「藤子不二雄Ⓐ先生の漫画が載っている」とのことで買っていた「漫画家が見た手塚治虫」をようやく読みました。
お目当ての藤子Ⓐ先生の漫画は「神の人の近くに」という、「ロケットくん」連載終了前後での手塚先生との思い出を描いたものであり、
「 ここらへんのエピソードは『愛・・・しりそめし頃に・・・』で読んだ覚えあるなあ」と思ってたら、本当に「愛・・・しりそめし頃に・・・」の再掲だったのには本当にビックリしました。(しのぶちゃんが出てきた辺りで気づいた)
てっきりこの本のために描き下ろした新作なのかと思っていました。いやあ、恥ずかしい。
しかし、巻頭にある藤子不二雄Ⓐ先生のお言葉はおそらく本書のみの書き下ろしのものでしょう。
最初はこれも、先日発売された「手塚治虫ぴあ」に載っていたものの再掲かと思っていたのですが、後日ちゃんと確認したら違う文章でした。
「漫画家が見た手塚治虫」「手塚治虫ぴあ」どちらの本にも、藤子Ⓐ先生による手塚治虫先生に対する思いが存分に書かれているので、どういうことが書かれているのか気になった方は是非その目でご確認ください。
まあ、この藤子Ⓐ先生の書き下ろし文章だけに1500円を出したのは少し痛い気もしましたが、
藤子Ⓐ先生の他にも、石ノ森章太郎先生や永島慎二先生などによる手塚先生の思い出を綴った漫画作品や、
さいとう・たかを先生や水野英子先生、松本零士先生などの書き下ろしイラストやコメントが載っていたりする他、
手塚治虫先生自身が自らの半生を漫画にした「がちゃぼい一代記」が収録されていたりもするので、まあ値段的にはトントンといったところでしょうか。
それに「がちゃぼい一代記」には藤子両先生が出てくるシーンもあるので、その分はお得と言えるでしょうな。はい。
先日まんだらけに行った際に、藤子不二雄Ⓐ「サドンデス」を買いました。
現在では藤子不二雄Ⓐ作品の電子書籍化も進んではおりますが、実在の選手が多数出てくるこの作品は肖像権的に電子書籍化や再販はしないのでは?と思い購入。
この本にもプレミアがついているようでお値段が2200円もしましたが、前から手元に置いておきたかった本だったので、この際価格は気にしないことにします。
内容としては、往年のゴルファー達による実際にあった名勝負を漫画として描いた意欲的作品であり、
巻末には、世界の青木功と藤子不二雄Ⓐ先生のスペシャル対談が収録されていたりとかなり豪華な内容となっている。しかも全ページフルカラーという仕上がりです。
とはいえ、自分はゴルフについてはそれこそ「プロゴルファー猿」や「ホアー!小池さん」などの藤子Ⓐ漫画で覚えた知識しかないので、
この本に収録されているゴルフ名勝負の数々も「そういえばアーノルド・パーマーってプロゴルファー猿に出てたなあ。先日の訃報を聞いた時もその事がまず頭に浮かんで・・・」などという事を思い出しつつ、ほとんど知識ゼロの状態ながらも熱中して読むことが出来ました。
それに知らない情報なんかもググってみたりしたおかげで、FIGHT7「激突!BIG3!」の回に出てきたリー・トレビノがプレイ中に落雷に襲われた事や、
女性ゴルファーの岡本綾子がパパイヤ酵素で腰痛を治した事などの、この本を読んでなかったら一生知ることも無かったはずのちょっとしたゴルフ知識なども知ることも出来たので、ちょっとだけ得した気分です。
次は「プロジェクトPOS」あたりを買ってみようかな。終わりです。