むぎわらしんたろう先生がコロコロコミックに好評連載中の「野球の星メットマン」第2巻が6月24日に発売されました。
「被るだけで誰でもヒーローになれるマスクが出てくる漫画」と「被るだけで誰でも野球がうまくなるヘルメットが出てくる漫画」が同じ日に発売だなんて、何とも運命を感じませんか?
(過去記事:むぎわらしんたろう先生の新作「野球の星 メットマン」1巻が出たぞ! )
さて、前巻から続いていた白鳳中と虹ヶ丘野球部の練習試合は、主人公・星野空くんがコロの力を限界まで使ってしまったことにより空くんがオーバーヒート。
試合自体は大地くんを三振にすることができましたが、記録では空くんの退場による人数不足で虹ヶ丘野球部の負けということになってしまいました。
しかし、空くんが限界まで力を使ってしまったのも全ては「みんなが力をあわせてがんばった試合で負けたくない」という一心から。
コロの力の反動により、試合後は1週間の入院生活を余儀なくされましたが、
病院のベッドの上で漫画を描いている間も、白鳳中との試合のことを思い返していたりと漫画少年の空くんの中にも、野球への情熱がだいぶ生まれてきたようです。
その時の「描いている漫画のキャラ達がいつの間にかチームのみんなの顔にそっくりになっていく」って演出もいいですね。
そして、この巻から魔城中学からやって来た謎の新キャラ「ミステリー」が登場!
とても中学生とは思えない風貌だ!
新キャラ「ミステリー」
その奇抜な風貌ゆえに目立ちこそしないが、彼も変なヘルメットを被っている。第3のメットマンなのだろうか?
とても物語を動かしてくれそうな予感がプンプンするけど、やっぱり風貌が中学生に見えない。クラスで友達が出来なさそうだ。
彼にも数年前までランドセル背負って小学校に登校したり、友達といっしょに給食をたべていたりしていた時期があったのだろうか?
あと、なんかトランプとか武器にして戦いそうな顔してるし。
そして本当にトランプを武器にしているという事実。まんまだ!
そんなミステリー君。どうやら今日のところは敵情視察に来たようで、「UBJC(ウルトラベースボールジュニアカップ)で会えるのを楽しみにしているよ」と言い残し去っていきます。
この「UBJC(ウルトラベースボールジュニアカップ)」というのは「野球の星メットマン」の世界における中学野球の全国大会の名称であり、現実でいうところの「全国中学校軟式野球大会」みたいなもの。
そこに虹ヶ丘野球部は全くの無名校でありながら特別枠として出場を許されたようです。
で、そのUBJCへの出場を許したのがどうやらミステリー君だということらしいのですが・・・。
いくら風貌が変でも、中学生ごときがそんな大会の権限を持っているとは到底思えないので、多分メットマンの力で何かしらの手を使ったりしたのでしょう。
そこらへんの謎は大会が進むにつれて明らかになっていくはずです。
そして始まった虹ヶ丘中の一回戦。対戦相手は俊足が自慢の選手・オッコエを率いる鷲塚三中!
オッコエ君はどこからどう見てもむぎわらしんたろう先生発案のオリジナルキャラだぞ!
オッコエ
そして先頭打者のオッコエ選手、自慢の脚力と必殺「ハナミズロケット」で虹ヶ丘中から1点を先取することに成功します!ハナミズで!
オッコエ選手の秘密兵器「ハナミズロケット」 どっかから怒られませんように。
自分のエラーで先制点を取られてしまった空くんでしたが、そこからコロの力も借りてランニングHRを産み、なんとか同点に持ち込みます。
現時点でオッコエへのバックホームとランニングHRにするためにコロの力を2回使ったため、コロを使えるのはあと3回のみ。
さらにオッコエ君も「白鳳との戦いで取っておいた切り札」がまだあるそう。まだまだ試合の行方はわからないぞ!といったところで3巻に続く。
というわけで、UBJC編が始まった第2巻。
ドラベースでもビッグドーム杯なんて大会もありましたし、やっぱり野球漫画において良きライバルとトーナメント戦というのは欠かせないものですね!(野球漫画にそんなに詳しくないので雰囲気だけで語ってます)
そして、今巻では10歳の頃の大地くんがギル(ヘルメット)に出会った時のお話も語られており、「オレのやりたい野球にしたがうこと」という条件で、今のような関係になったんだとか。
コミックス1巻でのコロと同様、ギルも「未来から来た」と言っているので、どうやらこのメット達はもともとは未来の世界で暮らしていた?ようです。
さらに、ミステリー君が空くんのいる虹ヶ丘野球部のことに興味を持ったのも、その大地くんのヘルメット・ギルから「楽しく試合をした」という話を聞いたから。
未来のヘルメットたちはこう見えて実は内通しているのだろうか?
でも、空くんのヘルメット・コロは他のヘルメットとは会話できないようなので、何かそこらへんにもワケがありそうですね。
あと、自分がこの漫画で個人的に気になっているのが同じ虹ヶ丘野球部の3番サード・ホワイト君。
方言にグッときました。
ホワイト君の「きばらんかい」まとめ
そんな彼が実はハーフで出身地が熊本だということもこの巻で判明しました。
こんなこと言っているのに、この後簡単にセーフを取られます。どぎゃあぁん!
上の画像の回の載っている号のコロコロが出たのが例の震災の時だったので、それを意識してこの出身地に・・・と思ったのですが、ホワイト君の「きばらんかい」という方言自体はそれ以前から使っているので、構想自体はそれとは関係ないようです。
とにかく、自分の中でホワイト君はこの漫画の中で2番目に普段の私生活がどうなっているのか見たいキャラであります。ちなみに1位はミステリー君です。
そして、単行本を買って一番楽しみなのが描き下ろしまんがの存在!
1巻では「メットマンのできるまで」という作品の創作秘話がおまけ漫画として掲載されました。
そして、2巻では何が載っているのかというと・・・。
特別描き下ろしまんが「ノラえもん」
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この謎の描き下ろしまんがの詳細が知りたい人は今すぐ本屋さんへ行って「野球の星メットマン」の2巻を買うことだ!
読んでみたけどけっこうおもしろかったぞ!