大島永遠「女子高生 Girls-High」最終巻が発売されました。
約15年に渡り、掲載誌を変えながら続いてきた連載が堂々の完結です。いやあ、長かったですなあ。
ちょっとこれまでを振り返っていきましょう。

女子高生 Girls-High : 13 (アクションコミックス)
- 作者: 大島永遠
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/09/15
- メディア: Kindle版
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【漫画「女子高生」の歴史】
はじめは2001年に「Weekly漫画アクション」で連載が始まった 「女子高生Girls-High」。
2003年の同誌の休刊で「COMIC HIGH」に移籍するもこの雑誌は6カ月で休刊となります。
しかし、その後復刊した「コミックハイ!」で連載を再開した後、2007年に第一部完。
そして2010年に「女子高生」シリーズの新作となる「女子高生Girls-Live」の連載を「COMICすもも」で始め、その後「コミックハイ!」に連載が移籍。
で、2014年に「コミックハイ!」で「女子高生Girls-High」の続編にあたる「女子高生Girls-High 2nd season」が始まるも、またもや同誌休刊の関係で2015年に「月刊アクション」に連載を移籍。
そして、2016年に15年に渡る連載が完結したわけでございますね。
Wikipediaの情報を丸写ししただけな上にかなり見づらいという非常に残念な有様ですが、こうして改めて見ただけでもかなり波乱万丈な連載事情を送ってきたことがわかります。
大島永遠「まんがかぞく」2巻より
しかしこの「女子高生」のヒットで、秋葉原とのパイプができたことにより双葉社が「萌え漫画産業」に進出するきっかけになったりと、後の双葉社に良い影響を与えたことは間違いないようです。
「女子高生」の連載が無ければ、「小林さんちのメイドラゴン」や「つぐもも」がアニメ化されることもなかったかもしれません。ちょっと言い過ぎか。
あと、同じ作品が3回の掲載誌移籍って凄いよなあって書こうかと思ったけど、それなら「超人ロック」の方が凄いか。あっちは掲載誌を8回くらい移籍してたような気がするし。
とはいえ、自分は2015年に月刊アクションからの移籍で「まだやってたのか」と知って改めて読者になった経緯もあったりするので、
こういった掲載誌移籍の連続もデメリットばかりではない、ということでしょうかね。(一応のフォロー)
(単行本1巻)
↓
(最終巻)
連載当初は「女子高の実態を描いたギャグ漫画」という枠組みで始まった作品ですが、
連載を重ねていくうちいつの間にか「登場人物たちの友情を描いた人情ありのギャグ漫画」へとシフトしていったのと同時に、バカ軍団達の絵柄もだいぶ変化しておりました。15年ってすごい。
(単行本第1巻) (最終巻)
香田あかりの絵柄も1巻の頃と比べたら全然違ってる。
ネット上でよくある「連載開始時と絵柄が変わった漫画」議論でもそこそこ上位に行けそうな気がするんですがどうですかね?
あと、この記事書くために久しぶりに1巻読み返したら、初登場時の香田の性格が結構キツかったので多少引いてしまいました。性格が丸くなってよかったです。
あ、「バカ軍団」とか「香田あかり」とか言われても誰だか分からないって人は女子高生のwikipediaをご覧ください。
というわけで、「女子高生」15年の歴史をちょっとだけ振り返ってみましたが、
このブログは一応「藤子不二雄ブログ」としてやっているので、いくら紹介したい漫画があるにしても、何かしら藤子不二雄関連のネタを入れておかないといけません。
なので、最後に香田あかりのお兄ちゃんの名前をイジって終わるぜ!!
YO-------!!!!!!!!!
香田(こうだ)あかりのお兄ちゃんの名前は・・・。
香田(こうだ)たけし。(単行本3巻参照)
YO-------!!!!!!!!!
【おまけ】
劇場版「どら○もん」を見て号泣する絵里子さん。映画って面白いよね!
このボケは面白くない。