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【ドラえもん本レビューその52】大山のぶ代のおもしろ酒肴―アッとおどろく美味珍味

大山のぶ代のおもしろ酒肴―アッとおどろく美味珍味

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出版社:主婦の友社

発行日:昭和56年1月22日

価格:680円

全205頁

 

かつて大山のぶ代さんが出演されていた「週間漫画 ゲラゲラ45」という番組内コントで出していた料理のレシピをまとめた本。カバー絵は藤子不二雄先生が担当されています。

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写真左から及川ヒロオ、大山のぶ代伊東四朗(敬称略)

 

理研究家としての大山のぶ代さんの著書としては、これが一番最初に出た本となります。

この本は累計136万部のベストセラーとなり、この本が出たわずか1年後には続編となる大山のぶ代のおもしろ酒肴 part2」が発売されました。

30年以上前の本ですが、流通量も多かったこともあり神保町の古書店などを探せば比較的安価で手に入れる事が出来ますよ。

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大山のぶ代のおもしろ酒肴 part2(昭和57年5月1日発行)

 

コント内で大山のぶ代さんは居酒屋のおかみさんを演じていたこともあり、

本の内容も「簡単に作れるお酒のおつまみのレシピ」が多数収録。

古い本ながら今でも使えそうなお料理のレシピがたくさん載っており、たいへん実用的な本となっています。

 

さらに本の中に収録されているコラムでは、大山のぶ代さんによる食に関するエッセイも掲載。

「伊勢で食べたウニの話」「香港で出会ったドロボー鳥という料理の話」などがあって、

これがまた面白いかつ、心の底から「うまそうだなぁ」って思わせてくれるコラムなんですよねぇ。

あと個人的に好きなのが大山のぶ代さんがまだ劇団俳優座にいた頃」のお話。さんざん夏の合宿で後輩たちをコキ使っていた先輩がまさかあの人だったなんて!

詳しい内容についてはこの本を読んでみてのお楽しみ。本当に面白いですよ。