7月26日(木曜日)に『わが名はXくん』第2巻が発売されました。
価格も3500円(税抜)と、相変わらずの強気のお値段。
もはや自分は、毎月『わが名はXくん』の単行本を買うためだけに頑張って働いているといっても過言じゃないです。
『わが名はXくん』の単行本は、ただ読むだけではなく、
「毎月3500円の本を、なんの不自由なく買えるくらいの賃金は得ていますよ」ということを証明するアイテムとしても使えそうだ。
いろんな人たちに、自らの財力をアピールしたい人は是非買いましょう。複数買いすればさらに効果的だぞ!
まあ、そんな無駄話は置いとくとして、
この『わが名はXくん』第2巻では、Xくんたちが残留日本兵のいる無人島に流れついてしまったり、
謎の黒マスクが現れたりなど、じつに様々なことが起きていました。
<ためし読み>
物語の都合上、仕方がないとはいえ、
「そんな唐突に現れたら、赤マスクの正体がXくんだとすぐにバレてしまうのではないか?」と思ってしまうようなシーンが何回も出てくるのが不安だ。
ただ、がま口くんやジスタくんはそんなシーンに出くわしても、赤マスクの正体に一切気づいてなさそうだったからすごい。
「なんで赤マスクが登場すると、Xくんはいなくなるんだろう?」とか、少しは疑問に思ったりしないんだろうか?
来月発売の第3巻で『わが名はXくん』も最終巻になるので、その時に赤マスクの正体がXくんだとバレてしまう日が来てしまうのかも。
そのへんの展開も気にしつつ、楽しんでいきたいです。
あと、『わが名はXくん』は今から50年前の作品なので、
劇中のセリフから50年前の時事ネタや、当時流行っていたことを知れるのも、おすすめポイントのひとつだと思います。
今回もがま口くんの「いたあい、ま昼の暗黒だあ。」というセリフから、元ネタになった映画の存在を知りました。
実にシリアスな内容の映画っぽいけど、がま口はどこでこの映画のことを知ったんだろう?
とにかくインターネットのおかげで、こういう元ネタとなったワードもすぐに勉強できるぞ!
(ただ、201ページでXくんが歌っている「パパ、エモパパ・・・」の歌の元ネタはググってもよくわかりませんでした。違うアニメのことばっかり出てきた。情報求む。)
巻末の藤子A先生のインタビュー。
今回は原稿落とし事件のその後から、講談社で受けた仕事での印象深いエピソードなどが語られていました。
『わが名はXくん』を「自身のギャグっぽいショートストーリーの作風のはしり」だと位置づけているところなど、
前回のインタビューに引き続き、実に興味深い内容でした。
『わが名はXくん』は今月8月30日発売の第3巻で、全3巻が完結となります。
この作品は電子書籍でも買うことができるので、興味を持った人は是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
おしまい。
【おまけ】
「この人たち何て言ってるんだろう?」と思ってセリフを逆読みしてみたら、今じゃとても言えないようなこと言ってた。