2018年9月14日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
「ドラドラまちがいさがし」お休み。
ドラえもんが走り回るOPアニメーションからスタート。
ドラえもんの歌(藤子・F・不二雄大全集「ドラえもん」第1巻収録)
てんコミ未収録の初期短編をアニメ化。
ジャイアンリサイタルをひみつ道具で何とかしようとするドラえもんですが、お目当ての品が見つからない。
しかたなく未来の世界に取りに帰り、会場である空き地に潜り込みますが、
その最中にドラえもんの口の中に「あるモノ」が入り込んでしまい・・・。
ドラえもんが未来の世界まで取りに帰った道具は『音消しマイク』というもの。
歌っている本人自体は気持ちよく歌えるけど、聞く側にはジャイアンの声が全く聞こえないってことですね。
他の回でつかっていた、『アベコベマイク』と似たような作戦だ。
この道具、本来は歌の練習をする時に他人に迷惑をかけない目的で使うんだろうか?
自宅で気兼ねなくカラオケの練習をしたいって人には重宝しそうです。
あと、名前の紹介こそされませんでしたが、
音消しマイクを探す中で「マジックおしり」や「スパイセット」「スパルタコーチ」なども出てきておりました。
ジャイアンのリサイタルも終わり、
「なんだか歌がうたいたくなった」と他人に自分の歌を披露し始めたドラえもん。
しかし、その歌がジャイアン以上のひどい歌声だったからたまらない!
彼が歌えば、振動で窓ガラスが割れ、天井の埃が舞い落ち、
音痴を指摘した者は何のためらいもなく暴力をふるうという、
とても「めいわく」という言葉では片づけられないほどの迷惑ロボットと化してしまった。
あのジャイアンまで居留守を使って、ドラえもんの歌から逃れようとするほどの緊急事態だ!
目つきやしゃべり方もいつもと違う感じになっているので、
ドラえもんに何かしらの異常が起きているのは明らかである。
ただ、「この回で生まれて初めてアニメ『ドラえもん』を見た」ってお子さんがいた場合、
ドラえもんのことを何かヤバいロボットだと勘違いしてしまう恐れもありますね。
どうせなら、先週の誕生日スペシャルで「ドラえもんの歌」をやれば面白かったかもしれない。
自らの歌声で東京を滅ぼしかけたドラえもんが、のび太くんとの友情を思い出して元に戻る・・・という一大感動巨編になりそうだ。
初期の頃のお話なので、
連載開始直後は本編にもよく出てきていたセワシくんが登場したり、
そのセワシくんが電気ショックを流す謎の道具でドラえもんを仕留めたところなど、現在のドラえもんとはちょっと変わった雰囲気の内容にもなっている。
今回のアニメが面白かったって人は、是非原作のほうも読んでみましょう。
いろいろな意味で自由奔放なドラえもんの姿を見ることができますし、
「『STAND BY MEドラえもん』の成し遂げプログラムはこの回から着想を得た」と友だちにウソトリビアを言ってみるのも楽しいぞ。
物語のラストは、ドラえもんを狂わせた「あるモノ」ことマツムシのどアップで〆。
本編の内容のわりに、なんとなくオチが弱くなっちゃったところがてんコミ未収録になった理由なんでしょうかねえ。
●クイズ!ドラえもんのひみつ!!●
誕生日スペシャルは終わったけど、このコーナーはまだまだ続くぞ!
今日の問題は「ドラえもんの手はまん丸なのに ものが持てるのはなぜでしょう?」
答えは記事の下のほうにて。
相関図メーカー(アニメオリジナル)
2本目は「のび太がトイレのドアを閉めていなかったこと」を叱るパパの姿からスタートだ。
「誤解だよ~」と弁明するのび太くんに対し、「誤解(ごかい)も、六階(ろっかい)もない!」と怒るパパ!
