成人雑誌巻末漫画界の雄・古賀亮一先生の「新ゲノム」第7巻が先日発売されました。
今月号のCOMICホットミルクでも触れられていましたが、今年で「ゲノム」シリーズは連載20周年となります。
読み切り作品の多い成人漫画業界では異例の長寿連載。本当におめでとうございます!
単行本発売直後に記事にするというタイミングを完全に逃してしまいましたが、
これまでのペース的に次の単行本発売は約2年後になってしまうので、遅れてもいいから今記事にしておこうと思います。待ちきれない!
そして 同じ作者さんによる「宇宙警察☆ミーティアわんわん」第2巻も同日に発売されたので、良かったらこちらもお買い求めくださいな。
で、この「新ゲノム」。
知ってる人ならご存知の通りハイテンションギャグが持ち味の作品なのですが、実は藤子不二雄ネタの引用がけっこう多かったりするのです。
ひとつだけですが、最新第7巻でも見つけました。なりなりうるせー!!
さらに「ゲノム」のもうひとつの特徴としてオチのコマの枠線が毎回太いというのもあるのですが、
「ゲノム金」のあとがきによると、これは「自分が藤子不二雄Ⓐ先生が大好きで枠線もそれをオマージュしている(要約)」という理由でやっているそうです。
藤子不二雄Ⓐ漫画にオチの枠線はつきものですからね。わかります。
このオチの枠線は20年前の連載第1回目から続いている「ゲノム」シリーズの偉大なる特徴です。
ちなみに古賀亮一先生は、この「ゲノム」が初連載作品。つまりデビュー時からずっとこのオチの太い枠線を続けているわけです。
藤子不二雄先生がいなかったら、「ゲノム」も生まれていなかったのかもしれません。いや言いすぎか。
今回は時間が無くて出来なかったけど、今度単行本を読み返す機会があったら「古賀亮一作品に出てきた藤子作品パロディまとめ」みたいな記事を作ってみたいですね。
本当にいろいろあるんですよホント。
なお、古賀先生曰く「オチの枠線を太くするとオチがなくてもオチたように見える」というギャグ漫画では大変ありがたい効果もあるそうです。みんなも真似してみよう!(しない)