アメリカ版ドラえもん「Doraemon」を見た記録(第1話~第4話まで) - 原子おはじき
アメリカ版ドラえもん「Doraemon」を見た記録(第5話~第8話まで) - 原子おはじき
アメリカ版ドラえもん「Doraemon」を見た記録(第9話~第12話まで) - 原子おはじき
アメリカ版ドラえもん「Doraemon」を見た記録(第13話~第16話まで) - 原子おはじき
アメリカ版ドラえもん「Doraemon」を見た記録(第17話~第20話まで) - 原子おはじき
感想の遅れを取り戻すため「Doraemon」2日連続更新で行きます。
そして、この記事の最後でアメリカ版ドラえもん「Doraemon」について重大発表あり!絶対見逃さないように!
Doraemon #21
#21 EXPERIMENTAL DREAM SCHEMES(のび太の夢物語)
本放送日:2009年1月16日
DVD「TV版NEWドラえもん プレミアムコレクション SF(すこしふしぎ)スペシャル~地底へ、海底へ、夢の中へ」収録
アメリカ版第7話以来の前後編30分もの。
のび太君が好きな夢を見られる道具「ドリームプレイヤー」を使って、やたらCG作画に気合の入った「SF編」をはじめ、
「教訓」「海賊」「ヒーロー」「青春ドラマ」などさまざまな内容の夢を見るもどうもうまくいかず・・・といった内容。
本放送の時も思ったけど、ドリームプレイヤーが故障してからの不気味な展開は今見ても怖かった。
あの白目でフワフワ浮くドラえもんの姿は大人が見ても冗談抜きで怖いです。
☆今回出たひみつ道具
・ドリームプレイヤー(DREAMPLAYER)
Doraemon #22
#22A KING OF THE CAVEMEN(石器時代の王さまに)
本放送日:2006年3月17日
DVD「NEW TV版ドラえもんVol.15」収録
2006年版とリメイク作品である2014年版の2作品ありますが、今回放送されたのは前者の方。
時期的に「日本誕生」を思い出す展開であり、そして「石器時代で今の道具を出して尊敬されたい」というのび太くんの発想がほとんどギガゾンビと一緒なのが面白い。
のび太君にもう少し知恵があったらギガゾンビになれてたんでしょうなあ。
でも、未来の道具が使えても失敗するときは失敗するってのは普段ドラえもんを見ていればわかりそうなもんなんだけどニィ。
あと気になった点としては、のび太君が喋っても古代人には言葉が通じず「キーキー」とサルの鳴き声にしか聞こえないというくだりで、
アメリカ版の音声ではそのサルの鳴き声が「ウキャウキャキャキャキャ」とやたらリアルな猿の鳴き真似になっていたのが面白かったです。
アメリカではあれくらいリアルにやらないと猿の鳴き真似と認識されないのかしら?
#22B THE MOODMAKER ORCHESTRA(ムードもりあげ楽団登場!)
本放送日:2005年7月15日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.6」収録
こちらも2005年版とリメイク作品の2015年版の2作品がありますが、今回放送されたのは前者の方。
音楽を題材にした回なので、音の出ない漫画よりもアニメに向いているひみつ道具といえるかもしれません。
ムードもりあげ楽団の演奏中は、画面が額縁みたいになるのが2005年度版の特徴。
☆今回出たひみつ道具
・ムードもりあげ楽団(MOODMAKER ORCHESTRA)
Doraemon #23
#23A TIME KERCHIEF(タイムふろしき)
本放送日:2005年5月13日
DVD「NEW TV版ドラえもんVol.2」収録
なんか全体的に作画が荒かったりジャイアンやスネ夫の声が少し変だったりでなんか変だと思ったら、この回はドラえもんが現在の声優陣になってからまだ5回目の頃の放送であった。
ちゃんと調べてはいませんが、今のところアメリカ版として放送された中ではこの回がもっとも初期の作品ではないでしょうか。
アメリカ版との違いは特に見当たらず。
#23B A GOOD DEED IN A WEARY WORLD(神さまロボットに愛の手を)
本放送日:2006年10月27日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.19」収録
Aパートでタイムふろしきの回を入れてからBパートでタイムふろしきが出てくる回をやるというお見事な技。狙ってやったのかな?
