THEドラえもん展(2002年) パンフレット
発行日:2002年
発行元:THEドラえもん展 製作委員会
価格:不明
全98頁
【☆THEドラえもん展TOKYO2017・開催決定おめでとう記念記事】
今年の11月に「THEドラえもん展 TOKYO 2017」が開催されることが明らかになりました。
(公式サイト:http://thedoraemontentokyo2017.jp/)
上の記事によると、「あなたのドラえもんをつくってください」をコンセプトに様々なジャンルの美術家やアーティストがドラえもんをモチーフにした作品を制作する展覧会で、
2002年に開催された『THE ドラえもん』展に連なるプロジェクトになるんだとか。
現在明らかになっている参加作家は、蜷川実花、福田美蘭、村上隆、森村泰昌+コイケジュンコ、会田誠、梅佳代、小谷元彦、鴻池朋子、佐藤雅晴、しりあがり寿、西尾康之、町田久美、Mr.、山口晃、渡邊希の15組。
アーティストは今後も追加される予定らしいぞ。(上の記事の文章をまるまる引用する手抜き)
自分は15年前の「THE ドラえもん展」には行けなかったので、来場時の思い出を語る事は出来ませんが、
当時はいろんなところで同展覧会の宣伝が行われていたため、やたらインパクトの強い作品ばかりが出展されていたことだけは深く記憶に残っています。
そんな当時の出展物を見れるのが、この「THEドラえもん展」のパンフレット(図録)というわけですね。
新しいドラえもん展も決まった事ですし、今日はこの本を紹介していきます。
表紙には、パンフレットのぱの字も書かれていませんが、
よーく見ると、ドラえもんが描かれている。こういうところに何とも言えないオシャレっぽさを感じてしまう。
表紙だけでなく、中身のほうも見てみます。
ほら、これとか何か見た事あるぞって人がいるんじゃないですかね。
森村泰昌&ザ・モーヤーズ の「DORAS(ドラス)」という作品。
ドラえもんに身を包んだ奇抜すぎるファッションが、個人的にすごく印象に残っている。
こんな恰好の人が一本道の向こう側から歩いてきたら確実に二度見、三度見くらいは確実にすると思う。
そして、こんな格好しているのに当の本人はいたって真面目な顔をしているのが逆にこわい。
近所にいてほしくないタイプの人だ!
そして、こちらは奈良美智さんの「ジャイアンにリボンをとられたドラミちゃん」。
前述の「DORAS」もそうだけど、これらの作品はドラえもん展の宣伝広告でやたらと使われていたので、ホント記憶に残ってるんですよねえ。
実際のドラミちゃんも、頭のリボンを取ったらこんなケモノのような鋭い眼光になってしまうのだろうか?
チャンスがあれば是非ジャイアンに試してもらいたい。
「THEドラえもん展 TOKYO 2017」にも参加される村上隆氏の作品も載っている。
この絵を見るだけで、ゆずの「またあえる日まで」が脳内再生されますね。
ちなみに「ふしぎ風使い」でフー子のデザイン変えちゃったことは未だに許してない派です。
有名どころだと、ハイパーメディア・クリエイターの高城剛氏も「the Future Connection(フューチャーコネクション)」という映像作品を出展している。
この作品自体はYouTubeで普通に動画がアップされていたりします。熱でうなされた時に見る夢みたいな映像が見れるぞ!
なんか小難しいこと言ってる!
まあ、こんな感じでアート作品としてのドラえもんがたくさん見られる本となっております。
値段さえ気にしなければ、入手自体はそう難しくないとは思うので気になった人はネットの通販ショップとかで探してみてください。
ただ、この本を読んでみて「ドラえもんを音楽で表現してみました」等、パンフレットではいまひとつ魅力が伝わらない作品もかなりあったので、
「THEドラえもん展 TOKYO 2017」には実際に足を運び、実際のアート作品に触れていかないと駄目だなって気持ちは強くなりました。
東京・六本木での開催は2017年11月1日(水曜日)からなので、今からスケジュール空けておきます。
あと、この「THEドラえもん展」には、
バンダイロボット研究所の作る「ドラえもん・ザ・ロボット」の試作機も出展されていました。
(参考:リアル・ドリーム・ドラえもん・プロジェクト - Wikipedia)
2002年当時は「2010年までに本物のドラえもんを実現させる」という目標のもと、開発を続けていたそうなのですが・・・。
(ヒント:現在は2017年)