4月1日は『ジャングル黒べえ』のクロンベンボコメッチャラクッチャラホイサッサさんのお誕生日です。
誕生日おめでとう!
さてさて。ジャングル黒べえの最近の話題といえばやはり昨年末にDVD-BOXが発売された事でしょう。
1973年のアニメ放映から約43年の時を経て初のソフト化。
年代だけでいえば、日本テレビ版ドラえもんと同じ頃に製作されたという事になります。こっちのソフト化もまだかな?
僕も生まれる以前にまだ精子にすらなっていない頃の作品でしたが、幻の作品をぜひアーカイブとして手元に置いておきたいという思いと、
「初回限定生産」という悪魔の宣伝文句に惑わされ、ついついDVD-BOXを購入してしまいました。
人生で1回も見たことが無いアニメに3万円近い金額を出す行為。完全に気がくるっています。
しかもその1か月後に出た2万5000円もする「東京ムービー版ウメ星デンカ」のDVD-BOXもほぼ同じ理由で買っちゃったりしてるので、あの頃は完全に気がくるっていました。
おかげで今年の初めはかなり金欠に苦しんだもんです。
で、そんな金欠の中で生まれて初めてアニメの「ジャングル黒べえ」を鑑賞。
43年前のアニメなのにOPをはじめとする全体の作画が凄く動いていたりとか、「黒べえの嫌いな生き物がネズミ」でドラえもんと被っていることにあらためて気付かされたりとか、いろいろと興味深い点がたくさんあったわけですが、
中でも、黒べえの決め台詞「これジャングルの常識!」が漫画発のセリフではなく、
アニメから生まれたセリフだということを恥ずかしながらアニメを見たことで初めて知りました。
リアルタイムで「ジャングル黒べえ」を見ていた方にとっては、それこそジャングルの常識なのかもしれませんが、
藤子F不二雄全集でようやくジャングル黒べえの原作を読めたような世代にとっては、結構意外だったのです。
決め台詞
上の画像のように漫画でもこの台詞を使っている事と、「ジャングルの常識!」という台詞自体は知っていたので、漫画からこの台詞が生まれたんだなとつい勘違いをしていました。
で、その事実を知ったうえで改めて原作を読み返してみたところ、
原作で「これ、ジャングルの常識!」という台詞を喋っている回というのは全てアニメが始まってからしばらく経った頃に描かれたお話なんですね。
ここからは推論になりますが、きっと藤子・F・不二雄先生は連載が始まってから見たアニメ「ジャングル黒べえ」でこの決め台詞を知り、急きょ原作にもその決め台詞を反映させた・・・と想像したのですがいかがでしょうか。
wikipedia情報などでは、アニメ化主導であったこの作品の執筆に藤本先生はあまり乗り気になれなかったということが書かれていたりしますが、
そんな中でも、ちゃんと読者である子供達を楽しませようと苦心する藤本先生の心意気に触れ、アニメ版は元よりも原作版のジャングル黒べえももっと好きになれた様な気がします。
黒べえの誕生日を祝う記事のつもりが、なんかDVDを見た感想記事みたいになってしまいました。ごめんなさい。
とにかく誕生日おめでとう!(強引に締め)
ジャングル黒べえはドラえもんやQちゃんと違って、人間なのか動物なのかがよくわからない所が少し怖いです。
弟の赤べえは外見から見てあきらかに動物っぽいんだよなぁ・・・。