発行日:2014年1月16日?(第1巻)
出版社:Planeta Comic
価格:9.95€?(約1300円)
全162頁(第1巻)
先日東京へ行ってきた時に買ってきたもの。
スペインは今いろいろ大変なことになってるそうですが、購入時は特に何も考えずに買ってしまいました。すいません。
ちなみに、この単行本は新宿高島屋の裏にある「Books Kinokuniya Tokyo」で手に入れました。
逆輸入品のため、お値段は1冊1500円ほどとかなり高めです。
いちおう上の書誌データは、単行本奥付や出版社のページを見て調べたのですが、本当にあっているのかどうかはわかりません。
特に価格の部分はその出版社のページに書かれていた価格をそのまま入力したものです。
スペインだとドラえもんのカラー作品集が1300円もするって本当?
とりあえず、カラー作品集の第1巻を読んでみましょう。
これが第1巻のもくじです。
皆さんはスペイン語読めますか? 僕は読めません。
今のところ、「スペインのドラえもんって『LA』とか『EL』とかがタイトルの冒頭によくつくんだなあ」てことだけしかわかってないです。
でも「何かいてあるんだかわからない」で記事を終わらせてしまったら、この本を買った意味がないので、
ここは翻訳サイトの力とドラえもんの知識を頼りに、スペイン語版ドラえもんを読み進めていきましょう。
例えば、この「EL GORROPAJARO」というさっぱり読めないタイトルのお話がありますが、
このタイトルの「GORRO」という部分はスペイン語で「帽子」という意味であり、
続く「PAJARO」という部分は、スペイン語で「鳥」を意味しています。
つまり、この「EL GORROPAJARO」というお話のタイトルは、日本語でいうところの「バードキャップ」になるわけです。
いやあ、これだけの情報を調べた程度でも、自分がスペイン語にすこし詳しくなれた気分がしますね。
ちなみに、前述のタイトルの冒頭に引っ付いている「LA」とか「EL」の正体は、スペイン語独特の特徴である「冠詞」というやつらしい。
これについては調べてもよくわからなかったので、各自「スペイン語 冠詞」でおのおの検索してみてください。
あと、スペイン語は文の冒頭に逆びっくりマークがつくということも初めて知りました。へんなの。(参考:逆感嘆符 - Wikipedia)
スペイン語は奥が深い!
そして、このカラー作品集第1巻には、
外国語に翻訳するのが最も難しそうな回「ゴロアワセトウ」も収録されています。
日本語の「同音異義語」をスペイン語ではどう翻訳するのか!?と思い、
この話に出てくるセリフをいろいろ翻訳サイトにぶっこんでみましたが、どうやらスペイン語ではあまりそのへんの工夫はされてないっぽい。
そもそも、この話のスペイン語のタイトル「LA LINTERNA DEL CAMBIAZO」を日本語に直すと、
「懐中電灯で照らした物が変わってびっくり!」みたいな意味になるらしいので、
この回をスペイン語に翻訳した人は、同音異義語の面白さを捨てて、
ライトの光を浴びせると全く違うものに変わってしまうという点に面白さの軸を置いたのかな?と推測してみました。
間違っていたらごめんなさい。
とにかく、この本はスペイン語の勉強に大いに役立ちそうな気がします。
ドラえもんが好きで今からスペイン語を学ぼうと思っている人なら、是非とも読むべき一冊だと思いました。
みんなでおぼえよう、スペイン語!(おしまい)
スペイン語のひみつ道具は名前が長いせいで、だいたいフキダシからはみ出ていました。

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