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【ドラえもん本レビュー】ドラえもん まんが版ギガゾンビの逆襲 ファミコン攻略ブック

映画ドラえもん新・のび太の日本誕生」公開まであと2週間!

ということで今週も日本誕生関連の本を紹介!

ゲームやったことないのにドラえもんだから」という理由で攻略本だけ持ってるシリーズ第2弾

 

 

 

ドラえもん まんが版ギガゾンビの逆襲 ファミコン攻略ブック

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出版社:小学館

初版発行日:1990年10月10日

定価:420円(税込)

 

 

世界征服を企むあのギガゾンビが帰ってきた!かつての大長編の強敵たちが再び襲いかかる!

君もプレイヤーとなってギガゾンビの野望を打ち砕くのだ!といった内容の作品。

原作の内容を忠実にRPGに反映させた手堅い作りとゲームバランスの良さ、BGMの良アレンジなどでゲーム自体の評価も高く、

こちらの攻略本も他のドラえもんゲーム攻略本と比べてかなり高めのお値段になっていたりします。

 

 

この攻略本の一番の目玉といえば、田中道明先生によるゲーム攻略まんが!

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なんと攻略本のページの半分以上をこの攻略まんがにページを割いているというタイトルの「まんが版ギガゾンビの逆襲」の名に恥じない仕上がり。

これ以降に発売されるドラえもんの攻略本でも攻略まんがを主体にしつつゲームの攻略情報も・・・といったものが多いです。

 

 

田中道明先生絵の美夜子さんやククル君。なかなか貴重な絵です。

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さらに作中では、ステージごとのボスとしてギガゾンビの再生装置で復活を遂げたドラえもん大長編のかつての名悪役たちが出てくるのですが、

 

 

「海底鬼岩城」のポセイドンが物理攻撃で普通にダメージを食らっていたり、

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ポセイドン「すごいパワーだ~~~!」

 

 

「魔界大冒険」の魔王デマオンが普通に銀の矢を食らって死んでたりします。

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デマオン「グエエッ!!」

 

せっかく復活したのに弱体化してるという悲劇!

特にデマオン!おまえの心臓は宇宙に浮かんでるんじゃなかったのか!?なんでダメージ食らってるんだよ!!

こんなボスキャラ見たくなかった!

 

 

でも一番かわいそうなのは最終ステージで出てくる「鉄人兵団」のジュドがギガゾンビよりも弱いという設定にされていた事です。ギガゾンビくらい踏みつぶせるだろ!

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こんな感じでクドクド言いましたが、お話自体は「日本誕生」ではあまり描かれなかったギガゾンビの内面について触れていたりとなかなか面白い内容。

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謎のオリジナルキャラ「テラ」

 

もちろんこの漫画に描かれている設定は公式ではないとはいえ、読む前と読んだ後ではギガゾンビの印象も結構変わると思います。

 もしかしたら今度の新作映画でギガゾンビが何故世界征服を目論んだのかとかそういう内面的なところにも光が当たるかもしれませんね。