を見学してみたかったですねえ。
作画のほうもバカなセリフに動きをあわせるために、いつもよりキャラクターがヌルヌル動いているような気がしました。
登場人物たちのやっていることはバカそのものだけど、バカなことを作っている側はいたって真剣だ!
物語のラストは、時限バカ弾を食らったのび太くんが「ナンジャラモンジャラホニャラカピー」と叫んで終わる!
オチ自体は原作通りだったけど、屁の噴射量が原作よりもパワーアップしていたという情報だけは書き残しておきます。
おしまい。
■次回予告■
次回の放送は10月19日。
「野比家、夢の温泉旅行」「魔法使いのび太」の2本をお送りします。
- アーティスト: 柳家小三治
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