SHIINBLOG

【ドラえもん本レビュー】えいがドラえもん のび太の恐竜

えいがドラえもん のび太の恐竜

f:id:genshiohajiki:20160211002612j:plain

出版社:小学館

初版発行年:1987年

価格:400円(税抜)

 

ご存じ「のび太の恐竜」が絵本になった!(約30年前に)

一応初版は1987年となっていますが、自分が持っているのはずっと後になってから増刷されたもの。

この本に発行日が掲載されていなかったためこの本自体はいつ頃作られたのかは一切不明ですが、バーコード部分のISBNコードが13桁で掲載されていたので2007年以降に刷られたものだと推測します。

せっかくの表紙なのに何故か真顔になっているジャイアンもいい味出してます。

 

f:id:genshiohajiki:20160211003031j:plain

裏表紙の既刊本案内だけ見ると、1998年頃発売されたのかな?と思ってしまうラインナップ

 

f:id:genshiohajiki:20160211010339j:plain

さて、この本で注目すべきは、映画「のび太の恐竜」の内容をわずか16ページにまとめ上げているという点。

原作「のび太の恐竜」は190ページもあるので、約12分の1の分量でまとめ上げたという事になります。

しかも子供向けの絵本なので漢字も使えないし、文章も簡単なものにしないといけないし・・・と制約も多い中、映画の内容をうまく既定のページ数に抑えて絵本に取り込むのはかなり大変そうだ。

藤子F不二雄大全集「ユリシーズ」のあとがきで里中満智子先生が、「長編小説である「オデュッセウス」をたったの64ページでまとめた藤本先生はすごい!」と褒めていたことを思い出します。

 

イラストも今では出せない独特の魅力があって良い内容なので、この「のび太の恐竜」もどこかで見かけたら是非とも手に入れておきたいおススメの作品です。

ユリシーズ (藤子・F・不二雄大全集)

ユリシーズ (藤子・F・不二雄大全集)