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【ドラえもん本レビューその37】Doraemon(マレーシア語版ドラえもん)

Doraemon(マレーシア語版ドラえもん

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出版社:Tora Aman

発行日:不明(後述)

定価:4.90リンギット

全196頁

 

 

一見しただけではどこの国のドラえもんの本なのか判りかねますが、これはマレーシアで発売されているドラえもんの単行本

表紙の絵を見ればわかる通りのび太の恐竜」の単行本になっています。

本のサイズはてんとう虫コミックスとほぼ同じ大きさ。定価は日本円に換算すると136円くらいになります。

 

 

 

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扉絵。

 

 

さて、このマレーシア語版ドラえもん(正しくは「マレー語」というらしいです)

一番の特徴と言えば、ページ中の擬音が全て反転して鏡文字になっている事です。

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これは右綴じの漫画本を無理やり左綴じにしてしまったが故に起きたことと思われ、はっきり言ってすごく読みづらいです。

マレーシアの事は全く詳しくないのですが、マレーシアだと書籍は左綴じが普通なのでしょうか?

ちゅうか擬音の反転くらい直せばいいのニィ。

 

 

それから海外でのドラえもんコミックスの楽しみ方と言えば、国によってスタンスの異なるしずかちゃんの裸に関する修正です。

このマレーシア版にもしずかちゃんの裸に修正が入っており、エンピツで殴り書きで書いたみたいな線によっておっぱいが隠される現象が起きていました。

どうやらマレーシアではおっぱいはNGのようです。うーむ残念。

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エンピツで殴り書きで書いたみたいな線

 

 

 

 

 

と思いきや、違う場面では普通にしずかちゃんの無修正おっぱいが映っていました。

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シャワーシーン

  

かなり不可解な修正基準ですがよーく見てみると、しずかちゃんの乳首が消滅しているのがわかります。

どうやらマレーシアではおっぱいまでがOKで、乳首が映るのはアウトなようです。

勉強になりました。

 

 

そしてマレーシア語でも「のび太の恐竜」における例の名言は載っております。

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のび太「うそだったら鼻でスパゲッティ食べてみせる!」

 

いつか、マレーシア人の方と男の意地を張りたい時が来たときはこちらの言葉をお使いください。

きっとマレーシア人の方にも本気が伝わるはずです。

 

 

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そして裏表紙。

「海外のドラえもんの本買ったけど何処の国のものなのが分からない」場合は、裏表紙あたりに載っている通貨単位を検索してみると何処の国のものなのかは大体わかります。

海外ドラえもん豆知識。

 

 

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カバー折り返し。ドラえもん作品がいっぱい!

 

 

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奥付。読めません。

 

 

そして、その奥付の横でちょろっと見えてるのがマレーシア版ゲットバッカーズの広告です。

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そして何故か烈火の炎マレーシアでは絶賛発売中!

マレーシアで日本のMANGAが人気ってイメージなかったけど、すごいなあ。

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~おまけ~

マレーシア版ドラえもんの巻末についていた漫画の注文リストと思わしきもの。

みなさんはいくつわかりますか?

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D19 地球の歩き方 マレーシア ブルネイ 2016~2017

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