そして、当ののび太くんは、
「トイレのカギが壊れていた」と主張してもパパが聞いてくれなかったことに相当おかんむりのようだ。
本編でもたびたび語られていますが、のび太くんの家は借家であり、
たびたび雨漏りが起きたり、ドアのたてつけが悪くなったりと、築年数も相当に古いらしい。
なので、のび太くんの発言も十分に信頼できるわけですが、
パパも毎日家のトイレを使っているわけだから、トイレのカギがおかしくなっていることくらいすぐに気づくハズだ。
パパは家でウンコしない主義なんだろうか?
とにかく「子供にも言い分がある!」と叫ぶのび太くんに対し、
ドラえもんは「それならのび太くんがパパになってみる?」と『相関図メーカー』を出してくれた。
巨大なモニターのようなこの道具は、
誰かと誰かの相関図を動かすことで、それぞれを違う関係にすることができるという道具である。
ちなみに「相関図」というのは、アニメやドラマの公式サイトとかでよく見るアレのことです。
たとえば、
「のび太くん」と「のび太くんのパパ」は「親と子」の関係ですが、
相関図メーカーについている付属のマグネット?を使えば「のび太くん」と「のび太くんのパパ」の親子関係を逆転させることも可能ですし、
「けいじ(刑事)」と「はんにん(犯人)」といった、
どう考えても悪ふざけ目的で使ってくださいとしか思えないマグネットで、
ドラえもんとのび太のパパを、ルパンと銭形のような関係にさせることも可能である。
そしてこの道具は、自分とジャイアン達の関係を「親分と子分の関係」にしたりなど、
「友だちとの間柄」もいじれるようなので、
『相関図メーカー』さえあれば、
「のび太くん」と「しずかちゃん」の関係を「こいびと(恋人)」にして、合法的にイチャイチャすることもできそうだ。
なんかこの道具、エロ漫画に登場させても違和感なさそうですね。
しかも、そのエロ漫画みたいな発想を今回のアニメでやっちゃったところがすごい。
のび太くんの手によって、
「のび太くんの恋人」として洗脳されたしずかちゃんは、すっかりメロメロな状態になっていた。
「たまごのなかのしずちゃん」の回の出木杉くんが見たら、とても悲しみそうな光景だ。
このままいけば、のび太くんも立派なエロ漫画の主人公になれるわけですが、
何も知らないママが相関図メーカーを倒してしまったせいで、結局はいつものドタバタ展開になってしまう。
人間関係というのは、道具で作られたものでもややこしくなってしまうモノなんですねえ。
しかし、それでも懲りないのび太くんは、
自分のパパとママを子供にして、息子たちに自分の宿題をやらせようとするのですが、
肝心のパパとママがすっかり幼児退行して子供のように暴れまわってしまい、とても宿題なんて任せられない!
余談ですが、ネットではじめて「ロリババア」なる言葉を知った時、
「機動戦士Zガンダム」でロザミアが幼児退行した時みたいなことを指す言葉だと勘違いしていました。ほんと余談だ。
けっきょく、のび太くんは「親」として子供になったパパとママの躾をする立場に。
普段は知ることのできない「親の大変さ」が身にしみて分かったのび太くんなのでした。
といったところで、今週のドラえもんはここまで。
●ドラドラニュース●
今週のエンディングで久しぶりに「夢をかなえてドラえもん」が流れました。
アニメでこの曲が流れたのは4月13日放送分以来、約5か月ぶり。
■次回予告■
9月21日は「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」放送のためお休み。
9月28日は「金曜★ロンドンハーツ3時間スペシャル」放送のためお休み。
10月5日は「アメトーーーーーーク!踊りたくないUSA&ミスチルのクセが凄い金曜だけど3時間SP」放送のためお休み。
次回の放送は約1か月後の10月12日。
「時を走れ!タイム借り物競走」「時限バカ弾」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(誕生日1時間SP・クジラとまぼろしのパイプ島)
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クイズの答え:手が「ペタリハンド」だから。