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コロコロコミック2017年10月号の「野球の星メットマン」感想。舐めプレイはいけないよの巻

 

はい、今月も遅くなってしまいました。コロコロコミック10月号掲載分のむぎわらしんたろう「野球の星メットマン」の感想です。

コロコロコミック 2017年 10 月号 [雑誌]

コロコロコミック 2017年 10 月号 [雑誌]

 

 

 

【ここ最近のメットマン感想記事】

 ・コロコロコミック2017年1月号の「野球の星メットマン」感想。白鳳中はやっぱり強かったの巻

 ・コロコロコミック2017年2月号の「野球の星メットマン」感想。 禁断の魔球が虹ヶ丘ナインを襲う!

 ・コロコロコミック2017年3月号の「野球の星メットマン」感想。空くんの新たな魔球が思わぬ結果を招く!

 ・コロコロコミック2017年4月号の「野球の星メットマン」感想。 虹ヶ丘中vs白鳳中、ついに決着!

 ・コロコロコミック2017年7月号の「野球の星メットマン」感想。 新章スタート!やばい新キャラもやってきた!

 ・コロコロコミック2017年8月号の「野球の星メットマン」感想。 熱い男・松岡球造現る! ロドリゲスさんは煽り上手の巻

 ・コロコロコミック2017年9月号の「野球の星メットマン」感想。 野球U-15世界大会ついに開幕!アメリカ代表に日本の力を見せつけろ!

 

野球世界大会「ワールドB」1次予選・日本×アメリカは、

総合ランク「D」の日本が総合ランク「S」のアメリカ相手に先制点を奪う大波乱から始まった。

この好調すぎる出だしに、普段は厳しいキャプテン・赤星も「日本代表、寄せ集めでも、すごいやつらがそろっているぜ!!」と太鼓判だ!

 

この勢いに乗じて、日本代表のラインナップも紹介されていく。

1番サードの白鳳中・桜木大地9番ピッチャーに虹ヶ丘中・赤星などのお馴染みのメンバーが名を連ねる中、

8番セカンドには部の先輩に対して無礼を働いていた生意気新入生こと銀城の名前もあった。

新入部員ながら、日本代表に選ばれるほどの実力があるということなのだろうか?

今後の活躍に期待したい。

 

そして、2番センターには浦島中の五間、4番レフトにはプロテイン学園の剛筋などといったモブキャラクター臭がハンパない連中もいた。

チームの打順の要となる4番を明らかに脳筋キャラっぽい名前のやつに任せて大丈夫なのだろうか?

 

しかし、モブキャラクター臭がハンパない連中でも、野球の実力は本物だった!

実は自慢の俊足を武器に中学野球で8割の出塁率を誇る2番の五間がセーフティバントを決めると、

それに続けとばかりに、4番の剛筋が見事なスリーランホームラン!

早くも4点目を挙げ、剛筋も自慢の筋肉を見せつけるポーズで観客を盛り上げていく!

我らが日本代表、試合だけでなくアピール面でもアメリカに圧勝だ!

 

あの強敵といわれていたアメリカ相手に4得点もとってしまった日本代表。

完全に試合のペースをつかみ、5番・隼(昇竜館)もレフトスタンドへいい当たりを放ちますが、

ここで試合開始から沈黙を守っていたアメリカ代表・ロドリゲスが「たらんちゅら!!」「It’s Show Time!!(ショータイムの始まりだ!!)」と声をあげた!

 

すると、レフトを守っていたタランチュラがすかさずファインプレーで日本代表の打球をとらえたかと思えば、

先ほどまで打たれっぱなしだったピッチャーのD・ヴァンパイアも急にいい球を投げ始めてきた!

 

「コノ試合ヲ盛リ上ゲルタメノはんで・・・、4点ジャ少ナカッタカナ?」と不敵な笑みを浮かべるロドリゲス。

そう、ここまで日本代表はアメリカ代表に舐めプレイをされていたのだった!

 

この「自分よりも格下だと思っている相手にあえて先制点を与えてあげる」というやり口は、

かつて「ドラベース」でシロえもんも行っていた、むぎわら作品では伝統的といえる舐めプ行為である。

ちなみにその舐めプを行った試合で、シロえもんは自分よりも格下だと思っていた江戸川ドラーズに劇的なサヨナラ負けを喫している。

アメリカ代表ももしかしたら、同じ目にあうかも・・・・。

 

そして、アメリカ代表こと「銀河系軍団」のメンバーもここでお披露目!

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まだスタメンの詳細などは明らかにされなかったけど、アパッチ野球軍感がすごいぞ!

 

そんな本気を出したアメリカ代表2回表の攻撃は、4番サード・ロドリゲス!

「『ばっとまん』ヨ、コンナちーむジャ、オマエノ力ヲ借リルマデモナイナ・・・。」とロドリゲスはまだまだ舐めプを続けるつもりだったようですが、

日本代表が投手を過去にロドリゲスからストライクを奪った空くんにチェンジしたと知ると、気持ちを切り替えて臨戦モードに突入!

 

しかし、せっかく臨戦モードに入ったのにマウンド上ですっころんでしまった空くんを見て、思わず「No~~!!」彼らしからぬ奇声を上げてしまうくだりもありましたが、

気を取り直して繰り出された空くん渾身の「空(スカイ)ボール」に真っ向から立ち向かうロドリゲス!

流石アメリカ代表。初球からいきなり芯を捉えましたが、空ボールのあまりの球の重さにバットを振り切れません。

このまま勢いに負けて、ストライクを取られてしまうのか?

 

と、ここで「フフ・・・、タイシタ球ジャナイナ・・・。」とロドリゲスの持つバット・バットマンが動く!

バットマンは口からエネルギー破のようなものを打ち出し、

その勢いでロドリゲスの打撃にパワーを与えることで、秘打「ぎゃらくしーしょっと」を日本代表にぶつけた!

口から何かを吐いてるせいで、何かバットマンがものすごい勢いでゲロを吐いてるっぽく見えたりもするけど、正真正銘の必殺打である。

 

「『ぎゃらくしーしょっと』ハ宇宙マデボールヲトバス、捕レルモノカ!!」とご丁寧に一塁へ走りながら必殺打の説明をしてくれるロドリゲス。

その証拠に、打球を捕らえようとした大地くんのグローブが球の勢いで一気に貫かれてしまった。

このまま、ロドリゲスの放った打球は宇宙まで飛んでいってしまうのか!?

 

しかしここで、空くんが体すべてをグローブにしたボディ・キャッチで球の勢いを止めた!

文字通りの捨て身の作戦だったようで、ロドリゲスの球は腹上部にかなりめり込んでいる上に、空くんも「ぐぇぇ~!!」とかなり苦しそうな声をあげている。

打ったロドリゲスも空くんのこのプレーは流石に予想できなかったようで、思わず「ナンダトォ!!」素のリアクションだ

ヘタしたらアバラの2~3本持っていかれてもおかしくないレベルの危険技であったが、空くんの「絶対捕る」という信念がそれを上回ったかたちとなった。

 

メットマン2人がいれば、アメリカなんて相手じゃない。

そして、屈辱のアウトを取られてしまったロドリゲスも怒り心頭。いよいよ本気のプレーを見せてくれそうだ!

 

といったところで、今月はここまで。

次回の「メットマン」が載っているコロコロコミック11月号は、10月13日金曜日発売予定です。

いつもより2日早いです。わかりやすく言うと、あと10日後です。

 

そして、9月28日に最新第4巻も発売されました。

これについては、また明日記事にしたいと思います。

 

 

【おまけ】今月の虹ヶ丘ナイン

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ナイスリアクションだ!