しずかちゃんの優しさが五臓六腑に染み渡る回でもあります。
☆今回出たひみつ道具
・タイムふろしき(TIME KERCHIEF)
・神さまロボット(HERMIT BOT)
Doraemon #24
#24A MAKIN’TRACKS(恐竜の足あと発見)
本放送日:2006年2月17日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.14」収録
恐竜の足あとの化石を見つけたいのび太君が過去の世界に行き、恐竜の足あとの化石を自分で作ってしまおうとするお話。
結局恐竜の足あとの化石は取れず、残ったのは化石を作ろうとして失敗した自分の恥ずかしい足あとだけが残ってしまったという結果になりました。オチが効いてますね。
そういやこの頃のドラえもんは「のび太の恐竜2006」公開に合わせて、ドラえもんの恐竜関連の話を毎週やっていたような記憶があります。
#24B NOBY THE ROBOT(のびロボは役立たず)
本放送日:2008年10月17日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.38」収録
実にひどいタイトルだが、本編ののび太君もインスタントロボットに対して私利私欲でこき使うというひどい行為をしているので問題なし。
インスタントロボット(ドラえもん)がどらやきを食べようとして失敗するくだりで、
ラストのオチとして画面いっぱいに出てくる「NO MOUTH(口がない)」という字幕テロップと矢印はかなりシュールなので一見の価値ありです。
☆今回出たひみつ道具
・ 年代そくてい機(AGE GAUGE)
・タイムベルト(TIME BELT)
・そくせき岩のもと(FOOTPRINT POWDER)
・インスタントロボット(INSTANT ROBOT)
Doraemon #25
#25A U.F.YO!(未知とのそうぐう機)
本放送日:2006年10月20日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.19」収録
英語版タイトルがひどい。これ、現地だとどういう感じの意味で伝わるんだろう?
ちなみに、字幕タイトルが出てこなかったので確定はできませんが、どうやらこの「U.F.YO!」が「未知とのそうぐう機」のアメリカ版の名前らしいです。
本編ではアザラシ型宇宙人のハルバルさんが登場。言葉が通じなくても伝わるハルバルさんの感情やリアクションの良さが素晴らしいです。
そして、原作では出てこなかった「ハロー宇宙人」の円盤さんが登場するのもポイント。
あれだけUFOを探していたのに結局最後までUFOの存在に気づけないという演出が笑いを誘います。
#25B WHAT DAY IS TODAY?(真夏に冬がやってきた)
本放送日:2009年7月24日
DVD「NEW TV版 ドラえもんVol.45」収録
レンタルDVDで違いを確認。このお話に出てくる「気まぐれカレンダー」は日付を変えると、気候がその日付の季節と同じになるという効果を持つ道具なので、日本の祝日や風習を絡めたネタが多く出てきます。
その結果、このアメリカ版ドラえもんでは日本の祝日とアメリカの祝日をうまくローカライズさせるための必死の編集が加えられています。
例えば、のび太君がママに新しいゲームをねだるというシーンでは、ママが「ゲームを買うのはクリスマスって話し合ったでしょ。あと5か月我慢なさい。*17月のお祝い事なんてアメリカの独立記念日くらいしかないじゃない」と言って、
日本人であるはずのママが当たり前のようにアメリカ国旗を取り出す流れが本当にシュールで面白いです。*2アメリカの子供達は独立記念日にオモチャが貰えるのか!
さらに、親戚のおじさんが来ている事に気付いたのび太君が日付を再びクリスマスに変更。
さっそくクリスマスプレゼントをねだったところ、親戚のおじさんは20ドル札をのび太君に気前よくプレゼントします。
子供のクリスマスプレゼントに現金なんて生々しいなぁと思っていたら、日本版だと本来このシーンはお正月だったようで、
お年玉の風習のないアメリカ向けにローカライズした結果、このようになったみたいですね。
しかし、のび太君がどこでもドアで親戚中からお年玉を貰いに行こうとした際に、どこでもドアの向こう側にかどまつがバッチリ映っているという根本的なミスもあったりするのでそこらへんは要チェック。
終盤の地球が太陽に吸い込まれていく描写もかなり力が入っているのでおすすめです。
☆今回出たひみつ道具
・未知とのそうぐう機(字幕表示なし)
・ほんやくコンニャク(TRANSLATION GUMMY)
・気まぐれカレンダー(ANY DAY CALENDAR)
・宇宙救命ボート(SPACE LIFEBOAT)
さて、約1か月に渡りディズニー・チャンネルにて放送されてきた「Doraemon」なのですが、
この2016年3月14日に放送された第25話をもちまして、いきなり第1話からの再放送に戻ることとなりました。
一応このサイトでは、まだまだ放送されていないお話が多数あるみたいなのですが、とりあえずはシーズン1として放送に一区切りつけるということなのでしょう。*3
第25話に最終回のマークもついていないので、シーズン1の再放送が終わったら再びシーズン2としての放送を続けてくれるかもしれません。やらないかもしれません。
まぁ、とにかく今はこの「Doraemon」再放送を楽しもうかと思います。
またシーズン2の放送がはじまったら、この感想記事の更新も再開するつもりです。
今までこのような拙い文章の感想記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。